フジテレビが〝月9〟で初挑戦! 4月スタートの長澤まさみ主演ドラマの脚本を日中韓3カ国で同時製作

 フジテレビは、アジア最大の映像コンテンツ見本市「香港フィルマート」(19日~22日/香港)で、来月4月からスタートする長澤まさみ主演の〝月9〟ドラマ「コンフィデンスマンJP」が、日本だけでなく、韓国・中国を含めた3ヵ国で、同時にテレビドラマ化を進めていることを明らかにした。

 ここ数年のことだが、フジテレビは中国市場において20作品のドラマ・リメイクを実現してしてきた。その中でも脚本家・古沢良太が手がける作品への国際的な需要は極めて高く、今回の「コンフィデンスマンJP」は日本での放送に先駆けて、韓国のKBS‐KDB韓流コンテンツファンドが出資したスタジオ・インビクタスのほか、中国の最大手製作会社が、フジテレビ向けに書きあげた脚本をもとに、それぞれ自国向けのドラマ製作を進行している。

タイトルは、それぞれの国名を盛り込み、「コンフィデンスマンKR」(韓国)、「コンフィデンスマンCN」(中国)となる見込みだという。
ドラマが放送・公開される前に、脚本の段階で、異なる言語圏・文化圏での製作がスタートすることはハリウッドの人気脚本家では過去に例があるが、日本のテレビドラマでは初めて。
「コンフィデンスマンJP」は既に、香港最大の通信事業社PCCWなどを通じて、東南アジア各国に直後配信されるほか、世界82の国と地域での放送・配信が決定している。日本では、4月9日(月)夜9時から放送をスタートする。
因みに、韓国スタジオ・インビクタスは、2016年11月に、韓国放送公社KBSと韓国産業銀行KDBが運営し、韓国輸出入銀行・韓国放送広告振興公社・ミレアセット・KDBキャピタルなどが出資および設立したファンドが、韓流コンテンツの中長期的発展を目的として投資した番組制作会社。映画・ドラマ製作などを幅広く手掛けており「韓国でも人気の高い脚本家古沢良太の作品を韓国ドラマとして制作できることは光栄。また同じタイトルで3つの別のバージョンのドラマを作る新しい試みは、文化の多様性に起因した楽しさを倍増させ、さらに3ヵ国の文化的交流の促進を期待している」としていた。

↓脚本家の古沢良太氏
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今回の試みに脚本を担当する古沢良太氏は「世界中の制作者がよい原作や脚本を探し求めていると年々強く感じていた。そんな中フジテレビが提案してくれたのが、リメイクではなく、脚本をもとに3か国が競作するというアイディア。競い合うことでアジア全体のレベルがより上がれば素晴らしいし、また日本のTVドラマの在り方が国内の視聴率を取り合う時代から次の新たな時代へ進むチャレンジとしても有意義な一歩になれば」とコメント。