〝ライブ会場不足〟と〝チケット転売問題〟を打開!! 設立30周年を迎える日本音楽制作者連盟の新年会    

一般社団法人日本音楽制作者連盟(音制連)は、恒例の新年懇親会「FMPJ NEW YEAR PARTY 2016」を東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルB2階「ボールルーム」で行った。「貸レコード店」の出現をキッカケに設立された音制連は、今秋設立30年目を迎える。現在の正会員数は230社、賛助会員数は70社にもなっている。会場には加盟各社からはもちろん、マスコミ、音楽関係者など1300人が詰めかけ盛大な懇親会となった。
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冒頭、昨年6月に改選された新執行役員が紹介され、続いて門池三則・新理事長(バッド・ミュージック)が挨拶に立った。
「新しい執行部になり原点回帰をテーマに掲げることになりました。その上で共存共栄を大事にしたいと思っています。原点回帰と共存共栄を掲げながらアーティストに関わっている全ての人、会員全体が共存共栄していくこと、ウィンウィンの関係を持ち続けていくことが私の理想であります」
「私もそうでしたが、アーティストにとってライブ活動は重要です。昨年を見ましてもコンサート市場は順調に拡大しています。しかしながらライブ会場である劇場・ホールの不足は深刻になっています。これは〝2016年問題〟とも言われていますが、音楽業界全体で協議を続け対応していかなければなりません」
「そして、さらに大きな問題になっていますのは、インターネットによるチケットの転売問題です。週刊誌の情報によれば、昨年暮れの〝紅白歌合戦〟では、入場整理券が高額で転売され、その整理券で入場しようとした人が入場を拒否されるという出来事が起こったといいます。これは我々にとっても他人事ではありません。何十年もかかって我々が築き上げてきた音楽ファンとの関係や絆が壊れてしまうことにもなりかねません。解決に向けてた早急に対応していきたいと考えています」
「アーティストは1曲1曲に思い、魂を込め、情熱を捧げて活動していきます。その情熱をいかに、ストレートにファンに届けていくことが出来るか…、我々のやることはそこに尽きます。そして、その情熱を次の世代、若いスタッフにバトンタッチしていくことも、業界全体の流れとして考えていかないとなりません。未来を見つめ原点回帰、そして共存共栄。これをこれからの我々のモットーに据え、行動していきたいと思っています」。
来賓を代表して一般社団法人日本音楽出版社協会の桑波田景信会長が挨拶。続いて、乾杯の発声を一般社団法人日本音楽事業者協会の堀義貴会長が行った。堀会長は「昔を懐かしむだけではなく、未来志向で語り合い、共に歩んでいきたい」と述べていた。