松山千春が50代最後で“還暦”最初の全国ツアー。“集団的自衛権は違憲”と持論もさく裂

来年、デビュー40周年を迎えるフォークシンガー松山千春の秋のコンサートツアー「真っ直ぐ」が1日の府中の森芸術劇場どりーむホール(主催=公益財団法人府中文化振興財団)での公演からスタートした。この全国ツアーは千春にとって50代最後で、〝還暦〟を迎える最初のものとなる。12月24、25日の北海道・札幌ニトリ文化ホールまで全国23都市で27回のステージを繰り広げる。東京公演は11月30日、12月1日の東京国際フォーラム・ホールA。  新曲「真っ直ぐ」(10月14日発売)に合わせた全国ツアー。「Look me」で幕を開けたステージは「ナイト・エンジェル」と続く。その後「恋」「君のため作った歌」など懐かしの名曲も披露した。  トークのコーナーでは、先ごろ国会で可決された「安保法案」にも言及し、「法案には賛成の方々も多いと思うが、国会を二分するようなものを論議するには(安倍晋三総理は)急ぎ過ぎ。しかし、法案の集団的自衛権は明らかに違憲」と断言するなど千春節がさく裂した。さらに「自衛隊の方々を軍人にはしたくない」という持論を展開した。 ♪僕が恐れるのは 戦車ではなく 何度もくりかえす 人の心… と、セットリストの中に「兵士の詩」を盛り込んで、切々と歌うなど〝フォークシンガー松山千春〟としての想いをアピールしていた。 因みに、新曲シングルの中からはカップリング曲にもなっている「冷たい雨」と「今日を迎える」などを熱唱した。 また、「我々にとってはラジオ界の怪物のような人だった」という、元RKB毎日放送のディレクターで現在は音楽プロデューサーの野見山實氏の福岡で行われた出版記念パーティーに出席したことも語った。「野見山さんは現在82歳だというが、井上陽水には野見山さんという人が(今でも)見守ってくれている。見守ってくれる人がいるというのは、それだけでも羨ましい。俺にはSTVラジオの竹田(健二)ディレクターがいたが、デビューして間もなく逝ってしまった」と心情を述べた上で「それから39年、俺にはファンの1人ひとりが竹田さんに代わって励まし声援を送ってきてくれた」。 (2時間半、17曲)