オーディオ・ソフト売上げ2000億円割る!! アーティスト別は“嵐”が54億5700万円で2年連続首位!! 関ジャニ過去最高益で2位

㈱阪神コンテンツリンクは、2014年の「オーディオ・ソフト売上動向」を公表した。同調査結果は、ライセンス契約を結んでいる「サウンドスキャンジャパン」(現ニールセン・SoundScan)が全米で構築した音楽市場調査システムを日本仕様に改良・再構築し「サウンドスキャンジャパン(SSJ)システム」として導入したもの。
売上推定している市場は、リアル店舗市場(CDソフト販売店、レンタル店、家電量販店、書籍店)と、Eコマース市場で売上げたPOSデータを合算、全国推定売上数を算出している(スーパー、コンビニエンス・ストア及び通販・訪販、また独占流通商品など特販ルートの売上実績は含まれていない)。
今回公表した売上動向のデータは、14年 (13年12月30日~14年12月29日までの52週間。
と言うことで、まずはオーディオ・ソフトだが――。
14年総売上金額は前年を166億円、率にして7.8%減の1964億9300万円となり、95年からの調査以来初めて2000億円の大台を割り込んだ。一方、販売数量では、前年から972万枚の減少で約8485万枚と、こちらは前年比89.7%と大幅な落ち込みとなった。
続いて、アルバム・シングル別の売上げはどうか。
共に金額・数量は前年を下回った。もっとも、アルバムの金額は前年比7.5%減で、13年の12.4%という減少よりは穏やかだった。しかし、シングルについては前年比で9.9%も下回り過去4年間で最も下げ幅が大きかった。
売上を邦楽、洋楽で比較すると、82:18で、前年の83:17より若干洋楽の比率が高くなった。また、ジャンル別売り上げも邦楽は前年より9.6ポイント下がっているのに対して、洋楽では逆にプラス1・1ポイントとなった。特に洋楽・ロック&ポップスでは3.4ポイントの上昇となった。これはディズニー映画「アナと雪の女王」のオリジナルサウンドトラックが好調な売り上げになったことによる(同作品は日本語曲も含め洋楽アルバムにカウント)。
また、アニメ分野の売上げを前年と比べると、アルバムは14.3ポイント増に対してシングルは18.6%減で、合わせると4.4%の増となった。これは、前述の「アナと雪の女王」の他、「ラヌライブ」「The IDOLM@ASTER」に登場する架空のアイドルなどアニメ内のキャラクターが歌うと言う商品が大量にリリースされていることが好調の要因となっている。
アーティスト別売上金額では人気グループの「嵐」が54億5700万円で2年連続でトップ。さらに昨年に自身のレーベルを立ち上げた関ジャニ∞が過去最高の36億0500万円となり2位、他にもKis-My-Ft2が4位、SMAPが9位とTOP10中4組がジャニーズ系となった。他にはEXILEの後輩の三代目J Soul Brothersが6位、EXILE ATSUSHIのソロ作品が10位。さらにEXILEの妹分、E-Girlsが11位と、EXILE TRIBE全体の活躍が過去最高に目立ったのも大きな特徴。
因みに、売上げ20億円以上のアーティスト数は、12年が10組、13年が7組だったことを見ると、14年の4組は大きな減少だった。
最後にメーカー別で見ると、総合1位は、ソニー・ミュージックエンタテインメントが6年連続でトップとなった。西野カナ、いきものがかりなどの邦楽作品、ワン・ダイレクション、ファレル・ウィリアムスなどの洋楽作品ともにバランスよくヒットしたことが大きな要因だった。
また、アルバムの「総合」ではユニバーサル ミュージックが1位。これは福山雅治のオリジナルや、長渕剛、さらには中森明菜のオールタイムベストなどが大きく貢献した。一方、シングルでは、Kis-My-Ft2、東方神起、SKE48、EXILE TRIBEなどスターの多いエイベックスが1位を獲得した。
洋楽アルバムでは、ユニバーサル ミュージックがダントツの首位。

■アーティスト売上げ
1 嵐  54億5700万円
2 関ジャニ∞  36億0500万円
3 AKB48  35億7800万円
4 Kis-My-Ft2  33億6600万円
5 安室奈美恵  19億9500万円
6 三代目J Soul Brothers  17億1300万円
7 東方神起  15億9400万円
8 福山雅治  15億0200万円
9 SMAP  14億8700万円
10 EXILE ATSUSHI  14億4600万円
11 E-Girls  12億4500万円
12 BUMP OF CHICKEN  12億2600万円
13 西野カナ  12億1200万円
14 少女時代  11億6300万円
15 May’J  11億5300万円
16 u’s  11億2300万円
17 Hey! Say! JUMP  11億1400万円
18 NMB48  10億3900万円
19 竹内まりや  10億3900万円
20 クリスハート   9億6600万円
合計        369億9800万円

■メーカー別占有率
1 ソニー・ミュージックエンタテンメント  15.5%
2 ユニバーサルミュージック  15.1%
3 エイベックス・グループ・ホールディングス  14.3%
4 キングレコード  4.8%
5 ワーナーミュージック・ジャパン  4.7%
5 ジェイ・ストーム  4.7%
7 JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント  4.2%
8 ポニーキャニオン  3.1%
9 ランティス  2.7%
10 日本コロムビア  2.6%