“盆と正月が一緒に来た” ――吉川銀二8年振り“俳優復帰”第一弾映画が「モントリオール世界映画祭」正式招待作品に!!

誕生日は、幾つになっても嬉しいものである。
あの吉川銀二も童心に戻ったような表情ではないか…。普段だったら銀ちゃんとケーキなんてイメージが重ならないが、6月20日の誕生日だけは…である。
しかも、銀ちゃんにとって今年の誕生日は特別なものとなった。
image0013.jpg何と、銀ちゃんが06年の「WARU ワル」以来、実に8年ぶりに”俳優復帰”した記念作品ともいうべき?映画「東京〜ここは、硝子の街〜」が、8月21日からカナダのケベック州のモントリオールで開催する「第38回モントリオール世界映画祭」に正式招待作品として選出されたのだ。
「モントリオール世界映画祭」というのは、カナダでは最古の国際映画祭(1977年にスタート)で、国際映画製作者連盟(FIAPF)が公認するコンペティション形式の映画祭。何と言っても「カンヌ国際映画祭」や「ベネチア国際映画祭」、そして「ベルリン国際映画祭」なんかと並ぶ世界映画祭である。
その映画祭に正式招待作品として選出されたのが「東京〜ここは、硝子の街〜」。
「ありがとう眞紀子さん」の著書で知られる小説家で演出家の寺西一浩氏が監督した。
寺西監督によると「人やモノ、情報などが溢れ返る東京を舞台に男の視点で本物の愛や友情、正義を描く作品」だと言う。
で、見所は?
「東京ガールズコレクション」の”男性版”として昨年から開催されている「東京ボーイズコレクション」の映像も盛り込みながら、”男性文化”を寺西監督の世界で描いているという。主演はミュージカル「テニスの王子様」で活躍する木村敦と人気カリスマ・モデルのGOX. JK。他に元オセロの中島知子や内山麿我、人気読者モデルの藤田富らが出演しているが、その中に銀ちゃんも…。
いや、それにしても8年ぶりの”復帰第一弾”が、いきなり世界有数の映画祭に正式招待作品として選出されるとは、ある意味で「強運の持ち主」かもしれない…。
しかも、今回はオバマ米大統領も出席するなんていう情報もあり、例年以上に盛り上がりそうだ。
因みに、寺西監督は初監督作「女優」が「第15回上海国際映画祭」と「第25回東京国際映画祭」に正式招待作品として選ばれた。で、今回、2作目の「東京」で「モントリオール世界映画祭」とは、実に快挙である。
そんなわけで、今回は寺西監督も駆けつけ、銀ちゃんの誕生日を祝った。
欽ちゃんの誕生日と映画祭…まるで盆と正月が一緒に来たみたいだと盛り上がった。
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それにしても今回、映画に出演するキッカケは何だったのか!? 銀ちゃん曰く
「生前に親しかった(俳優の)力也さんや(作家の)真樹日佐夫先生から『俳優として今一度頑張ったらどうか』って言われていたんだよ。ただ、その時は気持ちがハッキリしなかったが、今年は、お2人が亡くなって三回忌を迎えた。お世話になった恩返しのつもりで今一度俳優として頑張ってみようと思った」。
…で、悩みに悩んで選んだのが映画「東京〜ここは、硝子の街〜」だった。
「当然、最初は断った」そうだが最終的には「寺西の熱心な態度に折れた(笑)」と言う。
しかし、出演を承諾した背景には、やはり前述したように、師弟関係にも近い付き合いだった真樹日佐夫さん、そして親友だった力也さんの存在があったことは確か。
「真樹先生からは『役者の吉川銀二を見たい』と言われた。その真樹先生、さらに力也さんまでもいなくなってしまって、何か後悔のようなものが残っていた。そんな時に寺西から映画出演のオファーがきたわけ。改めて思い返すとタイミングがよかったのかもしれない。ま、久しぶりの映画復帰だし、俺としてはイメージチェンジを図りたい気持ちもあって出演を承諾したんだよ」
イメチェン?
イメチェンを図る銀ちゃんの役柄とは?一体、どんな役なのさ…。
「木村敦の演じる役の父親役」。
映画の中で木村は、いわゆる同性愛者の役だと言う。
「父親は、そういった息子を何とか真っ当な男にして自分の後継者として育て上げる…」
のだとか…。
要は、この映画の中で銀ちゃんの役は「男性文化の象徴」らしい。
男性文化の象徴?
「早い話がヤクザの親分だよ」
「?」
何だ、イメチェンと言うから興味を持ったが、やっぱり”ヤクザ役”じゃないか!!
「いやいや、真樹先生や力也さんのキャラを役者道で自分なりに受け継いでいこうと思っているわけだよ。どんなキャラかって!? そうだな…イメージ的には任侠モノで葉巻の似合う男かな…。葉巻を持った姿は、おそらく力也さんよりも自分の方が似合っていると思うんだけどね」。
公開は今秋を予定。
映画祭には銀ちゃんも出席すると言う。赤じゅうたんを歩くのか?注目である。
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第38回モントリオール世界映画祭の祝賀会は、9月13日に、東京・築地の浜離宮朝日ホールで開催される映画「東京」ジャパンプレミアにて行われる。ジャパンプレミアへの出演者は、主演のJKの他、中島知子、吉川銀二、内山麿我、藤田富、マルコス、引地敬澄、藤井ケイン、荒井久美子、田島令子ら。