投票率ワースト記録更新は免れた千葉県知事選…大きな争点もなく“青春の巨匠”森田健作が123万票で圧勝!!

一時は投票率のワースト記録更新か!? とも言われた千葉県知事選挙だったが、記録更新だけは免れたようだ(97年の知事選が28.67%で最低投票率だった)。
千葉県知事選挙は、17日に投開票が行われ現職の“青春の巨匠”森田健作が当選した。他に千葉大名誉教授の新人・三輪定宣(みわ・さだのぶ=75歳・共産党推薦)と会社経営の佐藤雄介(さとう・ゆうすけ=31)が立候補していたが、ハッキリ言って論外。
森田には自民党や公明党の他、みんなの党、日本維新の会などが推薦や支持を表明、天地がひっくり返っても森田の当選は確実だった。
以前も書いたが、4年前の知事選挙は酷いものだった。当選した途端に「完全無所属」で立候補したことを叩かれ、県議や市民ら850人によって組織された「森田健作氏を告発する会」には公職選挙法違反(虚偽事項の公表)の疑いがあるとして千葉地検に刑事告発された。今では誰もが「当然」「当たり前」となった「東京アクアラインの通行料800円」も、批判のオンパレードだった。
あれだけ大騒ぎしておきながら、今回の千葉県知事選は批判ゼロ。全く無風状態での当選である。森田は、持論で「出る釘は打たれるが、出過ぎた釘は打たれない」なんて言っていたが、全く、その通りかもしれない。いずれにしても、今回の当選で森田は「魅力ある千葉県を作る――千葉ドリーム」なんて言っていた。アクアラインの通行料800円の恒久化はもちろんだが、県内の道路整備も急務になっているようだ。また、父親が警察官だっただけに「安心、安全な生活のために防犯に力を入れたい」そう。これは、ぶっちゃけ千葉県警は気がたるんでいるだけに喝を入れないとダメである。さらに「次の時代を担う子供たちが、千葉県民であることに誇りをもつようにしたい」とも。
いずれにしても、これは「公約」と言っても、どっちかといったら「取り組み」と言った方がいいかもしれない。確かに、最大の公約だった「アクアラインの通行料800円」は実現、木更津には日本最大のアウトレットまで出来て、この地域での雇用も広がっている。批判の一つも言いたい人もいるだろう。が、何だかんだ言っても、やることだけはやってきたことは確か。
ま、対抗馬の1人だった三輪氏は、教育改革や体罰問題を掲げている他、いわゆる「原発ゼロ」を目指した自然エネルギーの活用などを訴えていた。が、正直なところ、これじゃ森田との争点にはならない。何のために立候補したのか…有権者もシラケるばかりだ。
holiday-P3170211.jpg
それにしても、今回の千葉県知事選。NHKは投票の締め切った8時に「当確」を打った。いくらなんでも早すぎる…。で、森田は8時から万歳をやり、ダルマに目玉を入れ、会見。何とその全てが20分で終わってしまった。それどころか選挙事務所は8時半に閉めてしまった。これが、首都圏――千葉県の知事選挙なのだろうか…正直言って、そっちの方が驚きが大きかった。
ま、そうは言っても、この選挙戦のように県政も平穏に進めばいいのだが…。

※最終投票率31.96%で前回を13.6ポイントも減らした。
確かに「投票先がない…」という人もいただろう。しかし、今回の獲得票は…
森田健作  123万 137票
三輪定宣    28万8762票
佐藤雄介     4万7559票
前回の09年に森田が獲得した票は101万5978票だった。
投票率は下がっても獲得した票は前回よりもアップしていたことになる…