東日本大震災から2年…松山千春と南こうせつ、伊勢正三が被災地・仙台サンプラザで復興支援コンサート

東日本大震災から、まる2年目を迎えた3月11日――フォーク歌手の松山千春、元かぐや姫の南こうせつ、伊勢正三が被災地の一つ宮城県仙台市の仙台サンプラザホールで震災復興支援コンサート「あの日をわすれない2013〜春一番コンサート」を行った。ステージは冒頭1分間の黙とうを行い、出演者それぞれがヒット曲や名曲を披露、最後は3人が揃ってそれぞれのヒット曲を力一杯熱唱し会場を沸せた。
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「あの日をわすれない2013〜春一番コンサート」は、東日本大地震や、その後の津波で被災にあった宮古、大槌、釜石、大船渡、高田…そういった被災地で、定期的にアーティストのコンサートをやろう、被災地の人たちに安い金額でコンサートを楽しんでもらいたいという願いから企画されたもので、震災1年目の昨年に続いて2回目の開催となった。
「大地震、そして津波に襲われた時は驚きと恐怖、そして哀しみでいっぱいだった。それから2年目のこの日に仙台でこうせつ、正やんと一緒にこういったジョイント・コンサートが出来ることを嬉しく思っている」と出演者を代表して千春。
このコンサートが他とは違っているのは――通常、チャリティーコンサートの収益金というと、大体が被災地や日本赤十字などに寄付することを目的としている。が、このコンサートの場合は違う。もっと現実的で、その収益金は岩手や宮城、福島など震災の被災地でコンサートを定期的にやり続けるための「資金」にしていくのだという。コンサートを主催する地元・仙台のギルドネクストの佐藤哲社長によれば、今年は被災地で「40本のコンサートを予定している」とか。
確かに、被災地でコンサートを行う場合、必ず地元のイベンターが関わる。ところが、そういった地元のイベンターも震災で被害にあっている。「被災地でコンサートをやり続けるためには、まずはイベンターを支援してコンサートの出来る環境を整えることが大切」というわけだ。しかも、現実的に被災地でコンサートをやるとなると「赤字になる」。で、その赤字の補てんとして企画したのが今回のコンサートと言うわけだ。いずれにしても、これまでにない形態の異色の支援コンサートであることだけは確かだ…。
ところで、話はコンサートに戻るが、仙台サンプラザはキャパ2200席。その会場は立ち見も出るほどの盛り上がりとなり、キャンセル待ちも1000人を超えたほどだった。
千春とこうせつ、そして正やんが登場、かぐや姫時代の名曲「僕の胸でおやすみ」で幕を明けたステージ。ヒョウ柄の衣装で登場した千春に、こうせつは「復興を支援するコンサートに、その衣装は…」と言うと、千春は「これは瓦礫だと思って欲しい」「まだ、何も手つかずの瓦礫なんですよ。オレはメッセージシンガーですから…」と答えていた。
そのステージは、トップバッターの千春が「こもれ陽」や「君に」「長い夜」など5曲、こうせつは「青春の傷み」「星降る夜」「夢一夜」「うちの父さん」など7曲、そして正やんは「置手紙」「なごり雪」「あの唱はもう唄わないのですか」「ささやかなこの人生」「海風」など6曲を歌い、後半は、3人で、かぐや姫の大ヒット曲「神田川」「赤ちょうちん」「妹」、さらには「22才の別れ」などを歌い、最後は「大空と大地の中で」で締めた。しかし、「神田川」「赤ちょうちん」「妹」のヒット曲を立て続けに歌うのは、かぐや姫時代を通しても初めてのケースだったかもしれない…。
ところで、この復興支援コンサートは、あす13日には被災地の岩手県の岩手県民会館で千春、伊勢正三、そして由紀さおりらが出演して行われ、15日には震災と原発被害の両方に苦しむ福島県の郡山市民文化センターで千春、伊勢、八神純子らが出演して行われる。
そして、もう一つ。