映画プロデューサーの若杉正明氏に大手都市銀行まで…。大阪国税局や大淀税務署などにも多額の未払い!!(5)

「映画を作る」と言ってカネを集めておきながら、全く映画を作らず「これじゃ詐欺だろ!!」と言われ始めた映画プロデューサー、若杉正明氏。
「詐欺師」か「ペテン師」なのかは知らないが、若杉氏は、制作会社「ビーワールド」をはじめ、いくつもの会社を作ってカネをかき集めていたことは確かである。
もっとも、映画プロデューサーとしては「クライマーズ・ハイ」や「血と骨」をはじめ「泣くもんか」「カムイ外伝」「秋深き」などを作ってきた。そういった部分では評価されるべき点もある。
しかし、である。
若杉氏が、その映画制作の裏でやってきたことは、実に無茶苦茶だった。特に、ここ2年ぐらいは、前記したように「詐欺」「ペテン」のようなことばかりである。まあ、それなりの映画プロデューサーとしていい思いをしたのだろう、夢よもう一度…って感じだったのかもしれない。
例えば…。映画主題歌を決める時なんて、あるアイドル歌手を前に
「今度、主題歌で流してやるよ」
「CDを聴いてください」
「じゃ、ボキちゃんの家で一緒に聴こうか…」
「その前に、まず聴いてもらえますか?」
「それじゃ、適当に聴いとくよ」
なんて、チャラ〜イ言い方をしていたとか。何でも、これが若杉の「女の口説き方」だったらしい。
因みに、自分のことを若杉は「ボキちゃん」とか「ボクちゃん」と呼んでいたらしい。「ボキちゃん」とは、「飛んだカップル」で轟二郎がやっていた役らしいけど、こんな人間に平然と出資していたこと自体も情けないだろう…。
しかも、若杉氏に携帯電話をかけると、なかなか電話口に出てこなかったという。実は、それはわざと電話に出ないだけで、その理由は
「ボキちゃんは、スーパー・プロデューサーだから…。スーパー・プロデューサーは簡単に電話には出ないんだよ」
なんて嘯いていたという。
とにかく、こんな人間に都市銀行を中心に多額の融資をしていた。貸し渋りが問題になっている中、よくぞ…という話である。その実態は…。これは、平成22年1月までの金額であるが…
みずほ銀行=4億1700万円、三井住友銀行=6億3714万円、三菱東京UFJ銀行=1億4319万円、りそな=3億4256万円、近畿大阪銀行=1855万円、池田銀行=2167万円、京都銀行=2530万円、摂津水都信用金庫=1568万円、大阪信用金庫=857万円、芝信用金庫=2794万円など、合わせて16億9210万3250円。
この他に、ファイナンス関係もソニーファイナンス=4200万円や住信松下=2700万円など数社から7389万円の融資を受けていて現在、返済を請求されているが、そんなの返せるはずがない。
驚くのは、未払いが国税ににもあることだ。
大阪国税局に3683万円、大阪。大淀税務署に205万円、その他、地方税や市民税などは約1000万あるし、社会保険料の未払いも約1200万円相当ある。これって異常なことじゃないか?しかも、これは2年前の話。現在は…。
おそらく、70〜80億円ぐらいの未払いがあると推測されるが、その実態はもはや知る由もない。若杉氏自身も分からなくなってしまっているんじゃないかと…。いやいや恐ろしい。
それにしても、銀行が、若杉氏に、これだけ融資すると言うのには何か、裏があったのかもしれない。誰か政治家がついていたのか?いや、口利きがなくて、これだけの銀行が貸せるわけがない。
実に謎の深い話である。
【つづく】

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