暴力団排除条例でどうなる「紅白」出場歌手!!潔白でも当落線上で落選した演歌歌手は真っ青!?

大みそ日恒例「第62回NHK紅白歌合戦」の出場者が注目されている。
特に今年は10月1日に全ての都道府県で施行された「暴力団排除条例」で「暴力団と関係の深かった歌手が落選する可能性がある」といった情報が業界内を駆け巡っているだけに別の意味で注目度が増している。しかも、NHKの松本正之会長なんかが、「紅白」出場歌手の選考について「万が一でも暴力団との関係が判明した場合は出場を解除する」なんてことを言うもんだから余計に気にしてしまう…。
今年の「紅白」は、10月の始めに応援団として、いち早くAKB48とテリー伊藤の起用が発表され、その後、司会者に人気アイドル・グループの嵐と女優の井上真央が決まったことから、視聴者の関心は「例年以上」のようだ。特に、司会者の発表後は異常な盛り上がりとなっているみたいで、観覧希望者は過去最高の126万4923通なんだとか。これまでの最高は、04年の75万9722通。そういった意味じゃ今年は一気に50万通も増えた格好だ。
こういった視聴者の盛り上がりの一方で業界内に暗い影を投げかけているのが「暴力団排除条例」の施行後のNHKの動き。要は、”闇社会”との関係を断ち切れない芸能界の面々に向けられたもので、しかも「今年の『紅白』の出場者が民放テレビ局にも大きな影響を与える」と言われているからだ。
しかし、大なり小なり”闇社会”とか”黒い社会”と言われている暴力団と芸能界との関係というのは歴史的なものがある。特に、演歌歌手との関係は深いものがあると言われている。
ところが、条例施行で、突然にNHKや民放連に対して警察庁から「リスト作成の通達があった」とか、NHKは「紅白」出場者の選考にあたって「(問題となる歌手を)リストアップしている」「身体検査を始めた」とか…。これじゃ、業界が混乱するのは当然だろう。
で、果たして今年の「紅白」はどうなるのか?
ハッキリ言って「巷で言われているような暴排条例による落選歌手はない」と断言したい。
だいたい、条例自体にも問題があるが、この問題は一歩間違えたら人権にも関わりかねない非常にナーバスなものだ。正直言って、犯罪性もない中で、NHKが(暴力団と)単に付き合っていた、関係が深いということだけで「アウト」と決めつけてしまったら大変なことになる。本来、NHKが「紅白」出場に対して覚え書きなんかを交わすこと自体にも問題がある。単なる責任逃れに過ぎない。そもそも、そんなNHKに「決断」も出来るはずがない。
それ以上に、そういった判断を警察がNHKに求めていること自体が道理に合わないのではないか。歌手だって自ら辞退なんかしたら逆に疑われる。
いずれにしても、今年の「紅白」は最震災からの復興とか支援をテーマにしていて「歌で元気づけよう…」と言っている。そんな中、こんなことで右往左往しているようでは情けない。
そういったことから北島三郎や細川たかし、五木ひろし、川中美幸、小林幸子といった演歌勢の出場は堅いだろう。さらに言うなら、今年の年末にNHKが放送を予定している「紅白」の事前番組には、司会者に五木ひろしと小林幸子が決まっている。そういった意味じゃ、少なくとも五木と小林は決まった。しかも、小林幸子なんて、わざわざ結婚までして話題作りをしている…。「紅白」出場に賭ける意気込みは半端じゃない!!
もっとも、今年は、例年と違って企画主旨も鮮明なだけに出場歌手も変わってくる。そういった意味で考えたら、暴排条例なんかとは関係がなく出場枠で演歌勢が厳しいところはある。
だいたい、今年は芦田愛菜はもちろんだが、松任谷由実や長渕剛、さらには松田聖子も10年ぶりの出場が内定していると言う。他にも千昌夫やさとう宗幸といった被災地出身の往年の歌手も出場が噂されている。洋楽では、ここにきてセリーヌ・ディオンなんて名前まで出ているほどだ。そういったことから当然、出場枠も限られてくるだけに「演歌歌手や当落すれすれの歌手にとっては暴排条例なんかで外されると言うより、当落線上で争って落選する方がよっぽど気になっているはず」(業界関係者)。
ま、今年は風潮的に当落線上で落選なんかしたら、いくら潔白でも何を言われるか分からない。そっちの方がドキドキだ!!