演歌の五木ひろし&フォークの松山千春…テレビでは観られない異色のコラボ・チャリティー!!

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演歌の五木ひろしとフォークシンガーの松山千春のジョイント・コンサートが東京・中野サンプラザホールで行われた(もっとも、コンサート自体は「五木ひろしコンサート」と銘打っているが…)。
正直言いて、普段は音楽の記者をやっていても演歌のコンサートには行かない。昔は、たまーに行くことはあった。最近で行ったもので記憶があるとしたら、“ご当地ソングの女王”と言われる水森かおり…ぐらいだったかもしれない。行くチャンスがなかったわけじゃないのだが…。しかし、今回は千春が出ると言うことで行った。そうでもなければ、五木のコンサートも行かないで、このまま人生が終わったと思う。ま、何事もキッカケである。しかも、演歌のコンサートの楽屋に入ったってのは、余り記憶にない。そういった意味では実に貴重な体験だった。
もっとも“ナマ五木”の感想は?と言われても、それは困る。あえて言うなら、さすがはベテラン演歌歌手と言うだけあって、歌はうまい。歌に説得力はある。歌は“言霊”だと、改めて感心した。そうでなければ、ここまで歌ってこれないだろう。
で、本論の千春とのジョイントは…。
今回のコンサートは、もちろん、東日本大震災の被災地支援を謳ったチャリティーコンサート。五木によれば、昨年の夏に、北海道で行われたニトリ主催のゴルフコンペで千春と会い、改めて意気投合。「何かあったら一緒に…」と約束していたらしい。そこに、今回の大震災。五木は「何か自分に出来ることはないか」と思い続け、その中で千春に電話をかけコンサートの提案をしたところ、二つ返事でOKが出たとか…。で、今回のコンサートが企画されたのだと言う。
そんな企画に対して千春は
「チャリティーなんて、ハッキリ言って偽善でしかない。しかし、その偽善も何度も続けて行けば、伝わるものもある。そういった偽善だったら、これからも協力したい。頑張って、これからも続けて欲しい」
と千春流に激励していた。
千春のステージは「です。」や「長い夜」を歌ったが、千春のコンサートは、振り返れば20数年ぐらい観てきたが、ギター1本の弾き語りで「長い夜」を聴いたのは初めてだったかもしれない。思い出せなかった…。
他に、千春が五木の「夜空」や「待っている女」を歌えば、五木は「恋」や「季節の中で」を歌い、他にも故・美空ひばりさんの曲で「リンゴ追分」「津軽のふるさと」を熱唱した。さらに、最後は、千春の書き下ろした作品で、五木もカバーしている「慕う」を共演した。
いずれにしても、五木も千春も歌唱力は文句ないだけに、安心して聴くことのできるコンサートだった。それ以上に、五木と千春のステージは、テレビでは絶対に観れないコラボかもしれない。