いきものがかり初の横浜スタジアム2DAYS、地元の先輩・TUBE前田亘輝も飛び入りコラボ!!

いきものがかりの初の横浜スタジアム公演「いきものまつり2011 どなたサマーも楽しみまSHOW!!!」を観に。昨夜と今夜で2DAYSの横浜スタジアム公演は6万人を動員した。
昨夜はビデオで小田和正が”開会宣言”をしたが、今夜はTUBEの前田亘輝。もっとも小田はビデオだけの登場だったのに対して、前田はビデオだけではなく、何と”前座”で登場し「シーズン・イン・ザ・サン」を歌った。いきものがかりの先輩である前田としては、まさに太っ腹の登場である。確かに、いきものがかりにとって前田は先輩である。アーティストとしても、横浜スタジアムでのコンサートも先輩だ。しかも、前田は厚木市で、ボーカルの吉岡聖恵と一緒。でリーダーの水野良樹と、もう1人の山下穂尊は隣の海老名市。そういった意味じゃ、同郷の先輩と後輩でもある。もっとも前田に言わせれば「俺は厚木市でも都会の方、アイツらは田舎」だという。妙な優越感であるが、しかし、前田は、アンコールでは、いきものがかりと「あー、夏休み」までコラボしていた。大したものである。小田にしても、前田にしても、いきものがかりと同じソニーミュージックのアーティストとは言え、こういったコラボというのは素晴らしいと思った。
ところで、コンサートについては、どうせ、あしたのスポーツ紙とか何かに載るだろうから、何だかんだと書いても意味はないから割愛するとして…。
いきものがかりのライブは、昨秋12月の名古屋公演以来、実に7ヶ月ぶり。その間、曲作りだとか何やらで、実質的にCD発売はもちろんテレビ出演やライブ活動は中断していた。
しかし、今の世の中の流れは、本人たちは「マイペースで行きたい」と言っても、待っちゃいない。実に早い。こういった部分で、あるいはアーティストと、我々のような業界人には差が生じてくるのかもしれないが…。
だが、昨秋11月3日に発売した初の2枚組ベストアルバム「いきものばかり〜メンバーズBESTセレクション〜」が、せっかくミリオン――130万セット(枚数にしたら2枚組だから260万枚になる)も売れたんだから、正直言って、この半年間というのは、あらゆる部分で「もったいなかった」というのが正直な気持ちだ。本来なら、このCD不況の中のアルバム・ミリオン・アーティストとして踏ん張り時だった。頑張るべきだった。気持ちとしては、今年は2月と5月に、それぞれシングルを出し、そのシングルでオリコンチャート1位を獲得し、アルバム・ミリオン・アーティストとして不動の地位を築くべきだっただろう。結局、彼らはアルバム・アーティストとしては実績を積んでいるが、現時点ではシングルでは1位が未だにないアーティストなのだ。
確かに昨年のNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌だった「ありがとう」は、1位を狙えたはずだったが…。ま、過ぎ去ってしまった話はいいとして。だったら6年目の第1弾は、あらゆる部分で1位を狙って欲しかったというのが個人的な思いだ。しかし、今回の新曲「NEW WORLD MUSIC」は、フジテレビ「めざまし!テレビ」のテーマ曲にもなっているのだが、これが、僕の感性では何度聞いてもピンとこないのだ。これはチャートでは、よくて初出場4位。もしかして5位と言ったところか。これじゃ、アルバム・ミリオン・アーティストとしては、ちょっと寂しい。まあ、ファンは気にしないだろうが、業界内での見方は、やや厳しいってことで…。
ところで、今回のコンサートでよかったこともある。半年間もライブなどの活動を休んでいて、今回のコンサートの中で3月11日に起こった東日本大震災について「被災地支援」とか「チャリティー」とか、あるいは「義援金を下さい」なんて言わなかったことだ。リーダーの水野が「今年は、大きな出来事があったが、いきものがかりは3人で話し合い、これまで通り、いい音楽を届けていきたい」と淡々と、自分たちの方向性を語っていたのは実に評価出来た。もし、今になって、時流に流され「収益金を寄付します」とか「チャリティーにご協力ください」なんて言ったら、「お前たちもか!このアホ!」と言っていたかもしれない。
いずれにしても、コンサートも素晴らしかったし、あのステージでチケット代の6300円は安いと思った。