友人の設立したネットを使ったエンタテインメントのマーケティング新会社。第1弾アーティストはRIZEとSAYUKI

業界の友人に溝口浩司という男がいるが、彼が今度、「C.E.United Inc.(シー・イー・ユナイテッド)」という新会社を設立したと連絡してきた。何でも、インターネットを中心にしたワールドワイドなエンタテインメントのマーケティング新会社らしい。東日本大震災と大津波でエンタテインメント業界はガタガタになっている中で、何とも攻撃的な…。実に感心する。が、彼の理論は、この空前とも言える大震災によって今後、内向きだった日本人の視野が広がり、再び海外に目を向けるようになってくるんじゃないかと言うのである。ま、彼の”ヨミ”だから正直言って、何とも言えないが…。
で、彼の設立した新会社というのは、米ニューヨークのエンタテインメント・マーケティング会社「ビッグ・アップル・スタイル・マーケティング社(BASM)との包括業務提携をベースに、同社が戦略緒パートナーシップを結んでいる世界各国の各種メディア、コンテンツホルダーとの連携によって日本の有用コンテンツ・アーティストの効率的な海外進出をはじめマーケティング戦略立案、展開コーディネーション等のサポートを図っていくのだと言う。
 経営的には、かつてソニー・ミュージックエンタテインメントで、インターネット事業をはじめZepp Tokyoをはじめとするライブハウス事業を手がけてきた秦幸雄氏(元SMEコーポレートエグゼクティブ、ネット&メディアグループCOO)をエグゼクティブ・アドバイザーに迎えている。彼によれば
「真のグローバリゼーションが間もなくやってくる。既存のレコード会社を中心とした音楽産業構造も大きな見直しを迫られている。そういった中で新会社はJTB、SoftBank、MTV Japan、AOL Japan、 e‐Plus、EMI Music、Lawsonなどにおける実際の各種事業立上げ、再生他実践的なスキル、見識、情報、経験等をベースに、i‐Phone/App‐stores、Android Marketsなどのアプリ他オフショア開発の専門集団”VITALIFY ASIA”や幅広いインターネット事業を展開するAKARAG合同会社、エンタメ関連営業展開に多くの実績を誇る縁など、各有用スペシャリティ企業とのフレキシブル、有機的なプロジェクト展開によって、アフィリエート、B2C/B2B2C、クロスメディアプロモーション、デジタルコンテンツ、イーコマースなどに関する実践的なビジネスコンサルテーション・インキュベーションに協力を図っていく」
と言う。いやいや、話だけを聞いていたら難しい。
いずれにしても「アーティスト開発、プロモーション関係」ということでは
★RIZE(97年夏結成、00年8月デビュー。日本を代表する3人組ミクスチャーロックバンド。完璧なライブ演奏力とサウンドクオリティには提供があり、ワールドワイドでの展開が期待される次世代を背負うリアル・ロックのリーダー的存在)
★SAYUKI(正統派R&B・ブラックコンテンポラリーアーティスト&コンポーザー。 NYでの生活体験・音楽活動、ファッションモデルとして培ってきた独自のセンス、そして大人の音楽テイストに満ちたSAYUKIサウンドを日本国内だけでなく世界の音楽ファンに向け、11年春より本格再スタート)
の2組が記念すべき”設立第1弾プロデュース・アーティスト”として決まっていると言う。具体的には4月20日からMusic.jpで独占先行配信を行う他、6月からは全米MTVや米国の20を越すラジオ局で集中オンエアー展開を図っていくと言う。
 因みに、彼とは矢沢永吉の所属事務所の社長の紹介で出会ったが、実際にはChar(チャー)の大ファンだそうで、Charと仕事をしたくて音楽業界に入ってきたのだという。しかし、その職歴には驚く。まず86年4月に入社した横浜ゴム(タイヤ北米事業部北米企画部配属)を皮切りに、92年には日本交通公社(市場開発室〜JTBモチベーションズ〜マルチメディアEC推進チーム)、00年にソフトバンク・メディア&マーケティング (事業企画局シニアマネージャ)、同年、MTVジャパン(事業開発室室長)、02年にイーアクセス(AOLジャパン〜ドコモAOL本部 /コンテンツ本部/シニアダイレクター)、04年にリアルネットワークス(ミュージックサービス事業部SVP)、05年にエンタテインメント・プラス(事業開発本部・統括本部長)、07年にEMIミュージック・ジャパン(事業開発本部・本部長)、09年にローソン(エンターテイメント・サービス本部・本部長補佐)などを歴任…。とにかく会うたびに名刺の
変わる男であった…。