美空ひばり×松山千春…コロムビア創立100周年記念で千春がひばりさんの「津軽のふるさと」カバー!!

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歌謡界の大御所対フォーク界の大御所の異色対決!! コロムビアの創立100周年を記念してフォーク・シンガーの松山千春が、故美空ひばりさんの名曲「津軽のふるさと」をカバーしシングル発売することになった。千春がひばりさんの作品をカバーするのは初めてだが、ひばりさんのカバー曲をシングル発売するのはコロムビア100年の歴史の中でも初めてのケースだろう。

コロムビアは、日本国内では最古のレコード会社。明治43年に創立され、あす10月1日に100周年を迎える。同社では、100周年を記念し社名も現在の「コロムビアミュージックエンタテインメント」から、元の「日本コロムビア」に戻し、心機一転の再スタートを切る。マークも旧態に戻すという。一時は、米国のリップルウッドに買収され「外資系」になったものの、今年に入って国内IT関連会社の「フェイス」が大株主になった。

そういった中、100周年に相応しい企画として、準備されてきたのが同社の“顔”とも言うべき存在の美空ひばりさんと松山千春の夢のコラボレーション。しかも、千春は、ひばりさんのカバー曲を通算67枚目の“新曲”として発売する。

同社の100周年の企画として千春の元に持ち込まれたのが半年前。千春は、ひばりさんの作品を歌うことに二つ返事で了承した。ひばりさんの作品は過去にライブでは歌ったことがあるが、CDとしてレコーディングするのは初めてだ。

コロムビアから届けられた大全集を連日聴き、1500曲にも及ぶ“ひばり作品”の中から選んだのが「津軽のふるさと」と「ひばりの花売娘」「東京キッド」「悲しい酒」の4曲だったという。その中でも、千春は「津軽のふるさと」をメーン曲に選んだ(シングルには4曲収録される)。

同曲は53年(昭和28年)に発売された作品だ。島耕二監督「リンゴ園の少女」(松竹)の挿入歌だった。同映画では、ひばりさんの「リンゴ追分」も使われるなど「映画の内容とは別に貴重な作品になっている」と言う。

これまでに秋川雅史、岡本知高、塩田美奈子、島津亜矢、森進一らがカバーしているそうだが、千春は叙情豊かな旋律が気にいているという。千春は「改めてひばりさんの素晴らしさを味わうことが出来、尊敬の念を感じることが出来た」とした上で「この曲は、いわゆる演歌とは違う味を持っている。だから秋川らが色々な歌手がカバーしてきたと思う。今回は、この曲をフォーク・シンガーである松山千春が歌うとどうなるかを聴いてほしい。自分らしく歌わせてもらったが、天国にいるひばりさんには、どう感じていただけたのか気になる…」。

同曲の発売から57年。千春の新たな息吹によって「津軽のふるさと」を世に出そうというわけだ。

シングルのタイトルも「リスペクト 美空ひばり 津軽のふるさと」と決まり、10月27日に発売される。コロムビアでは「100周年企画として相応しい作品が生まれた」と言い切る。あす、東京・恵比寿のガーデンプレイスで「コロムビア創立100周年記念コンベンション」が開催されるが、同コンベンションで千春が同曲を初披露する。

一方、千春は、その100周年記念日である10月1日に、今年3月に行われた東京・新宿の東京厚生年金会館ファイナル・ライブを収録したライブDVD「東京厚生年金会館ファイナル ファイナリスト松山千春」を発売する他、ベストアルバム「起承転結12」を同時リリースする。また、10月7日からは千葉・市原市市民会館を皮切りに全国ツアー「慕う」をスタートする。12月24、25日の北海道・札幌ニトリ文化ホール(旧北海道厚生年金会館)まで22都市で26公演を予定している。東京公演は11月17、18日の東京国際フォーラム・ホールA。