押尾学・裁判員裁判…「保護責任者遺棄致死」でない!?求刑6年に2年6月の大甘判決!!

三流役者・押尾学の判決公判が17日午後、東京地裁で開かれ、押尾に懲役2年6月の実刑が言い渡された。求刑の6年でも短いのに、判決はその半分にも満たない2年半じゃ、お釈迦様でも納得しないだろう。有名人としては初めての裁判員裁判で注目された。果たして、真実はどうだったのかは分からないが、公判で明らかになったのは「自分勝手な行動に終始した」ということ。
その押尾だけに、裁判員は求刑の6年では納得出来ないと、「もしかしたら、求刑より長い8年の実刑判決を下すかもしれない」なんて思ったりもしたが、何てことはない、たった2年6月。「冷静で良識的な判断」なんて思う輩もいるのかもしれないが、僕に言わせればスジの悪い裁判員だった。
いずれにしても、事件は、六本木ヒルズ・レジデンスB棟2307号室で起こった。東京・銀座のクラブホステスの田中香織さんが、合成麻薬MDMAを飲用したところ、異変を起こし、変死したというもの。亡くなる前に押尾とSEXを繰り返し、異変が起こってからは心臓マッサージをしたり人工呼吸をしたものの救急車を呼ばずに、結果的に見殺しにした。救急車を呼ばなかったのは、押尾自身もMDMAを飲んでいたことから発覚を恐れたのだという。しかし、結果的には、それ以上の事件に発展してしまったことになる。明らかに押尾の「判断ミス」だったのである。
当然、押尾は田中さんを見殺しにしたわけだから「保護責任者遺棄致死」に問われなければいけない。ところが、公判を聴いた裁判員の面々は「保護責任者遺棄」までは認めたようだが「致死罪」とまではいかないと判断したようだ。確かに、密室での出来事だけに、救急車を呼んで助かったのかどうかは分からない。「助かった」かもしれないし、「助からなかった」かもしれない。が、今回の判決を見る限り「助からなかった可能性が大」と判断したようだ。しかし、これは、いくら論議しても判断がつかない。すなわち誰もが納得する判断でなくてはならないのだ。それは、どういうことかといったら、理由はどうであれ、救急車を呼ばなかったこと自体に問題アリと言う判断だ。救急車を呼んで結果的に「ダメだった」というのなら納得もできるが、そうでないなら「遺棄致死罪」の適用だろう。結局、裁判員も他人事なんだろう。
両親も不服だったに違いないが、押尾は即刻控訴した。押尾自身が「判決は短すぎる」と思ったのか? それだったら感心するが、押尾は「何が何でも無罪」だと思っているから仕方ない。と言うより、公判では明らかにすることはなかったが、押尾の本音は「冗談じゃない」だろう。要は「俺はやっていない」「何で俺が…」ということだ。つまり、突き詰めてみたら、他にも事件に絡んた人間がいるのかもしれない。
ま、控訴して、逆に第二審で「致死」が認められ、懲役が伸びる可能性は大だ。期待したい。