アート引っ越し淫行事件…指名手配された高野一男はX JAPANのTOSHIとHEASEの所属事務所社長(下)

東京・代々木・芸能事務所「アイ、シー、オ、エヌ(ICON)」の代表だった山口公義(樋口龍太郎の名前も使っていた)から、アート引っ越しセンターの寺田寿男前会長が関係を持ったという16歳の女子高生Mと18歳のドイツ女性Vを含め、「ICON」を買収した東京・麻布十番の不動産会社「JACコンサルタント」の代表だった高野一男は、寺田前会長のワイセツ行為で、MとVが精神的なショックに陥って仕事が出来なくなったと、東京地裁に19億1940万円の損害賠償請求の訴訟を起こした。
しかし、Mに関しては昨年12月に事務所との契約を解消していたというし、Vに関しても、事務所を買収した時点で既にドイツに帰国してしまっていたと言われる。となったら、訴訟自体に疑問が残るというわけだ。
結局は、訴訟はポーズのようなもので、実際には寺田前会長から和解金として2〜3億円ぐらいを取ろうと考えていたのかもしれない。
「山口は1100万円を簡単に出した寺田前会長の足元を見たのでしょう。寺田前会長の弱みに付け込んで、さらに金を巻き上げようと、高野に持ち込んだのではないか?」(関係者)
しかし、やり口が単細胞というか甘かった。
「訴状をアートコーポレーションに出したんですよ。当然、訴状ですから奥さんの千代乃社長も見てしまいますよ。寺田前会長も、これまで隠してきたものが全てオープンになってしまったわけですから、もう、金だって出しませんよ。今回の事件の顛末を全て語ってしまった。当然、山口も高野も焦ったでしょうね。計画が全てオジャンになってしまったわけですから」(事情通)。
いずれにしても、間の抜けた話である。
今回の事件、19億1940万円の損害賠償というが、明らかに詐欺未遂。もっと言えば、恐喝にも近いような話である。そういった意味で、高野や松尾の逮捕されるのは当然だが、もう1人、松尾の子分に逮捕状が出ているという(高野は現在、指名手配中だが逮捕されたとの情報もあるのだが…)。しかも、高野が元暴力団員というのも大阪府警捜査4課を張り切りさせたことは確かだろう。相撲賭博の問題もあっただけにタイミングが良かったのか悪かったのか? それより、アート引っ越しセンターというのは警察の最大の天下り先。脅かす相手が悪かった?
ところで、指名手配中の高野が経営(現在は名義が変更されている)していた「JACコンサルタント」という会社は、一部では芸能プロダクションと報じられている。というのも、この事務所はX JAPANにも投資していて、メンバーのボーカルのTOSHIとベースのHEASHが所属しているのだ。何と間の悪い話か!?
何といってもX JAPANといえば、来月14,15日に横浜の日産スタジアムでライブ「X JAPAN WORLD TOUR Live in YOKOHAMA 超強行突破 七転八起 〜世界に向かって〜 再会の夜/真夏の夜」を予定している。コンサートの前に、所属している事務所の元社長が全国指名手配っていうんじゃ、シャレになったものじゃない。前代未聞の事件に発展することは確実だ。
それだけではない。X JAPANは、コンサートの大スポンサーであるパチンコ機メーカーの大手「SANKYO(三共)」が所得隠しを指摘されたばかり。「SANKYO」の会長・毒島秀行氏の資産管理会社「マーフコーポレーション」など数社が、東京国税局の税務調査を受け、約10億円もの所得隠しを指摘され、追徴税額は重加算税を含め約3億円だった。ここまできたら、完全に“Wパンチ”を食らったようなものである。
「事務所の問題で、TOSHIとHEASEは被害者」
なんていう声もあるが、そうとも言っていられないだろう。
いずれにしても魑魅魍魎とした芸能界の縮図のような事件のような気がしてならない。