民主・小沢一郎攻勢で安倍晋三のNHK支配崩壊か!? 親分・安倍と一緒!福地茂雄NHK会長の辞任表明!!

東京地検特捜部が民主党の大幹事長・小沢一郎と一戦を交えている中、早くも戦線から離脱したのがNHKかもしれない。NHKの福地茂雄会長が任期を1年残して(任期は来年1月24日までだった)辞任することになった。情報では、昨年12月に辞意を固めたそうで、読売新聞が伝えるところでは
《NHKは例年1月に新年度予算案を総務相に提出しており、福地会長が来年1月まで会長職を全うした場合、就任間もない新会長に2011年度予算案の国会説明を委ねることになる。この点を、福地会長は懸念している》
としている。
要するに、自民党政権から民主党政権に変わって、色々やりにくくなったということだろう。
NHKの福地会長は、アサヒビールの社長、会長を歴任した人物で経済界では実力者だった。NHKの経営委員長だった富士フイルムホールディングス代表取締役兼CEOの古森重隆が、旧知の”仲良しクラブ”だった関係もあって会長になったわけだが当初、経営委員会の中から、古森の公私混同とも言えそうな会長人事に対して反対の声もあったが、結局は押し通された。
いずれにしても、福地の経営手腕が買われたわけで、何だかんだ言っても、全ての条件に納得した上、NHKの会長職についても理解して引き受けたはず。にも拘わらず、任期途中での辞任するなんて実に無責任だ。
しかし、冷静に考えたら「やっぱりな…」とも。何故なら、古森も福地も実は自民党の無責任元総理・安倍晋三の一派だからだ。まさに類は友を呼ぶである。
言うまでもなく、福地というのは古森と一緒に、安倍や与謝野馨を囲む財界人の集まり「四季の会」の主要メンバーに入っている。そういった関係もあって、安倍は、NHKに対してはメチャクチャに強かった。ある意味で、NHKの実権は安倍が握っていたといってもよかった。早い話が、安倍が裏で支配していたといってもいいかもしれない。それだけに、安倍は、NHKの制作現場でもいろいろ暗躍していたようだ。数年前のことだが、こんな噂があった。
森進一が故・川内康範さんと「おふくろさん」の歌詞を巡って揉めたことがあった。しかし、川内さんは、森に対して「おふくろさん」は、2度と歌わせない…と言い残して亡くなったが、その後、川内さんの遺族と話がつき、和解が成立。森は晴れて「おふくろさん」を歌えるようになった。森は、川内さんが亡くなった後、08年の「第59回紅白歌合戦」で「おふくろさん」を歌ったし、去年の60回目の「紅白」でも川内さんの作詞した「花と蝶」を熱唱している。実は、この騒動を解決したのが安倍だというのだ。
森は「じゃがいもの会」で知り合った安倍に頼み込み、川内さんの遺族を説得してもらい、さらに安倍はNHKに対しては「森に『おふくろさん』を歌わせろ!」と圧力をかけたというのである。まあ、思惑通りに念願が適って歌えたわけだから森のファンにとっては「めでたし、めでたし」というところだが、安倍のNHKに対する力は相当なものらしい。
しかし、その安倍も、振り返れば、総理大臣を投げ出した無責任な男である。そういった意味で言うと、今回の福地の任期途中での辞任も「なるほど」である。要するに、何でもご都合主義だってこと。
しかし、ここで福地が辞めたいと言い出した背景には、やはり政権交代によって、NHK内部で安倍の力が薄らいだと見るべきかもしれないのだ。当初、安倍の威光をかさにきる古森は、気脈の通じた福地と一緒に、NHK改革を推し進めようとしてきたはずだ。それが、昨年8月の政権交代によって思惑通りにいかなくなってきたのかもしれない。
いずれにしても、現時点で、福地の後任候補の名前はまだ挙がっていないようだが、日本航空(JAL)の会長に、小沢一郎との関係が深い京セラの稲盛和夫が就任したと同じように、NHK会長も…。NHKも民主党に牛耳られるのも時間の問題かもしれない。