真相は如何に…?日本を代表する老舗レコード会社のコロムビア、ビクタ ー、テイチクの3社が合併するって!?

来年、創業100周年を迎える日本最古のレコード会社「コロムビアミュージックエンタテインメント」と、「ビクターエンタテインメント」、そして「テイチクエンタテインメント」の3社が”合併”するなんていう情報が業界を駆け巡っている。3社とも“戦前”からのレコード会社。その3社が合併するとなったら、音楽業界にとっては一大事の出来事である。
いうまでもなく「コロムビアミュージックエンタテインメント」は、故・美空ひばりさんをはじめ島倉千代子や都はるみ、細川たかし、氷川きよしから松山千春や木村カエラなどが所属し、明治―大正―昭和―平成と、まさに日本の歌謡界の歴史を刻んできた。しかし、2002年に米国の投資ファンド、リップルウッドに売却され”外資系”のレコード会社になっていた。しかも、何といっても東証1部の上場会社である。
一方の、「ビクターエンタテインメント」と「テイチクエンタテインメント」は、いわば”兄弟会社”のようなものだった。もともとビクターエンタテインメントは日本ビクターの資本だったが、テイチクはパナソニックの資本。しかし、日本ビクターの親会社だった松下電器(現パナソニック)が、株式をケンウッドに売却、新たに「JVC・ケンウッド・ホールディングス」を設立したことで、ビクターエンタテインメントもケンウッドの傘下になっていた。しかし、ビクターエンタテインメントにはサザンオールスターズやSMAP、ジェロなどが所属している(酒井法子も所属していたが、契約を解消されてしまった…)。
また、テイチクと言ったら、故石原裕次郎さんである。一時は、故三波春夫さん、裕次郎さんも同社の株式を保有していたこともある。和田アキ子や石川さゆり、さらには綾小路きみまろなども所属している。
いずれにしても、日本を代表する老舗のレコード会社3社が合併とは大ニュースだ。しかし、その3社が1つになるというのは、リップルウッド主導でいくのか、それともJVC・ケンウッド・ホールディングスなのか、パナソニックなのか? 想像するに、リップルウッドは、おそらくコロムビア株を売りたいだろう。それは、経営難に陥っているケンウッドも同じ。となったら、パナソニックが主導権を持つのか? もっとも、パナソニックは何だかんだ言ってソフトに弱い。つまり3社ともバックは磐石とは言えない。では、一体…。
そういった中、3社が統合された場合として、かつて東芝EMI(現EMIミュージック・ジャパン)の社長だった斉藤正明氏が、その統合会社の社長になるという情報が…。これは事実を確認するしかない。さっそく斉藤元社長に確認することにした。すると、いきなり
「3社が1つになるなんてあり得ないでしょ。まして、私が社長だって? ハハッ…。それはないから、絶対に…。ダメだよ!! ちゃんと否定しておいてよ。お願いしますよ」。
だって。しかし、何だか、僕だけじゃなく色々なところから、この件に関しては言われているような…、実に慌てた口調だった。しかも、真っ向から否定されちゃうと、言葉が出てこない。思わず
「あ、そうですか…」
としか言えずに終わってしまった。いやいや情けない。…とは言っても、火のないところに煙もたつはずもない。いまや、何が起こっても不思議ではない世の中である。そういった意味でも今後、何らかの動きがあることは間違いないだろう…。