坊主にならなくてすんだ!! 100年に1度の景気悪化に後押しされた?「紅白」視聴率40%台挽回!

40%台挽回。やはり“100年に1度の津波”が功を奏したようだ。昨年の大晦日に放送されたNHK総合「第59回NHK紅白歌合戦」の視聴率がビデオリサーチから発表され、関東地区で第2部が42.1%を獲得した。因みに前半の第1部は35.7%。同時放送されたBS2での放送などを加えると45%台は確保したものと思われる。
それによると、「紅白」で後半の第2部(9時30分~11時45分)は前年のワースト2位の記録だった39.5%を2.6ポイントも上回る42.1%となり、前半の第1部(7時20分~9時25分)については前回の32.8%から2.9ポイントも上回る35.7%となった。「紅白」の視聴率が40%超えたのは05年以来、実に3年ぶり。石原真プロデューサーは”40%超え”を宣言していただけに、満足な数字だったろう。お陰で、楽しみにしていた石原プロデューサーの2度目の坊主を拝むことは出来なかった。
因みに、前回は関東地区より数字の高かった関西地区は第2部が41.6%(第1部は35.4%)と、40%を超えたものの、関東地区より上回らなかった。やはり前回は司会者に笑福亭鶴瓶を起用した効果があったのだろう。なお、名古屋地区は第1部が42.2%で、後半が46.6%。と共に40%を超えた。さすがは名古屋である。
やはり、これだけ視聴率が上がったのは、歴史に残る景気の後退だろう。「紅白」の終わった後、渋谷の街を歩いていたら、例年に比べて、とにかく人が少ない。やけに警察の数だけが目立った。人が少ないし、酔って暴れている若者もいなかった。やはり景気が悪いからだろう。やっぱり「外に出たって金を使うだけ」と、家から出ないで「紅白」を観るしかなかったのだ。まさに、100年に1度の景気の悪化が視聴率を上げたと言っていいだろう。さすがは不況に強い「紅白」である。
しかも、裏番組も例年に比べ元気がなかった。確かに「紅白」は、例年に比べセットも派手だったし、明らかに例年に比べても予算を使っていた。「不景気を吹き飛ばそう」というNHKの意気込みが伝わってきたことも事実。ところが、民放各局は、景気の悪化と番組制作費の削減もあって、思い切った裏番組が出来なかったこともある。せいぜい、日本テレビ「ダウンタウンのガキ使いやあらへんで!! 大晦日スペシャル!! 第3部」が15.4%(関東地区)だったぐらいのもの。しかも、どこの局も「紅白」の番組宣伝ばかりしていた。これじゃダメだ。
ま、今年の「紅白」は60回の“記念紅白”。今回の視聴率40%挽回で、まだまだ続きそうである。