音楽業界激変!! あの「東芝EMI」が消滅する!?

ついに、この時が来た。矢沢永吉、松任谷由実、GLAY、宇多田ヒカル、椎名林檎から、さらにはビートルズ、ストーンズなど、世界的なアーティストが所属する、あの「東芝EMI」が、なくなる…。といっても、会社がなくなるわけではない。「東芝EMI」の名称が6月30日から「EMIミュージック・ジャパン」(EMI Music Japan Inc.)に変わることになった。これは、東芝が保有していた45%の株式が、6月29日付で英EMIグループに譲渡されたため。当初は「東芝EMI」の社名は変更しないと言っていたが、結局は「即刻変更」となった。しかし、東芝から株式を譲渡された「EMIグループ」も現実は、資金難で大変なのである。先日のこと、英国の大手投資ファンド「テラファーマ」がEMIグループに、株の買収を提案している。買収金額は24億ポンド。日本円にして5700億円である。これに、EMIグループの負債を合算すると買収金額は32億ポンドにも膨らむ。7000億円以上にもなる。「テラファーマ」が買収した後、あるいは、ワーナーミュージック・グループと合流することだってあり得る。とにかく、音楽業界も再編となりそうな気配だ。EMIグループは、デジタル音楽配信の出遅れが経営に響いている。それだけに「変革期にある音楽業界において、時代の変化に敏感に反応していきたい」と意気込みを新たにしている。振り返ってみると、東芝EMIは、我が故郷・御殿場にCD工場があった。高校時代の友達の中には、そのCD工場に行った奴も多かった。その御殿場のCD工場も売却されてしまった。時代の移り変わりである。
※写真=溜池にある東芝EMI本社ビル。この社名も今日が最後に…
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東芝EMIには現在、東京・赤坂の溜池に2つのビルがある。丁度、首相官邸の前だ。そこに「寺尾ビル」という、寺尾聡が「ルビーの指環」を大ヒットさせた時に建てた本社ビルと、「ユーミン・ビル」という、松任谷由実のビッグ・セールスで建てたビルがある。その本社ビルも売却してしまい、来年2月には本社移転する。移転先は、「赤坂5丁目 TBS開発計画」のランドマークとなる超高層タワー「赤坂Bizタワー」(仮称)。TBSの目の前に建設中の39階建てビルである。このビルには、大手広告代理店の「博報堂」も本社が移ってくるが、東芝EMIは27階への移転を予定している。
因みに、「テラファーマ」は、まだEMIグループを買収してしまったわけではない。
※写真=来年2月に移転する超高層タワー「赤坂Bizタワー」(仮称)。このビルの27階に移転する。
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