米大統領選が本格始動! 振り返ればブッシュ再選阻止をエミネムは訴えていた!!

米大統領選が本格始動! 振り返ればブッシュ再選阻止をエミネムは訴えていた!!ヒラリー・クリントン上院議員(民主)が、08年の米大統領選に向け、本格的に始動した。27日にはアイオワ州入りして遊説を開始した。大統領選は、ジョン・エドワーズ元上院議員、バラク・オバマ上院議員が相次いで大統領選への出馬表明を行った後、ヒラリーの出馬表明に全米のメディアの注目が集まっていた。それにしても、ブッシュ大統領の支持率は、ガラガラと音をたてて崩れ始めてきた。米誌ニューズウィーク(電子版)が公表した最新の世論調査結果では、支持率が30%を割り込むなど就任以来最低を記録しているという。支持率が30%を割り込んだことで、ブッシュは、人気挽回策としてイランへの軍事攻撃を計画しているらしいが、愚かな権力者は、気が狂うと何をするかわからない。それにしても、こんなことは、ブッシュが大統領になる以前から分かりきっていた。思えば、あの人気カリスマ・ラッパーのエミネムはブッシュの大統領再選阻止に動いていたものだ。それは、3年前の04年10月28日夜(日本時間=29日)のことだった。米大統領選を5日後に控え、再選を目指すブッシュ大統領とケリー候補の最終激戦が繰り広げられている中、ニューヨークのコンベンション・ホール「ローズランド」で、ブッシュ再選阻止を訴えるイベントが行われた。実は、このイベントに僕も取材で行ったが、会場は3000人が押し寄せ、熱気に包まれた。振り返ると、実に、ユニークなイベントだった。大統領のプレスルームに仕立てたステージに、エミネムが「報道官」に扮して登場(写真)。「理想の国家を築き上げよう」と雄叫びをあげた。
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このイベントは、ブッシュにとってマイケル・ムーア監督「華氏911」以上の衝撃だったに違いない。米国では幅広い人気を得ているエミネムが、何とブッシュ大統領の再選の阻止を訴える新曲「モッシュ」を発表したからだ。♪思いっきり叩きのめせ!ファック・ブッシュ…過激な歌詞をエミネムがラップで歌っていた(写真)。
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タイトルは「ブッシュ」ではなく「モッシュ」。ライブ等で客同士がぶつかり合うことを「モッシュ」という。同曲はマイケル・ムーア監督の大ベストセラーで02年ノンフィクション部門第1位の売り上げとなった「アホでマヌケなアメリカ白人」をモチーフにエミネムが作り上げているという。この時、イベント会場の2階席には、U2のボーカル、ボノやライオネル・リッチーの1人娘、ニコール・リッチー等も駆けつけた。当時、ボノは、大統領選の主要な政治コンベンションには顔を見せていた。この時も「絶対に来たかった」と語っていた。このイベントで、大統領のプレスルームに仕立てたステージには「UNITED STATES OF EMERIC」とパロった文字マークの演卓が置かれ、エミネムの演説が始まった。「ブッシュの再選を阻止しよう」「もはや、ブッシュの再選はあり得ない!ファック!ブッシュ!」と雄叫びパフォーマンスを展開した。会場からは、どよめきのような歓声と声援が巻き起こった。
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また、メイン・イベントではD12やエミネム・ファミリーのスペシャル・ライブも行われ、新曲「モッシュ」が初披露された。同時にプロモーション・ビデオ(PV)も初公開した。PVはブッシュ大統領やビン・ラディンの実物の映像を盛り込むなど衝撃的なPVになっていた。エミネムのPVの中では「最も社会性あふれた問題作に仕上がった」と評価も高い。一部情報では、PVを見たマイケル・ムーア監督も絶賛したと言われている。大統領選に向け注目が集まることは確かだ。因みに、この「モッシュ」は、04年11月15日に発売された、2年半ぶりのオリジナル・アルバム「アンコール」に盛り込まれている。ただ、「アルバムを発売する時には、もはやブッシュなどは影も形もないだろう」と言い放っていたが、おそらくエミネムにとって最大の誤算だったに違いない。