30針の怪我も何のその!〝昭和の生き残りスターとしてのプライドだけは…〟梅宮辰夫生誕80歳、芸能60周年ディナーショー

 俳優の梅宮辰夫の生誕80歳と芸能生活60周年を祝うディナー&トークショーが15日、東京・芝の東京プリンスホテルで行われた。梅宮にとっては初めてのディナー・イベントだっただけに「感謝の気持ちを今までとは違う形で表現したい」と連日練り上げてきたのだが、その肝心な日に不慮の事故を負ってしまった。リハーサルでホテルを訪れた際に、ホテルの玄関口でつまづいて顔面をコンクリート床に打ち付けてしまったのだ。急遽、慈恵医科大学に搬送され治療を受けた結果、骨折や脳への影響はなかったが、目の上と鼻、頬の3カ所を負傷、目の上は30針も縫う大けがだった。

↓鶴田さやかとデュエットする梅宮
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検査の結果、骨折もしておらず、脳にも影響がなかったことがわかり、ショーは予定通り行われることになった。
ホテルの控え室で司会の山田雅人やせんだみつおからは「まるでオペラ座の怪人を見ているようだ」と冗談を言われ、やや和んだ梅宮は
「こうなってしまったら仕方がない。もう無様な顔をさらすことになっちまうけど、みんなに笑ってもらうしかないな」。
ショーは予定通り開始した。詰めかけたファンには山田から「まず最初に辛いことをお伝えしなければなりません」と、怪我のことを説明されると、会場に詰めかけた325人のファンからは一瞬、どよめきのようなものが巻き起こった。しかし、梅宮が登場すると会場は一気に拍手の渦に包まれた。
約3時間にもわたるステージには川上大輔やにしきのあきら、美川憲一も駆けつけ、ヒット曲や名曲を披露するなどで盛り上げた。また、ステージの両サイドに設けられた大型ビジョンでは過去の出演映画のシーンが流された。
終盤は、梅宮のオン・ステージ。「旅姿三人男」「シンボルロック」「十九の春」、そして故鶴田浩二の娘の鶴田さやかとデュエットした新曲「少し遠くて少し近くて」などを力強く熱唱した。
梅宮の愛娘・梅宮アンナは「母からの連絡を受けて、ホテルで父の顔を見たときは本当にビックリしました。いつも、歩行するときは注意していたのに、一番大切なこの日に、こんな形でとは思ってもみなかった」と神妙な面持ちでファンに対して感謝の意を述べた。
一方、梅宮は「もう、この歳になると、いつ死んでもいいと言う気持ちにもなる。欲もない。ただ、昭和の生き残りスターとしてのプライドだけは、どんなことがあっても持ち続けていきたい」と力強く語っていた。