東スポさんには「引退」と書かれてきたが…恒例「東スポ映画大賞授賞式」に香取慎吾も出席

 ビートたけしが審査委員長を務める恒例の「東京スポーツ映画大賞授賞式」が東京・品川区のグランドプリンス高輪で開催された。今年27回目を迎える。同賞が他の映画賞と違うのは「ビートたけしのエンターテインメント賞」を設けていること。「映画賞」と「エンターテインメント賞」を兼ね合わせた異色の授賞式として年を追うごとに注目されつつある。
今年の映画作品賞は北野武が監督した「アウトレイジ 最終章」で、助演男優賞には先ごろ急死した大杉漣さんや大森南朋。ピエール瀧、松重豊、金田時男ら同映画出演者が揃って受賞した。一方、助演女優賞には「三度目の殺人」に出演した広瀬すずと斉藤由貴が受賞した。
しかし、今年、最も注目されたのは「エンターテインメント賞」の〝話題賞〟だった。元横綱・日馬富士と貴ノ岩、そして元衆議院議員の豊田真由子氏らの頭上に輝いたが、さらに元SMAPの稲垣吾郎、香取慎吾、草彅剛も受賞したが、今回、その中から元SMAPの香取が会場に駆けつけ場内を驚かせた。
「初めまして香取慎吾です」とおどけた表情で挨拶した香取は「〝新しい地図〟という新事務所を立ち上げて、まだ1年しか経っていない中で、このような賞を頂けで嬉しく思っています」と喜びを語った。さらに「実は、このようなステージに立つことなんて夢にも思っていませんでした。東スポさんには、何度もお世話になり、一面にも載せてもらいました。その時に〝香取引退〟と書かれましたが、もし引退していたら、ここには立っていなかったと思います」と言い、今後の活動については「現在は、4月に公開される映画『クソ野郎と美しき世界』の撮影をしています。今回は〝話題賞〟でしたが、来年は映画で〝作品賞〟を頂いて、このステージに立ちたい」と意気込みを語っていた。
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また、授賞式には「散歩する新緑者」で主演女優賞を獲得した長澤まさみ、「三度目の殺人」で助演女優賞に輝いた広瀬すずらも会場に駆けつけた。たけしは「素晴らしい映画祭になってきた。文化の一つとして、もっと大きくしていきたい」と意欲を語っていた。

元警視庁刑事・北芝健が説く…知られていない火薬庫なんて地球上至るところに――世界はどこでも火薬庫 

 ヨーロッパの火薬庫はバルカン半島だと言われて来た。
アラン・ドロンの両親の出身地・旧ユーゴスラビアやブルガリア、マケドニア、アルバニア、ギリシャ、トルコなどのある地域。第一次世界大戦の原因地域でもある。古代から種々の民族がこの地で存立した。
オスマン帝国とか東ローマ帝国とかオーストリア・ハンガリー帝国とか。そう言えばこの地域は「ローマ人の土地」という意味のトルコ語で「ルメリア」と呼ばれて来た。
15世紀から19世紀までこう呼ばれて、そのうち民族の激突や財政問題で戦争が繰り返される。
1990年代以降だとユーゴスラビアが5回の内戦を経て、ドイツ・イタリアに好き勝手されていたのを拒否してパルチザンが興り英雄チトーがまとめて独立したこの国が、セルビア・モンテネグロ・ボスニアヘルツェゴビナと分裂。
有名なコソボがアルバニアに属していたのが気に喰わん、コソボは800年前にセルビアの地だったのだ!と戦争になった経緯もある。
ドナルド・トランプの3度目の奥さんもこの地のスロヴェニアの出身。
火薬庫の老舗は確かに有名だからバルカン半島で良いのだが、メディアに取り上げられないから知られていない火薬庫なんて地球上至るところにある。
ユーラシア大陸は600万年前に人類が誕生してからアフリカ大陸に続いて火薬が爆発するところ。殺し合いが止んだ事はない。
わが国日本だってずーっと内戦内戦で来て実は「首狩族」だった事が歴史学で解明されている。260年続いた徳川幕府が「もう政権を朝廷に返す」と本拠の江戸城を無血開城で明け渡したなんて結構異例。薩長軍が強くてかなり力の差が示されたからしょうがないと思ったのだろうがこの例はとても「日本ぽい」。
お隣の朝鮮半島だって内戦内戦いまでも南北で内戦状態。
中国も広い国土で何千年も前から国とか言う名の人口集団が戦争していても毛沢東が凄まじい数の人々を殺して統一したが「族」が多すぎて近ごろは習近平が43回も暗殺未遂にあってごっつ不安定。
この中国、クリントン陣営に秘密献金してたと大統領戦をトランプと争っていた頃にバレた。昨秋にはロシアの系列企業も億のつくドルをクリントン側に渡してたと暴露があった。こりゃトランプ有利じゃないかと世界世論が傾くかと思いきやワシントンポストもニューヨークタイムズも悪口ばかり。加えてエルサレムをイスラエルの主都とする公約実行で宣言したらアラブからトルコからイスラム諸国が一斉に反発。丁度いいやとトランプ潰しの各国メディアが乗った。
パレスチナのアッバス議長は「世界の平和・安全を危機にさらした」を激怒。前アメリカ政権の頃から決まっていたエルサレム主都認定。
トランプが今ここに来て強く宣言する裏には、実はアラブの盟主たるサウジアラビアのシッカリした支持がある。サウジは親イスラエルなのだ。じゃあロシアはどうかと言うと「懸念を持っている」とプーチンが一応言うがスラブはイスラエルを憎んだりしていない。
ロシアのCIAたるSVR(ロシア対外情報庁)長官は2016年10月までユダヤ人のフラトコフだった。イスラエル首相はポーランド系のネタニヤフ。トランプの娘婿クシュナーは元々ベラルーシ系。ドナルド・トランプの最初の妻はチェコ系で現妻もスロヴェニア系。トランプは無類のスラヴ好きなのだ。
そしてユダヤびいきでシーア派のイランとシリアとは敵対。イランはイスラエルを地上から消すと言ったしシリアとイスラエルはミサイル熱戦もある。
ISはフィリピンに入ったし東南アジアを火薬庫に変えるキーとなるのである。

2018022610180000.jpg北芝健(きたしば・けん)
元警視庁刑事、一般社団法人日本安全保障・危機管理学会顧問、犯罪アナリスト、作家。
東京・葛飾区出身。祖父・両親が医師の家庭に生まれるが、本人は家事を継がずに文科系の早稲田大学へ進学。在学中1年間、英国居住ののち、中近東・インド・東南アジア・米国…へのバックパッカーとなる。卒業後、貿易会社を経て警視庁入庁。刑事警察。公安外事警察の私服捜査員として事件捜査に従事。現在は大学院講師の傍ら、単行本著作、漫画原作、各メディアでコメンテーターをしつつ、沖縄岡柔流空手を教える。