元警視庁刑事の北芝健が説く! まずは北朝鮮〜最新アジア情勢 その1

まずは北朝鮮。これに触れないとアジアに関った文章にならない。
あと少しで首を落とす斬首作戦実行まで行った、と書いていたメディアもあったが、見えにくい。
斬首はとてもわかりやすくて暗殺とか殺害作戦よりヴィジュアルが眼に浮かんで来るから表現としては文学的でもあり中世ヨーロッパの独裁王族の首を落とす雰囲気もある。ま、それだけ金王朝の人民に対する非道ぶりが込められてもいる。
だいたい日本から全く敵対しない人間を何十人も誘拐して行って戻さない。戻さんか北朝鮮。つーか金の三代目。イルソンもジョンイルもバックレまくって日本を馬鹿にしていたが右翼でない我々でも不快すぎる。

⬛︎北朝鮮の冬オリンピック参加表明は時間稼ぎ

トランプと舌戦を繰り返していたが、ピョンチャンとか言う極寒の冬オリンピックが来た。殺害をおそれて毎晩側近にもその夜に就寝する場所を明かさない三代目。首を落とされちゃ面従腹背の取りまきオヤジたちに手が痛くなる拍手をさせられないから、何かアメリカを目くらましする良いアイデアはないかと思案、したというより囲りのブレーンにさせてたらピョンチャンイベントだ。
これに乗じないとヤバイ。マレーシアで兄まで殺して守りぬいた王の座がなくなる。何だかんだ文句をつけながらも、かくて美女軍団とか言うお手つき多数のオンナ集団を送るだろう。
メディアは連日過熱。これでミサイルの弾頭が大気圏再突入の際に分解してしまう核兵器の欠陥を修復する時間が稼げる。北朝鮮が冬オリンピックに参加表明したのは世界のどのメディアも識者も見抜いているように単なる時間かせぎだ。
加えて親北でポピュリズムで国内地位を確保したいなんとかデートリョーでいたいムンが存在したからこのアイデアは上手く行った。オバマの8年間でイランも北朝鮮も核兵器を持ち、何もしなかったから増長した。
中国もオバマを軽視していたが、手足に使えるこれでアメリカもワシらの影響下におけると信じていたクリントンらが負けた。ビルの時代から注ぎ込んだ富はヒラリーで返してもらう胸算用だったが、ドナルド君登場。
さて北京は困ったぜ。
だが北朝鮮の核のカードがある。民主化運動の若い者を数多く弾丸で射ち、戦車で潰し殺した天安門で連日会議。だがトランプ研究を日本ほど徹底していなかったから習王朝は慌てた。ワシントンD・Cから五大湖にかけての貧困白人労働者層がトランプを信じて支持したのでトランプ大統領実現だ。
日本でもアメリカでもヒラリー大統領の政権にシフトした用意のみだったメディアと経済は一度パニックした。冷静だったのは日本安全保障・危機管理学会をはじめとするインテリジェンスのシンクタンクだった。トランプに東ヨーロッパからのカネは来ていない、北京からのカネも来ていない、と言うことを予め知っていたからフェイクニュースを連日流しつづける大メディアのインチキ報道も受けつけなかった。

⬛︎金正恩氏の狙いは「見え見え」

さて北朝鮮だが、ヒラリーらを使いきれなかったアジアの大国は北のキム王朝に核開発がしやすい援助を燃料から技術からバックアップ。キムは若さかバカさか体制を支えるオヤジどもをふるえ上がらせつつオンナ、権力をもてあそび放題。かくして2018年の極寒カンウォンドのピョンチャンオリンピック。そして次は北朝鮮領内にある開城工業団地の再開をムンがキムの意向に沿ってやる。韓国企業がカネ出して北朝鮮の労働者を雇用して工業製品を作る。またまた核開発キム王朝存続拉致被害者全く置きざりの身勝手を許す資金源になる。
見え見えのピョンチャンオリンピック参加。テレビで競技も結果も見ること可能で冷たく厳しいピョンチャンに観光客行くんだろうか。

2018021920230000.jpg★北芝健プロフィル
元警視庁刑事、一般社団法人日本安全保障・危機管理学会顧問、犯罪アナリスト、作家。
東京・葛飾区出身。祖父・両親が医師の家庭に生まれるが、本人は家事を継がずに文科系の早稲田大学へ進学。在学中1年間、英国居住ののち、中近東・インド・東南アジア・米国…へのバックパッカーとなる。卒業後、貿易会社を経て警視庁入庁。刑事警察。公安外事警察の私服捜査員として事件捜査に従事。現在は大学院講師の傍ら、単行本著作、漫画原作、各メディアでコメンテーターをしつつ、沖縄岡柔流空手を教える。