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結局は安室奈美恵の〝一人舞台〟だった⁉︎ 評価は高かったが後味の悪い「紅白」に!!

日曜日, 1月 14th, 2018

 最高瞬間視聴率は前年を3.6%も上回ったのに…。
「第68回NHK紅白歌合戦」の視聴率が、歴代ワースト3位の39.4%(第2部)だったことが分かった。
当初、今年9月に芸能界から引退する安室奈美恵の〝最後のテレビ生出演〟、さらには桑田佳祐の出演など〝超〟がつくほどのサプライズもあって、業界内では「40%をどれだけ上回るか」と注目されていた。が、フタを開けてみると…。
さすがに、この数字には「紅白」スタッフも目を疑ったに違いない。
もっとも、今回の視聴率について私は、このBLOGOSの中で「それでも37%と見ている」と予測していた。その後に安室と桑田の出演が発表されたわけだが、安室が「Hero」を熱唱した23時18分の場面が48.4%(最高瞬間視聴率)だったことを考えると、もし、安室と桑田の2人の出演がなかったら、限りなく37%に近い数字になっていたことは確実だろう。
結局、昨年の「紅白」は、安室と桑田にだけに話題と注目が集まっただけだったと言われても仕方がない。もちろん、放送終了後の番組への評価は高いものがあった。が、それは、まず放送を観てもらわないと判断できないこと。要は〝国民的音楽番組〟としての本来の「紅白」の魅力を引き出すことが出来ず、ワクワク感もなかったことが視聴率低下の大きな要因だった。
そこで、過去10年の中で主だったサプライズ出演(特別枠)の視聴率を見返してみた。
まず、スーザン・ボイルと矢沢永吉を引っ張り出した09年。話題性の割に共に42%。この年の平均視聴率40.6%を2ポイント程度上回った程度だった。だが翌年10年には、食道がんを克服した桑田佳祐が東京・ビクター青山スタジオからサプライズ出演した時は45.4%という高視聴率となった。
東日本大震災のあった11年には録画収録ではあったがニューヨークからレディー・ガガが出演して43.6%をマーク。翌12年はMISIAと矢沢永吉がサプライズ出演。だが、MISIAはアフリカ南西部のナシビア共和国にあるナミブ砂漠からの生中継だったにも拘らず43.4%(矢沢は42.7%だった)。
14年は〝特別枠〟でのサプライズ出演が目立った年だった。
まず、サザンオールスターズが31年ぶりの「紅白」出演で46.0%を獲得、さらに復活・中森明菜はニューヨークのスタジオから出演して42.9%だった。また、この年はディズニー映画「アナと雪の女王」の大ヒットもあって、松田聖子の愛娘・神田沙也加がイディナ・メンゼルと共演すると言うサプライズもあり、やはりニューヨークからの中継で45.5%を上げた。
いずれも平均以上の視聴率を上げてきたことは言うまでもない。が、だからと言って必ずしもサプライズ出演が視聴率に貢献してきたかと言ったら、そうとも言えない。
例えば、09年ではトリだったDREAMS COME TRUEが「その先へ」を歌って50.1%。「そっときゅっと~世界に一つだけの花」を歌ったSMAPは48.7%、そして、結婚で〝無期限休業〟を発表していた絢香が「みんな空の下」を歌った時も46.9%だった。
10年には大トリを務めたSMAPが48.9%で、DREAMS COME TRUEも47.9%だった。翌11年も、やはりトリだったSMAPが48.2%となっている。さらに、12年は紅組のトリに抜擢されたいきものがかりが、NHKのロンドン五輪テーマ曲「風が吹いている」を歌い47.9%、そして大トリのSMAPに至っては49.4%という高視聴率を叩き出した。
13年。〝紅白卒業宣言〟した北島三郎が大トリで「まつり」を歌い50.7%を上げたが、大島優子がAKB48から〝卒業宣言〟をするサプライズもあって48.5%を獲得している。
また、15年には大トリを務めた松田聖子が47.5%を取った。そして、朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主題歌「花束を君に」を歌った宇多田ヒカルがロンドンからの中継で出演(41.6%)した16年は、トリを務めた嵐の43.7%だった。
いずれにしても、06年から16年の10年間に限って見るとSMAPが5冠で、圧倒的な〝潜在視聴率〟を持っていたことになる。そう言った意味では、紅組にも白組にも属さないサプライズ出演という〝特別枠〟は、確かにインパクトとしては高いが、だからと言って過去を振り返っても視聴率的に際立っていない。今回は、安室がダントツだっただけだ。
結局、重要なのは「紅白」の基本である出場歌手が、いかに重要であるかと言うことだ。そんなことは「当たり前」のことだが、現実には〝特別枠〟なんていうものを設けること自体が、実は出場者を軽視していたことにもなる。
「紅白」の視聴率のピークは63年の81.4%だった。
そう言ったら時代が違う。今や楽しみ方は多様だ。若い世代にはテレビ離れも加速している。それでも40%の視聴率を出しているのは、やはり「紅白」のもつ潜在的なパワーという以外ない。しかし、現場はマンネリを怖がり改革を図ろうとする…。もちろんNHKとしても次の世代のことを考えなければならない。
昨年の「紅白」を見ても出場歌手の若返りをアピールし、オープニングは〝グランドオープニング〟と称して特別に映像を作り上げた。しかも4K・8Kでの映像収録もあってLED照明を駆使してのステージは完璧だったが、出演歌手のパフォーマンスは…。例えば乃木坂46の歌唱の時に、お笑いのバナナマンの日村勇紀の映像を挟み込む演出をしていたが、他局のコラボ演出をパクって盛り上げようとするのは如何なものか?それとも「ファンに理解されればいい」とでも思っているのだろうか?そういえば、前回の「紅白」でも意味不明な演出が多かった。
やはり「紅白歌合戦」と謳っている以上、理想ではあるが〝大衆〟に目を向け、出場歌手一人一人の歌をフェアに、ストレートに聴かせ、その年の最後に相応しい演出をすべきだろうと思うのだが…。
だいたい若返りといっても、やはりベテラン歌手を外していくのも疑問が残る。確かに、昨年を振り返るとヒットに恵まれなかった。音楽業界に限らず、映画でも大ヒットがなく、話題といえば〝不倫騒動〟ばかりで、エンターテインメント全体が低迷だったのかもしれない。
しかも、そういった中で頼っているのは何故か80、90年代のヒット曲や名曲、カバー曲だったりする。これを情けないと思うなら、NHKは、もっと音楽番組を増やし1年かけてヒット作りをすべきだろう。しかし、現実は、何だかんだ言っても北島三郎「まつり」に象徴されていると言っても過言ではないのだ。
例えば民放のドラマを見ても、人気が高いのは「相棒」や「科捜研の女」と言った、いわゆるワンパターンのドラマだったりする。ただ、制作現場はどうしても「新しいもの」と叫びたくなるようだが、現実的に「紅白」のように、すでに完成されたものを壊すのは難しい。と言うより、今の時代、実は視聴者も急激な変化は望んでいないだろう。
そう考えると〝究極のマンネリ〟こそが「紅白」の最大の醍醐味なのかもしれない。
それにしても、視聴率で40%を初めて割った04年は、安室が「紅白」を落選した年であり、その一方でヒット曲が、NHKのアテネ五輪テーマ曲だったゆず「栄光の架橋」だった。その楽曲が昨年の「紅白」の大トリだったというのは…実に因果なものである。
(視聴率はビデオリサーチ調べ=関東地区)

米発「#metoo」キャンペーンで人気グラドルの石川優実が放った自身の〝枕営業〟の衝撃度!!

日曜日, 1月 14th, 2018

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昨秋、ハリウッドから始まった「Me Tooキャンペーン」。性的被害を受けた米女優のアリッサ・ミラノ(45)が、同じようにセクハラや性的暴行を受けたことのある女性たちに「Me Too(私も)」と声をあげるようにTwitterを通して呼びかけことから始まり、今や世界各国に広がりつつある。
ミラノは「性的暴行がいかに蔓延しているか、目を向けてもらうのにパワフルな方法だと思った」と声明文の中で語っているが、この行動に日本でも人気の高いレディー・ガガやビヨーク、パトリシア・アークエットらも賛同。ついには、ハリウッドのトップ女優300人が業界内に蔓延するセクシャルハラスメント(性的嫌がらせ)に共同で対応するための「Time’s Up(時間切れ)」キャンペーンを展開するまでになっている。
日本では、昨年12月17日のネットニュース「BuzzFeed NEWS」が、作家で人気ブロガーとして知られるはあちゅう氏の「性的被害」を記事化したことだった。その中で、はあちゅう氏は、大手広告代理店・電通に勤務していた時、先輩男性からセクハラ、パワハラを受けたことを証言。その上で「Me Tooに背中を押されました」と、証言の動機を語った。
この証言は瞬く間に広がり、全国から賛同する声が寄せられ、テレビのワイドショーでも報じられた。今年は「不倫騒動」から「Me Too騒動」にスイッチするかもしれない。しかも、そういった中で、グラビアアイドルで女優としても活動している石川優実が、自らの体験――〝枕営業〟を綴った

『♯Me Too「私も。」』
https://note.mu/ishikawa_yumi/n/n1e73ecf608d1


に注目が集まっている。10000字にも及ぶ長文告白だ。
もっとも〝枕営業〟と言っても、結局、仕事に結びつかず、いわゆる「騙された」という部類になるが、彼女は「自分自身が体験したことは、全て自分のせい」とし「自身の浅はかさ、主体性のなさ、未熟さ、情けなさ、無知さ。そういったものが引き起こしたことだと感じている」と振り返っている。
その一方で、性的被害やセクハラを受けた人が声を上げることで「人の心を傷つけていると言うことを加害者に自覚させたい」「被害者は傷ついたまま我慢する必要がない」「こういった被害は表に出ないだけでたくさんある」という思いが高まり、自らが味わった性的被害を公表することにしたと言う。しかも「私は、他人のことは言いたくない。自分自身のことを書かなければ意味がない」と言う。
因みに、石川優実について簡単に説明しておくと、私が彼女と初めて会ったのは10年前だった。出身地である岐阜県多治見市から上京してきた時だった。当時、彼女は「お菓子系アイドルの革命児」と言われ、今で言うなら〝地下アイドル〟的な部分で人気が高かった。
もっとも、当時、私は「お菓子系アイドル」と言うカテゴリーに対しての知識とか認識はなかった。が、ここであえて定義を言うなら、特定のマニア層から人気の高かった美少女系グラビア・アイドルと言ったところだろう。当時、「クリーム」「ワッフル」「ジューシープレス」と言ったグラビア系雑誌があったが、そう言った雑誌のグラビアで活躍していたアイドルを〝お菓子系〟と総称していたようだ。
そういった中でも人気が高かったのが「クリーム」と言う雑誌。彼女は、その「クリーム」の行ったアイドル総選挙(AKB48の総選挙は、このパクリだった?)でダントツの1位に輝いた。「石川優実の登場で〝お菓子系アイドル〟が盛り上がった」と当時を知るアイドル・ウォッチャーは言う。
いずれにしても、私が知るだけでもイメージビデオ(DVD)は30本以上は出てきたと思う。映像制作の知り合いに聞いた話では、彼女は現場での評判が高く「一度仕事をすると、そのスタッフからの再オファーが多かった」と言うだけに、順風満帆な活動を続けていると思ってた。そういった部分で、今回の彼女の〝行動〟には正直言って驚いたが。よほどいたたまれない、忸怩たる思いがあったのだろう。
文章の中で、彼女は
「自分自身に深刻なストレスを与える自覚はなかった」
と言いつつ、仕事をもらうためには
「世の中とはこう言うものだと言うこと。自分には価値がないから、こうするしかないない。大したことではない。みんな我慢しているから私も我慢しなければ」と思い込んでいたと振り返り、本編の中ではギャラのことから、仕事先の人への接待、さらにはマネージャーだった男性と在京テレビ局のプロデューサーと名乗る男との出来事をリアルに記している。
彼女自身は、あくまで「自分自身のこと」としているだけに、それが「全て」と言うわけではないが、私自身も相談されたことがあるし、そう言った実態は聞いている。しかし、石川のように、自分の受けてきた性的出来事をあからさまに公表するのは勇気がいることだ。石川は「これで芸能界での仕事が出来なくなっても仕方がない」と言う。
確かに、はあちゅう氏と同じように「Me Tooに背中を押されました」と言うことなのかもしれないが、何が彼女の導火線に火をつけさせたのか、気になるところである。
最近では、元TBSワシントン支局長だった山口敬之氏から「性的な暴行を受けた」とジャーナリストの伊藤詩織さんが訴えた事件があった。この事件では警察の不可解な行動が話題になったが、検察審査会で「不起訴」となっている。
しかし、ここにきて米大手新聞社「ニューヨーク・タイムズ」が報じ始め、この事件に疑問を投げ掛けている。山口氏は性的な接触があったことは否定していないが、詩織さんが言う「強姦容疑」については全面否定している。詩織さんは現在でも「被害はあった」と強く主張しているだけに、解決の糸口は見出せないが、性的被害への関心や問題意識は、米国と比べると日本は、まだまだ低いと言わざるを得ない。
しかし、日本でも「Time’s Up」という声が高まりつつあることは確かだろう。