PIERROTの本格的活動はDIR EN GREYとのコラボレーション・プロジェクトで…

ビジュアル系ロックバンドPIERROT(ピエロ)が、人気ロックバンドのディルアングレイと組み、14年の再結成以来のコラボレーション・プロジェクトを開始することになった。詳細は明らかにされていないが関係者は「これまでにはないビックプロジェクト」だというだけに、ビジュアルファンにとっては注目と期待が集まりそうだ。
PIERROTは、95年に活動を開始、メンバーはボーカルのキリトと中心にアイジ、潤、KOHTA、TAKEOの5人組。
メジャーデビューは98年だが、その翌年には、当時としてはデビュー最短で日本武道館公演を行い話題になった。また、米ロックバンドのマリリン・マンソンやメガデス、ミスフィッツなどとも異色のコラボレーションを繰り広げた。
その後も、アリーナ級の会場でのライブを繰り広げ、ファンを増やしていったが、06年4月2日の東京・日比谷野音でのライブを最後に突如、解散を発表、その後はコンサートはもちろん、釈明もしないままファンの前から姿を消していた。ロック業界では「現在のロックシーンを牽引する数多くのバンドにも影響を与えてきた存在だった」と悔やむ声が多かった。
その後はキリトとKOHTA、TAKEOが新バンドAngelo、アイジと潤も他のバンドに加入して、それぞれの活動を続けてきたが、14年10月に、さいたまスーパーアリーナで2daysのライブを突然に敢行し、ビジュアル・ファンを熱狂させていた。
その解散から11年目の今年、新たな活動を開始することが明らかになった。しかも、その活動は人気ロックバンドのディルアングレイとのスペシャル・プロジェクトとなる。
ディルアングレイは、今年、結成20年目を迎える。「世の中の矛盾や人のエゴから発生するあらゆる痛みを世に伝える」ことをコンセプトに結成した5人組。インディーズ時代からコンサート中心の活動を続け、ビジュアル系ロックの雄として圧倒的な人気を誇る。
特に11年の東日本大震災以降は「日本の背負った痛みを全身で表現している」と評価する声も多く、注目度も高まっている。 また、06年以降は、活動の範囲を世界に広げ、アジアはもちろん全米やヨーロッパなどでも活動を展開しており、英国の老舗ロック誌「KERRANG!」では表紙にボーカルの京が日本人アーティストとして初めて登場し大きな話題を呼んだ。また、米ビルボード誌では「異色の日本人ロック・グループ」として異例の大特集もされている。
ビジュアル系バンドに詳しい音楽関係者によると「PIERROTとディルアングレイは、かつてはライバル関係にあるバンドで人気を二分していた」とした上で「ビジュアル系の世界では、PIERROTとディルアングレイが組むなんで想像出来なかった。そういった意味では、どんな形のプロジェクトになるのか大いに気になる。両者とも海外での評価が高いので内容によっては、日本以上に欧米や欧州などから注目が集まるのではないか」と言う。
昨年は、音楽で大きなヒットや話題がなかっただけに、今年はPIERROTとディルアングレイのコラボレーション・プロジェクトが大きな起爆剤になるかもしれない。