歌姫の〝生ライブ〟に900人のファン熱狂! ボーカルも健在! 中森明菜が7年ぶりにディナーショーで完全復帰。

歌手・中森明菜のディナーショーが東京・ヒルトン東京お台場を皮切りスタートを切った。09年以来、実に7年ぶりの生ライブとなった。詰めかけた900人のファンは明菜の元気な姿に大声援を送っていた。心配されたボーカルも健在で、現役時代と変わらない声量で80分のステージを完走した。
会場は、ステージ開始の10分前から「明菜コール」が響き渡った。これは凄い。LED映像を駆使したステージの中央からモノクロームのドレス衣装に仮面をつけて登場ーーまるで仮面舞踊会といった雰囲気だ。これで会場のボルテージは一気に最高潮に…。
7年ぶりの〝ナマ明菜〟のオープニング曲は昨年、復帰第一弾作品として出した「Rojo ―Tierra―」。続けて、ポルノグラフィティの新藤晴一が書き下ろした作品で女心を切なくも暖かく歌った〝春ソング〟の「ひらりーSAKURAー」を熱唱した。共に、明菜の心情を示した作品として知られてきた。
会場の大声援に明菜の目も潤む。やや、すすり泣きで「始まる前から大きな声を出して、みんな声がかれてませんか? これはディナーショーですよね」。明菜流にファンを気遣ってみせた。
「長い間、待たせてしまって申し訳ありませんでした。しかも、根気よく諦めずに待っていていただいて心から感謝しています」。
さらに、初日のディナーショーがファンクラブの会員を対象にしていたことから「これまでファンクラブに入っていただいてありがとう。情報も途切れがちで、いろいろと不満もあったかと思いますが…。でも、きっと今日は入っていてよかったなと思っていただけたかと…」と冗談ぽく語った。
明菜は、10年秋にストレスによる免疫力低下で体調を崩し、この暮れに予定していたディナーショーを中止した。明菜にとって年末のディナーショーは恒例の行事だっただけに苦渋の選択だった。
しかし、2年前の14年の暮れに「紅白」に出演し歌手復帰。その後はアルバム制作に重点を置く活動で体調を整え、本格的な復帰を目指してきた。
今回は、来年のデビュー35周年を控え「休養中も応援し続けてくれたファンへの感謝。元気になった姿を見せたい」という明菜の想いが募ってのステージ復帰となった。その一方で、ディナーショーからの復帰を決意した背景には「6年前に中止したディナーショーへの拘りがあった」とも言えるが、明菜にとって、大ホールでのコンサートに比べ、ディナーショーは「ファンとアトホームな関係が築ける」という思いもあったのかもしれない。
ステージの後半は、真っ赤なドレスで登場し「ミ・アモーレ」や「飾りじゃないのよ涙は」「少女A]など代表曲、ヒット曲14曲をメドレーで45分間に渡ってノンストップで歌い切った。これには圧巻だった。明菜の完全復活に、会場内からは「歌を続けて」と熱い声援が送られていた。
今回のステージ復帰に合わせ11月30日にはカバーアルバムの発売した他、12月21日には完全限定生産のクリスマスCDをアナログレコードと併せて発売する。「どうにもとまらない」や「宿無し」など、70~00年代までのポップ、ロック・ナンバーを歌姫・中森明菜のボーカルで蘇らせる。
なお、ディナーショーは東京・ヒルトン東京お台場を皮切りに大阪、名古屋などを回り、ファイナルは12月29日のハイアットリージェンシー大阪まで全10公演を予定している。