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訃報――乳がんは克服したが…テレビ放送世代の“元祖アイドル”島倉千代子さん肝臓がんで帰らぬ人に。

金曜日, 11月 8th, 2013

テレビ放送世代の“元祖アイドル”として、歌謡界で一時代を築いた歌手・島倉千代子さんが8日午後0時30分、肝臓がんのため入院先の都内病院で死去した。75歳だった。
「東京だョおっ母さん」や「人生いろいろ」などのヒット曲で知られる島倉さんだが、筆者が島倉さんで一番の記憶に残っているが93年に初期の乳がんが発見され闘病生活を送ったことだ。今でこそ、がんであることを告白する芸能人が多いが、当時、島倉さんの“乳がん告白”は、マスコミばかりではなく日本中を震撼させる芸能ニュースとなった。そんなことから島倉さんを、よく取材したものだった。島倉さんの死去のニュースを聞いて当時のことが懐かしく思い出された――。
島倉さん曰く
「乳ガンと聞かされた時は、信じたくない、信じられないという気持ちでしたが、現実を認めなければと自分自身と闘ってきた。幸い、早期発見でもあったし、入院も決まってホッとしています。いちるの望みを持っています。私には歌しかない。歌うために頑張ります」。
気丈に語った。
「島倉千代子が都内の病院に極秘入院している」。
第一報が流れたのは93年3月4日のことだった。所属事務所は、その事実を全面否定したが、芸能界は大騒ぎとなった。
ただ、3月1日に東京・渋谷のNHKホールで収録された田端義夫さんと共演したNHK「ふたりのビッグショー」に出演して元気な姿を見せていたことなどが判明。結局は「実体のない“幽霊情報”」と結論付けられようとしていた。
当時、島倉さんは故・美空ひばりさんの亡き後“歌謡界の大御所”として「人生いろいろ」などのヒットを飛ばし、CMでは子供たちにまで親しまれていた。一方、プライベートでも、91年に所属事務所「トラスト・ミュージック」の萩原和儀社長との“再婚”が噂されていた。
「今年(93年)の1月に会った時、顔色が優れていなかった。とにかく、辛そうでしたね。『紅白』に出なくても、島倉さんは超売れっ子。仕事疲れではないかと思っていた」。
顔見知りの音楽関係者は、そう心配した。
当時の歌謡界はバブル崩壊もあって不況に陥ろうとしていた。しかし、島倉さんクラスの歌手にとっては大きな影響はなく「年末年始は各方面から引っ張りダコ」で「スケジュールは半年先まで入っているぐらいだった」(関係者)。
ところが、ある興行関係者によると島倉さん側から
「3月から3ヶ月間のスケジュールを秘密裏にキャンセルしてきたんですよ」
という情報が…。その興行関係者は慌てた。「大きなイベントが入ったのかと思ったんですが、歌謡生活40周年は95年ですからね。よっぽどの理由があったのかと。ただ3、4月などの営業は、もうチケットも販売済み。キャンセルなんてしたら、莫大な借金を抱えることになりかねない」。
ところが、そこに飛び込んできたのが「極秘入院」の情報だった。
もっとも事務所側は「入院なんてとんでもない。病気もしていない。50歳を過ぎたので年に1回診断を受ける程度のこと」と断言していた。
しかし、それから1週間経った93年3月9日、島倉さんは東京・赤坂の日本コロムビア本社(当時)で緊急記者会見を開き、自身の口から「乳ガン」であることを認めた。
90年に恩師の浜口庫之助さん、そして後輩歌手の村上幸子さんをガンで亡くした。憔悴しきった島倉さんは、それを契機に自ら立ち上がり「ガン撲滅チャリティー委員会」を創設し、積極的にガン撲滅のためのチャリティー運動に取り組んだ。その島倉さんがガンに侵される。そして今回も肝臓がんで亡くなるとは…。ある意味で皮肉な話だろう。
当時、島倉さんが、自らがガンであることを告白したのは、早期発見だったことはもちろんだが「ガン撲滅運動をしているので、自らの体験を踏まえて、ガン撲滅を一生やっていくことが自分に課せられた使命だと思った」と語っていた。
93年3月22日に東京・中目黒の東京共済病院に入院して患部の切除手術を受けた。
――島倉さんは、92年から年1回、人間ドック入りを習慣化し、がんが発見された93年も1月7日に東京・渋谷のPL東京診療所で定期健康診断を受けるためにドッグ入りした。その際、左胸の乳頭の真下1センチほどの箇所に異常を発見した。
医師からは「良性」と言われたが、心配になり、手術を受けた東京・中目黒の東京共済病院で再検査を受けたという。すると1月19日に「悪性腫瘍の疑いあり」と診断された。
自覚症状は全くなかった。超音波による発見だった。2月25日に同病院で再び検査を行った結果、3月3日になって、担当医だった佐藤雅昭(まさてる)院長から「早期乳ガン」であることが宣告されたという。ガンの転移はなく「一部を切除する程度」だと診断された。島倉さんは
「私の頭の中では、ガン、イコール死でしたから、ガンは物凄く怖いと思っていました。乳ガンと聞かされた時は、信じたくない、信じられないという気持ちで、ずっと眠れなくって…。ただ(現実を)認めなければと自分自身と闘ってきた」。
その表情は、能面のようにこわばっていた。
その一方で「(人生)いろいろありますね。やっと借金を返したし、いろいろ終わったのに、ガンにはなりたくはなかった」とホンネも。
同病院側は「手術は100%大丈夫」と太鼓判を押した。このため、島倉の頭の中は早くもリハビリ→歌手復帰でいっぱいだったという。
「リハビリには病室で踊りの稽古をするわ」
島倉さんは目を輝かせていた。
「歌いたいから負けられない。ファンのためにも早く元気になって歌います」。
手術は約3時間かけて行われ摘出手術は成功だった。左胸乳腺を4分の1と、ガン細胞が転移しやすい脇の下のリンパ腺付近10センチを切除した。
摘出手術から6日目の3月30日、島倉さんは55歳の誕生日を病室で迎えた。
病室には前川清や鳥羽一郎、堀内孝雄がお祝いに駆けつけ「ハッピー・バースデー」の大合唱をしたという。
その後の回復力は早く、4月14日には極秘で一時退院し、札幌市の北海道厚生年金会館に向かい、北海道のテレビ局が主催した演歌の祭典「北に歌あり艶歌あり」に出演した。縫合した傷口を痛んだが、看護婦付で挑んだ。
入院から1か月半。4月18日に正式に退院した。NHKでは入院前に収録した「ふたりのビッグショー」(田端義夫と共演)を放送。本格的な復帰は5月19日に鳥羽一郎と前川清が開いた「てのひらの会」と銘打ったコンサート(三重・津市文化会館)だった。
島倉さんは、57年に「逢いたいなァあの人に」で「紅白」初出場。その後、35回出場した。その他「恋しているんだもん」や「ほんきかしら」などのヒット曲を生んだ。99年には紫綬褒章を受章している。来年には芸能生活60周年を迎える予定だった――。

九州エリアから新人アーティストのヒットを!! Serena、wacci、nicotenら5組のソニー系新人がライブコンベンションで実力アピール!!

金曜日, 11月 8th, 2013

福岡・中洲のGate’s7でソニー・ミュージックディストリビューション福岡オフィス主催のライブコンベンション「MUSIC TRINITY」が行われた。「九州エリアから新人アーティストのヒットを…」という掛け声のもと繰り広げられた新人アーティスト・コンベンション。
日本は「世界第1位」の」音楽大国になったとはいえ、CDの低迷は続いている。音楽配信も元気がない。だからと言って何もしないわけにはいかない。とにかく、次の世代を担う新人アーティストの発掘と育成は急務なのだ。そう言った中で、ソニーミュージックは「エリア・マーケティングの強化」を掲げ営業と宣伝が一体となって各地で独自のコンベンションを繰り広げている。
そういった中で、ソニー・ミュージックディストリビューション福岡オフィスも気合を入れて今回のコンベンションを行った。で、登場した新人アーテストの顔ぶれは――。
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8月に「ピンクの弾丸」でデビューした女性シンガーのSerena(セレナ)、来年1月にミニ・アルバム「night walking」でメジャー・デビューする男女3人組ユニットのシナリオアート、デビュー1年目を迎えた5人組バンドのwacci(ワッチ)、今年7月に「アルドレアe.p.」を発売してメジャー・デビューしたnicoten(ニコテン)、そして、10月にアルバム「C」でデビューしたCHEESE CAKE(チーズケーキ)の5組のアーティスト。彼らはミニ・ライブで、それぞれの実力をアピールした。
いずれも新人である。念のために紹介しておくと…
コンベンションでトップバッターを務めたのは絢香や家入レオなどを育てた研音に所属する注目の新人、Serena(セレナ)。東京出身の19歳。今年8月21日に「ピンクの爆弾」でデビューした。同曲は川口春奈主演のTBSドラマ「夫のカノジョ」主題歌となっている。ドラマの視聴率は低調だが、視聴率が低調なドラマからはヒット曲が出る…ってことも多々あるだけに、もしかして注目していいかもしれない。ところが11月13日には早くも第2弾シングル「CHANGE!!」も発売される。ライブでは前記2作品と「You&I」の3作品を力一杯熱唱した。「たくさんの人と音楽で繋がって行けたら…。みんなが楽しんでもらえるようなライブをやりたい」と意気込んでいた。(アリオラジャパン)

続いて登場したのは、滋賀県出身の3人組バンド、シナリオアート。来年1月位15日に6曲入りミニ・アルバム「night walking」を発売する。ギター、ボーカル=男性、ドラム、ボーカル=女性、ベース、コーラス=男性という変わった編成で「高校時代の軽音楽部の仲間で結成した」と言う。「シナリオでストーリーで追いながらアートのように描いてく。人生を豊かにするような音楽をやっていきたい」とアピールしていた。ライブでは「ハロウシンパシー」「ホワイトレインコートマン」「ハジメマシテ」の3曲を披露した。(キューンミュージック)

3組目登場のwacci(ワッチ)は、いきものがかりと同じキューブの所属。「新世代の想食系(そうしょくけい)ワンルームミュージック」がキャッチだとか。もともとは別々に活動していた5人が4年前に「みんなに聴いてもらえるようなポップスをやろう」と一つのグループになったという。昨秋11月7日にミニアルバム「ウィークリー・ウィークディ」でメジャー・デビューした。今回のコンベンションは「デビューして丁度1年目」だった。「バンドが持っている力は限られていますが、曲作りと同じように、その曲を一人も多くの人に届けられるような作業も重要だということを実感している。派手なバンドではないけど地道に一つ一つやっていきたい」と意気込んでいた。ライブでは石川遼が出演して話題のCM「ハウスのシチュー」のCM曲として起用されている新曲の「君とシチューを食べよう」(配信リリース)、「まっぴら!」「東京」の3曲を披露した。(エピックレコードジャパン)

4組目の登場は男性3人組バンドのnicoten(ニコテン)。結成3年目の実力派バンド。「それまで、違うバンドのリーダーだったんですが、気が合ったのでスリーピースバンドを結成した」と言い「僕たちとファンの点と点が繋がるように頑張りたい…。で、グループ名をnicotenとしました」。現在は東京を拠点にライブ活動を続け、今年7月24日に5曲入りの「アルドレアe.p.」でメジャー・デビューした。リード曲の「アルドレア…」は、全国のFMラジオで評判となり、30局以上でパワープレイを獲得した。10月23日には、やはり6曲入りの「Exit e.p.」が発売されている。ライブでは「Exit」「Oh! Summe!!」、そして「アルドレア…」を披露した。(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)

そして、コンベンションのトリを務めたのは男性2人、女性2人の4人組グループ、CHEESE CAKE(チーズケーキ)。地元。福岡県春日市出身。「中学生時代、地元の熟で知り合い仲良くなった」ことがグループ結成のキッカケ。今秋10月2日にミニアルバム「C」を発売してデビューした。活動の中心はライブで、すでに日本全国を回っている。「今年も40本以上のライブをやりました」と言う。「みんなに共感してもらえるような音楽をやっていきたい」と言う。ライブでは「音の無い世界のうさぎ」、そしてインディーズ時代から「大切にしている作品」という「寝ぐせ」、「君とSOS」を力一杯歌い上げた。(SMEレコーズ)