ミスチルや達郎、ユーミンなどベテラン活躍で2012年のパッケージ商品と音楽配信の売上げが米抜き日本が初の世界第1位!!

世界の音楽産業で、CDなどのパッケージ商品と音楽配信において2012年に日本が初めて米国を抜いて1位になったことが分かった。一般社団法人日本レコード協会の北川直樹会長(ソニー・ミュージックエンターテンメント代表取締役社長=写真=)が7日に明らかにした――。
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CDが売れない!売れない!と言われ続け何年が経ったか…。そう考えたら、20世紀末から売り上げは落ち続け、21世紀に入ったら年々”前年割れ”。一時は「底を打った」なんて言われたこともあったが、明らかに底割れ状態だった。
宇多田ヒカルのアルバムが850万枚だとか、GLAYが500万枚を突破したとか…あの時代は何だったのか? その音楽業界も昨年(2012年)は好調で、何と14年ぶりに生産実績で前年度の売上げを上回った。
日本レコード協会によると2012年1月から12月までの累積レコード生産実績で、CDなどオーディオとDVDなどの映像商品を合わせた総生産実績が、数量で3億4243万8000枚(本)となり前年度を8%上回り、金額ベースでも前年を5%上回る4237億1700万円となったのである。
一方、「オーディオ」とDVDなどの「音楽ビデオ」を合わせた、いわゆる「音楽ソフト」の実績は、数量が前年を12%上回る2億9066万3000枚(本)となり、金額でも2桁――10%増の3108億2800万円となった。因みに、この金額は09年(平成21年)の3165億1500万円とほぼ並ぶ水準だった。
そういった結果もあって、パッケージと…それに音楽配信を合わせた売上げが世界第一位になったと言うのである。
では、世界第一位となった最大の要因は何だったのか?
何とそれは、ベスト・アルバムが好調だったと言うことのようだ。北川会長も「ベストアルバムが大きく貢献した」と断言していた。
振り返ったら、昨年はMr.Childrenをはじめ山下達郎、コブクロ、そして松任谷由実などのベスト・アルバムがオンパレードだった。それは、ある意味で40代から60代のユーザー層が一気に動いた…という一語に尽きる。
それにしてもミスチルや達郎、ユーミンと言った超ベテランのアーティストの活躍で「世界一位」の座を獲得し得たことは、日本の音楽産業にとって喜ばしいことである。ここ数年、「売れた作品」というとAKB48と嵐ばかりの名前が出ていたが、現実をよく見ると、実はそうでもなかったと言うことだ。
いずれにしても、時代の流れの中で「CDが売れなくなった」と言うのも現実だし否定できない。ただ、やはり、いい作品は売れている。北川会長も言っていたが「ヒット曲を作り、アーティストを育てていかないと音楽産業はダメ。とにかく新人アーティストが多数出てきて、ベテランもヒット曲を作っていくことが大きな活力になる」。ま、当たり前のことだが…。しかし、「売れない売れないと言っていると、ユーザーの購買意欲も落ちてしまう。ここは、業界全体でユーザーのモチベーションンを上げていくような雰囲気作りをしていかないと…」(北川会長)。
それも当然のことだ。