原発は安全だって!? 福島原発事故の後始末も出来てないうちに総理自ら日本の原発を輸出…

 日本では未だに東京電力福島第一原子力発電所の後始末が出来ず、右往左往しているというのに、その一方では原子力発電所の「安全性」を訴え、安倍晋三総理が自ら出向いて“トップ・セールス”。トルコが北部シノップ県で計画する原子力発電所建設に日本が協力することで合意である。建設費は220億米ドル(約2兆1780億円)というから、日本経済にとっては大きな話なんだろうけど、どう考えても無責任なトップ・セールスである。
 安倍・自民党は東日本大震災に伴う原発事故で後退した日本の原子力産業を何とか再構築したいと思っているのだろう。しかし、原発事故による“その後”は、時間が経っただけで実際には何も進展はしていない。要はズルズルになっているだけ。だいたい福島第一原発が巨大地震で壊れたのが、あるいは大津波によって壊れたのかもハッキリしていないのが現状である。それを「安全」と言い切ってしまう安倍総理も凄いというか怖い。本来なら、原発の研究を深めて、安全性を高めていくものだろう。だとしたら、まだ、福島原発事故の実態さえ分かっていないのに、もう…。
トルコのエルドアン首相は、福島第一原発事故での教訓を踏まえ、「我々は原子力技術を必要としている。(日本の)最新の技術をもって…」と言うが、原子力に「安全」なんてものはない。あるのは「リスク」だけだろう。
しかし、マスコミも、今回の日本の「原発輸出」には何故か批判めいたものはない。僅か1年前は、反原発で大騒ぎだった。首相官邸には反対者が集結したりなんかして、それこそ社会現象になっていた。それこそ原発を稼働するかどうかでも論議が起こっていた。それが、1年も経たないうちに…これが日本の国民性ってやつか?福島の人は一体、どう思っているのか?それとも、今回の安倍総理の合意はトルコでの話。日本じゃなきゃいいって話なのか?