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SMAP、嵐、福山雅治、Superflyとトータス松本…五輪開幕で各TV局テーマ曲対決!! 本命はいきものがかり!?

土曜日, 7月 21st, 2012

ロンドン五輪まで1週間を切った。盛り上がるかどうかは、日本選手の頑張り…、やはり、どれだけメダルが取れるかによるだろうが、それにしても、やや盛り上がりに欠けているのが五輪関連のテーマ曲である。
まず、民放テレビ局のテーマ曲だ。TBSと日本テレビはジャニーズで選曲。TBSはSMAP「Moment」で、日本テレビは嵐「証」。その他、フジテレビはSuperflyとトータス松本がデュエットした新曲「STARS」。Superflyとトータス松本は同じ所属事務所だけに、分かりやすい組み合わせ…。そして、ここにきて視聴率でトップを突破しる絶好調のテレビ朝日は福山雅治「ドデスカ!」。因みに”番外地”のテレビ東京も今回は力が入っていて、小林武史と大沢伸一によるユニットBradberry Orchestra(ブラッドベリイ・オーケストラ)の「Physical(フィジカル)」。ボーカルにはスガシカオ、クリスタル・ケイ、Salyuが参加している。このためアーティスト名は「Bradberry  Orchestra feat.スガシカオ、Clystal kay、Salyu」。
いずれにしても、オリンピックはスポーツの祭典でもあるが、アーティストにとっては「自分たちの楽曲で日本選手を応援したい」と言いたいだろうが、関係者にとっては、五輪との相乗効果で「1枚でも多くCDを売りたい」というのがホンネだろう。
では、果たして、どの楽曲が五輪の恩恵を受けるのか…である。
本命は、おそらくNHKのテーマ曲だろう。上記には記していなかったが、NHKはいきものがかり「風が吹いている」を起用しているが、冷静に考えたら五輪のテーマ曲としては最もインパクトが強い。
確かに、CDのセールスから言ったら嵐、SMAPにはかなわないだろうし、もしかしたら福山雅治やSuperflyとトータス松本とも微妙だ…。しかし、五輪のテーマ曲として「記録」より「記憶」に残るだろう楽曲としてはいきものがかりだろう。もっとも、楽曲のタイトルがAKB48の「風は吹いている」と似ているのが、どうにも気になるところだが…。
いずれにしても、NHKと民放各局とでは五輪への取り組みにも差があり過ぎる。NHKはPR番組はもちろん関連特番や、BS放送では全試合を放送するという。とにかく大会期間中、NHKのロンドン五輪番組はオープニングやエンディングテーマで、いきものがかり「風が吹いている」が流れるわけだからハンパじゃない。
過去、NHKの五輪放送テーマソングは、1996年アトランタ大会の大黒摩季「熱くなれ」、2004年アテネ大会での、ゆず「栄光の架橋」、08年北京大会のMr.Children「GIFT」などがある。特に、ゆず「栄光の架橋」の時は、体操男子団体で日本のエース冨田洋之が着地する直前、実況中継をしていたNHKの刈屋不二雄アナが「栄光の架橋」の楽曲を踏まえ、「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ!」と実況、大きな話題になったものだ。そう考えたら、「風が吹いている」は、どことなく「栄光の架橋」を意識したような感が漂うだけに、もちろんタイミングもあるだろうが中継の実況アナが気を利かせて「風か吹いている」をうまく使ってくれたら…。ま、何が起こるか分からない。…因みに、刈屋アナは僕と同じ静岡県御殿場市の出身である。
ところで「風が吹いている」は、7月18日に発売された。同時発売されたNEWSやフレンチ・キスには届かず、どうやら初登場3位が濃厚である。とにかく、NEWSは現時点で22万点を超えているし、フレンチ・キスも7万点を超えている。ちょっと、この数字には届きそうにない。しかし、いきものがかりは今回のシングルが24枚目になるが、なかなか1位をとれない(これまでは「YELL/ジョイフル」「ありがとう」の2位が最高位)。もちろん、チャートだけがすべてじゃない。実際、アルバムに関しては確実なセールスになっている。2枚組のベスト・アルバムは140万枚を売っている。今回のアルバム「NEWTRAL]も好調なセールスとなっているだけに「アルバム・アーティスト」と言ってしまえば、それで片付くだろうが、やはりアーティストである以上は名刺代わりのシングルも重要だ。タイミングもあるのだろうが正直言ってちょっと残念である。
いずれにしても、冷静に考えて今や本来のJ−POPは危機に瀕している。まあ、人によって楽曲の価値観には相違もあるが、いくらCDが売れていると言っても、単に数字だけで踊っているAKB48や、その関連漣商品のようなものでは困る(レコード産業的には生産実績が上がっていいのだろうが…)。いずれにしても、全うな音楽で勝負するいきものがかり(他にもミスチルや桑田佳祐、ゆずといったアーティストは多いが…)のようなアーティストには頑張ってもらいたい。6月の東京・渋谷公会堂でのホールツアーには、お忍びで観に行ったがコンサートも充実しているし、実に見応えのあるステージを繰り広げていた。デビューして今年7年目だと言うが、とにかく背伸びをしていないのがいい。そういった意味で、今回の「風が吹いている」は、チャートも気になるが単にお数字に踊らさるのではなく、記憶に残る作品として、2012年を語るような代表作になって欲しいものである。