TAIJI自殺事件訴訟(3)…原告が被告に対して「誹謗中傷行為」「社会的名誉を低下させた」と訴える主な内容は!?

元ロックグループ“X”(現X JAPAN)のメンバーだったTAIJIこと沢田泰司さんの自殺事件について、【ヘッドロック】が記した記事に対し原告・北見輝美氏は、訴状で次のように反論した。

まず、成田発サイパン行のデルタ航空機の中でTAIJIがマネジャーである北見氏と口論になり暴れたことから逮捕された――と記した件に関しては
「そもそも、原告と訴外沢田が口論になったことはなく、上記事実はまったくの虚偽であり、原告の社会的評価を下げるものである」
原告が、事件に関して「私には関係ない」「私の責任ではない」と言っていた…。さらに、原告が事件直後にTAIJIのブログからホームページまでを削除してしまったとした内容については
「原告が訴外沢田の機内での暴力行為の原因が原告にあることを隠蔽しようとした旨の誹謗中傷行為」とした上で
「そもそも、原告はホームページを削除したことはない。また、ブログについては、第三者の指示を受けて削除したものであるし、、原告が、積極的に『私は知らない』等と周囲に働きかけたことはない。そもそも、なぜ、上記事実をもって、原告の行為が『犯罪に近いものがるのか』だとか『TAIJIを見殺しにしたのと同じことだろう』と評価できるのかが不明である」。

さらに、原告が、TAIJIの携帯電話を使ってメールを送信し、元気な様子を知らせている。日本では「意識がある」「言葉を喋っている」との情報だったが、何故か、それはTAIJIの携帯電話メールを使って、北見が情報操作をしていたからだ…などと記したことについては
「そもそも、原告が訴外沢田の携帯電話を使用してメールを送信したことはなく、当然、原告が訴外沢田になりすましたことはない。被告の発言は全くの虚偽である。なお、原告が、訴外沢田の携帯電話に着信したメールに対して、原告自身のアドレスにメールをしたことはあるが、そのメールを送信する際にも原告は原告自身の立場でメールを送信している。いずれにしても、原告がメールを返信した事実は、被告の言う偽装工作とはほど遠いものであり、被告の発言により原告の名誉が毀損されたことは明らか」。

また、大手プロダクションのコメントとして「原告の夫が、サイパンの一大リゾートホテル、マリアナリゾート&スパホテルの社長を務めており、サイパンでは最高裁判長から警察まで、全て手懐けわれていたと言いう。そういった意味では、TAIJIの逮捕から自殺、その裏事情は全て把握していたことは明らか」と記したことについては
「一民間人であり日本人である原告が、なぜアメリカ合衆国自治領であるサイパン島の捜査機関や裁判所を自由に動かすことが出来るのか不明であるし、なぜ検視を拒むことが出来るのかも不明である。原告は家族を説得したことなどないし、あくまで家族の要望に従って対応していたに過ぎない。いずれにしても、上記事実は虚偽の事実であり原告の社会的名誉を低下させる発言である」。

また、TAIJIが極秘に日本に戻され、千葉県内で密葬が執り行われた…と記した点に関しては
「まるで原告が、訴外沢田の死体特定を防ぐために極秘裏に火葬をしたかのような発言を行った」
「訴外沢田の火葬は訴外沢田の家族の希望であり、原告は家族の要望に従ったに過ぎず、被告の発言は全くの虚偽で原告の社会的名誉を低下させるもの」

さらに、TAIJIは「自殺ではなかった」可能性が出てきた。「実は、TAIJIの首には首を吊った時にできる痕が全くなかった」とし、口の周辺には、粘着テープが貼りつけられたような痕まであった…。この証言が事実なら「TAIJIが首を吊った」という情報まで怪しくなってくる…と事件に対する疑問・不審を漠然と記したことに関しても
「訴外沢田が何者かに殺された可能性がある旨の発言を行った」と断じ
「同発言は、前記に記載された『原告が訴外沢田の死因特定を防ぐために検視を拒み密かに遺体を火葬した』旨の被告の発言と相まって、まるで原告が訴外沢田の殺害に関与していると閲覧者を思わせる結果となった」
「そもそも、首を吊った時に出来る痕がなかっただとか、口の周辺に粘着テープが貼られた痕が残っていた等と被告は発言するが、いったい何を根拠にこのような発言をするのか不明である。同発言が他の被告の発言と相まって原告の社会的名誉を低下させるものであることは明らか」

そして、TAIJIの公式ホームページに不正アクセスを行い、TAIJIの母親になりすましてコメントを掲載した…ホームページに侵入できるのはパスワードを簡単に入手できる立場にいる者しかいないとし、母親のコメントが原告のハッキングによって掲載されたことを指摘したことについては
「原告は訴外沢田のホームページに訴外沢田の母親の名前を使用してコメントを掲載したことなどなく、同事実は虚偽の事実であり、原告の社会的名誉を低下させるもの」
などと訴えている。
いずれにしても、TAIJIの自殺に関して、どこが思い違いで事実に反しているのか…!? そういった意味で、この訴訟はまたとない機会である。TAIJIの死を無駄にしないためにも真実を明らかにすべきであることは間違いない。
【つづく】