きたやまおさむの手がけた作品の約4分の1が…杉田二郎デビュー45周年記念コンサート!!

 ジューベルツ、ジローズ…。そして「戦争を知らない子供たち」で知られるシンガーソングライターの杉田二郎が今年でデビュー45周年だと言う。一口に45年と言うが、これは凄いことだ。1つの会社に就職したって、勤続45年なんていうのは案外少ないだろう…。
そんな杉田のアニバーサリー・コンサート「戦争を知らないこと子供たちへ」が8日、東京・千駄ヶ谷の日本青年館大ホールで行われた。この会場は、かつて杉田が「男どうしコンサート」などをやっていた。ある意味では思い出のホールである。
その杉田。45周年の記念アルバム「戦争を知らない子供たちへ」というのを4月11日に発売するが、今回のコンサートはアルバムに連動したものとして行われた。
言うまでもなく、杉田と言ったら「きたやまおさむ」である。
 きたやまおさむ(北山修)は、今や精神科医で医学博士、九州大学名誉教授…だが、実は作詞家でミュージシャンだった。北山は京都府立医科大学時代にザ・フォーク・クルセダーズのメンバーになった。杉田は立命館大学の学生だった当時に知り合った。「北山さんと知り合って、もう47、48年になる。その後、デビューして45年、これまで色々な人と出会ってお世話になってきたが、北山さんとの出会いがなかったら今の自分はなかった」と言い切る。
 北山は「帰ってきたヨッパライ」や「戦争を知らない子供たち」の他「あの素晴らしい愛をもう一度」「風」「花嫁」「白い色は恋人の色」。さらには堺正章の大ヒット曲「さらば恋人」などを作詞をしてきた。日本音楽著作権協会(JASRAC)に楽曲登録されている作品は370曲にものぼると言うが、そのうち100曲余りは杉田に提供してきた作品だと言う。
 と言ったわけで、今回の45周年記念のコンサートは「杉田二郎 きたやまおさむを歌う」とも付けられた。当然、最新アルバムの「きたやまおさむ」作品ばかりで構成されていた。
 企画と演出を担当するのは当然、きたやまおさむ。半年前から企画を練ったそう。で、本番を見た北山は「フォークのコンサートとしては、非常にクオリティーの高いコンサートになっていた」。
 そのコンサートは2部構成で、ステージは、神奈川県三浦市の「かもめ児童合唱団」の合唱で幕を明けた。この合唱団と杉田とは、最新版の「戦争知らない子供たち」をコラボしている。「世界中の子供たちが戦争を体験しないように…」といった杉田の願いが込められている。
いずれにしても
「この人の歌を歌うことが出来、僕はいい人生を送ることが出来ています」
と、杉田は「あの素晴らしい愛をもう一度」や「戦争を知らない子供たち」をはじめ「三崎の歌」「涙は明日に」「題名のない愛の唄」「夕日よおやすみ」「男どおし」、「地球のどまんなか」「風」。きたやまが「最高傑作の作品」と自負している「積木」など21曲を力一杯熱唱した。また、アンコールでは、45周年で「2人のケジメのための」新曲として書き下ろした「歌と皆さんとその拍手」を披露した。「この曲で、きたやまとの新たな関係をスタートさせることが出来る」と杉田。
因みに、「帰ってきたヨッパライ」については「このまま永遠に来て去ってしまう作品だと思ったが、これからは杉田さんが歌い続けていって下さい」ときたやまは要望していた。
杉田には、3月末までのナイターオフに僕がニッポン放送で半年間レギュラー出演していた「松本ひでお 情報発見ココだけ」の最後に電話出演してもらった。今年は、この他でも色々と縁があるかもしれないので、デビュー45周年は元気いっぱいに活動して欲しいものだ。きたやまは「ダラダラとやっていくのもいい…」と言っていたが…。