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エイミー・ワインハウスやアデルに続く米NY発の女性シンガー、ラナ・デル・レイが全世界で新風巻き起こす…

水曜日, 2月 8th, 2012

holiday-Rondon (2).jpgレトロなビジュアルと 独特な歌唱スタイルで全米や全英で話題を席巻している米女性シンガー、ラナ・デル・レイが2月8日にアルバム「ボーン・トゥ・ダイ」で日本デビューした。「2012年の本命新人」と言われ、デビュー前から全米や全英で注目されてきた。驚くのは彼女の人気だ。アルバムの発売に合わせ予定されていたUKツアーがファン殺到で急きょ公演を見合わせる異例の事態にまで発展。その煽りを受けて、3月8日に予定していた日本公演も中止されることになった。予想を上回る人気に「対処し切れない」というのがその理由らしい。今回は、そんなにラナ・デル・レイを直撃した――。
彼女は、昨年7月23日に英ロンドンのカムデンにある自宅で27歳で亡くなった英出身のR&Bシンガー、エイミー・ワインハウスや、大ヒット中の英出身の女性シンガー、アデルに続く「次世代女性シンガー」と評されている。
デビューのキッカケになったのは、昨年6月末に自ら監督、制作した楽曲「ビデオ・ゲームス」のプロモーション・ビデオ(PV)をインターネット動画共有サービス「YouTube」にアップしたことだった。ところが、そのビデオを海外音楽情報サイト「ピッチフォーク」が”ベスト・ニュー・トラック”として紹介されたことからブロガーの間で瞬く間に話題に…。1ヶ月足らずで200万回を突破する話題作となった。
そういった人気に昨秋には「ビデオ・ゲームス」をiTunesでデジタル配信したところ、全英を含む9ヶ国のiTunesで1位にランク、19ヶ国でベスト10入りを果たした。「米国のシンガーが米国以上に英国内でヒットすることも異例だが、それ以上にデビュー前のアーティストとしては前代未聞の盛り上がり」(洋楽関係者)と言われている。
昨秋、英最大の音楽専門誌「Q」が主催する読者投票による「Qアワーズ」ではラナ・デル・レイが「ネクスト・ビッグ・シング(次の大物)」に選出された。さらに、英国では「ザ・サン」に次ぐ大衆紙の「デイリー・メール」が彼女について「デヴィッド・キャメロン首相の最大のお気に入り」と報じて大きな話題にもなった。そういったことから米メディアは「同じニューヨーカーのレディー・ガガ以来、最も知れ渡るステージ・ネームになるだろう」と報じている。
彼女の人気は、今年に入ってからは、さらに高まりアルバム「ボーン・トゥ・ダイ」は、英国で1月30日、全米では1月31日に発売になった。英国でのチャートは、もちろんダントツの1位だった。しかも、発売日に合わせて繰り広げられる予定だったライブ公演はファンが殺到するなどで、公演は軒並み中止される事態になっている。
「世界中の人たちが私の音楽に興味を持ってくれているのは光栄なこと。私は、自分はまずはソングライターで、次にシンガーだと思っているの。ソングライターにとって、他人が自分の曲に耳を傾けてくれるというのは大変光栄なことなんです。日本でも1人でも多くの人たちに応援してもらえるように頑張りたい」
と、ラナ・デル・レイは意欲を見せていた。

■直撃インタビュー■holiday-Rondon (3)_ed.jpg
――自ら監督・制作した「ビデオ・ゲームス」が、YouTubeで大評判になったことについて…
ラナ・デル・レイ(以下LDR):この曲は5分間のラヴソングで、とても個人的な内容の曲。このビデオを2、3人の人に見せたら、おかしなビデオだと思ったみたい。特にこれといった物語もないし、映像のコラージュといった作りだから…。

――評判となった理由について、自身での分析は?
LDR:まず、美しいメロディーの良い曲だということ。それに、このビデオにはみんなが気に入るような何かがあるのでしょうね。

――日本について聞きたいのですが、どういったイメージを持ってますか?
LDR:そうね…。原宿。そして綺麗な女の子たち。それが日本のイメージ。どの子もみんな綺麗で、まるでお人形みたいだって。レディー・ガガさんもお気に入りなんでしょ?そう聞いているわ。原宿に行って日本の女の子たちを生で見たいわ(笑)。

――ファッションに興味があるの?
LDR:少しね。私がやってみたいことは、ただ(原宿に限らず)日本の街を散策して、その街のエネルギーを感じてみたい。そこで、みんながどのように交流しているのかをみてみたい。

――日本で行ってみたいところは?
LDR:特にはないけれど、いろんなレストランに行ってみたいわ(笑)。

――日本について、綺麗な女の子たち以外で、何か関心あることは?
LDR:何かしら…私にはあまりにも遠い国だから、輝くネオンサインと速いペースでよく働く人たちといったイメージかしら。日本と言えば、そういうことが頭に浮かぶ。

――1年前の3月に日本は大地震と津波で大きな被害を受けました…被災地・被災者に対してメッセージがあったら。
LDR:ニュースで見た時はショックだったわ。今、私に言えることはみなさんの幸運を祈ります…という言葉しかありません。私も自分の人生で何度となく難局を乗り越えなければならなかったのですが、そういった辛いことが起こった時には、また1から人生をやり直さなければならなくなります。それは実に気の遠くなる、自分がひるんでしまいそうになるようなことです。私の正直な気持ちとして、みなさんが早く立ち直っていただけることをただただ祈っています