「紅白歌合戦」4時間半の放送は長過ぎ!!視聴率低迷は出場歌手にも責任!? もっと事前に自己アピールすべき !!

「第62回NHK紅白歌合戦」の視聴率が、BSプレミアムで放送されず、総合テレビだけの放送になったにも関わらず、前年より下回った…これは、NHKはもちろんだが、アーティストやプロダクション、レコード会社もちょっとは深刻に考えるべき事態だろう。前のブログでも書いたが、もし、今回もBSで放送していたら、あるいは40%の大台も割っていた可能性がある。考えようによっては史上最低の「紅白」になっていたかもしれないのだ。ま、あくまでも想像ではあるが…。
かつてに比べて視聴率が低迷する要因として、まず4時間30分(途中のニュースを除いたら4時間25分)は、長過ぎる…ということもある。
かつて、高視聴率だった時代というのは、9時からの2時間45分だった。しかも、「日本レコード大賞」と、それなりに連動していたと言うのもあった。これは結果論ではあるが、「レコ大」→「紅白」という流れは、ある意味で理想的な流れだったのかもしれないし、「紅白」の高視聴率もそこにあったはずだ。そういった意味で、あくまで視聴率的に考え今後、「紅白」と「レコ大」を継続するなら…。もちろん、時代背景も考慮すべきだろうが、もう一度「レコ大」を大みそかに戻し、「紅白」を夜9時からのスタートにするなんてことも考えるべきだろう。もっとも、そうなったら出場者も減ることにはなるが…。
とにかく、4時間半もダラダラと長すぎる。どれだけの視聴者が継続して観ていたのだろうか…実に疑問である。
まあ、「紅白」の場合は、ある意味で百貨店のようなものだから、観たいところだけ観る…といった視聴形態でもいいのだが、そうなったら確実に平均視聴率は落ちていくに違いない。
とにかく、今の視聴者なんてのは「好きな歌手」「知っている歌」「話題のもの」「関心の高いもの」を観たいだけだろう。だけど、せっかくやっているんだから、1人でも多くの人に観てもらうようにするのは当然だろう。ところが、今回の「紅白」の現場取材は「写真NG」「会場退出」ばかり。そりゃ、事前に知らせないで、放送(本番)を観てのお楽しみ…っていうのも分かるけど、それでも興味を持って観るのはファンか、プラスαの視聴者。言い方は悪いが、今どきの視聴者が「『紅白』で、今年1年を振り返りたい…」なんて言って観ているわけない。だいたい、絢香は今年1年、何も活動をしていなかったんだから…。もっとも、テーマが「明日を歌う」だったわけだから、テーマには一致していたかもしれないが…。ただ、少なくても、かつて「紅白」で言われていたような「歌は世につれ世は歌につれ」という表現は出来なくなったことだけは確かだろう…。
いずれにしても、「紅白」の高視聴率の大きな要因となっていたのは、少なくともマスコミが必要以上に騒いできたこともある。それに「落ちた落ちた」と言っても40%前後の視聴率を上げる”オバケ番組”である。まさに”国民的番組”であることは間違いない。しかも、次の年にCDセールスにも跳ね返るだろうし、歌手によっては「営業ギャラ」にも関わってくる。小林幸子のように、「紅白」で使ったセットを翌年の舞台公演でも再利用するなどで客の動員にも欠かせない。このように1年の締めくくりとして「紅白」の果たす役割、影響は大きい。
だったら…。これからの視聴率は、「平均視聴率」より「個人視聴率」の時代である。そういった意味で出場アーティストは、他のアーティストより少しでも目立って、本番の放送で観てもらうような努力をすべき…と思うのだが。要は、いかに視聴者の関心を高めるかが重要だろう。ただ、それも一夜漬けの話題作りではダメ。それこそ、1年かけて話題を作り続けなければならない。そのためにプロダクションやレコード会社ではアーティスト・プロモーションに力を入れていると思うんだが…。その結果として「紅白」に出場して、年末に1人でも多くの人に観てもらおうと考えるのが自然な考えだと思うのだが…。それが、松田聖子と神田沙也加の「上を向いて歩こう」ではないはず。10年ぶりに出場して、中継でそれはないだろう…。もちろん、歌には意味があっただろうけど…。
ところで前半は、視聴率の35.2%は前年より0.5ポイント落としたものの芦田愛菜と鈴木福の「マル・マル・モリ・モリ!」は、確かによかった。ミッキーと出て来るときに芦田愛菜がコケたのも逆によかった!? また、ミッキーとのコラボも嵐にとって演出はよかったはずである。
AKB48は、昨年は130人だったが、今年は210人!? とにかく、今年の「紅白」は前年以上に人、人、人。まさに人海戦術だった。NHKホールの楽屋ロビーは人でゴッタ返していた。しかも、バナナの叩き売りじゃあるまいし、緑のラインが引かれ「取材は、このラインから入らないでください」。ま、そうは言っても所詮はAKB48。グループのコンセプトから言っても賑やかなのはいいのだろうけど、逆に今回はEXILEの方がシンプルに映ってよかったかもしれない!?
とにかく、出演者の駆けっこで慌ただしい。「1人でも多くの出演させれば、その人たちの家族や親せき縁者が観るから、視聴率が上がるんだよ」なんて、某スポーツ紙の記者が言っていたけど、なるほど、そんなもんかねぇ…。
後半は、KARAと少女時代では、冷静にみるとKARAの方が、印象に残るステージをやっていたか。楽屋裏でも、KARAの方が好印象だったかも…。徳永英明は、中島みゆきの「時代」をカバーしたが、歌を聴きたい人には良かったと思うが、KARA→徳永英明→Perfume→TOKIO→少女時代の流れには違和感を感じた。明らかに構成の問題。しかも、KARAが歌い終わって、徳永に移る前に、コロッケが出てきてAKB48と妙な応援。何なんだ、これは…。全く歌を考えていない。こういったやり方が「紅白」の意味不明なところだ。「紅白」の後半をKARAでスタートさせたいなら、その次はTOKIOにして、続いてPerfume→東方神起→倖田來未→郷ひろみ→少女時代→徳永英明→aiko→ゆずにした方が流れがよかったんじゃないか?
ついでに言うなら、いきものがかりの対戦相手が五木ひろしではないだろう。だったら、坂本冬美と入れ替え、いきものがかりは福山雅治との組み合わせにすべきだったはず。となれば、松田聖子→氷川きよし→いきものがかり→福山雅治→松任谷由実→EXILE…と流れだろうと思うのだが…。
しかし、何だかんだ言っても、長渕剛はイメージ的には成功したかもしれない。もっとも戦略としては間違っていなかったと思う。しかし、あのメッセージを言いたかったのだろうけど、あの場合は中継に意味があったわけだから敢えて言葉にせず、その分、もう1曲余分に歌った方が得策だったように思う。
いずれにしても、4日には発表されるだろう個人視聴率が楽しみである。

“予想”に反して視聴率が伸びなかった!?「第62回NHK紅白歌合戦」前半35.2%、後半41.6%

おそらくNHKも信じられない気持ちだっただろう。
年末――大みそかの「第62回NHK紅白歌合戦」の視聴率だ。
2日にビデオリサーチから発表された視聴率は前半が35.2%で、後半は41.6%だった。前年(10年=第61回)は前半35.7%、後半41.7%だったから、共に「前年割れ」したことになる。
結果的に「40%を超えた」わけだから「まずまず」と言われるだろうが、ちょっと待て!! 今回は、これまで放送していた衛星第二もハイビジョンも放送していない。つまり、総合テレビだけの放送だったのだ。これは、地上波もデジタル化ことから「難視聴地域が無くなった」ということらしいが、では、これまで衛星を観ていた視聴者は、どこにいってしまったというのだ!?
関係者によれば、衛星第二での「紅白」視聴者は4〜5%はいたそうだし、ハイビジョンでの視聴者も3%前後はいたと言う。ということは、その視聴率は少なくとも6%前後はあったと思われる。だったら、今回の「紅白」は、多少の浮き沈みはあったとしても43%。場合によっては45%超えもあった…。それが、「僅か」と言えども前年より、下回ってしまったということは、ハッキリ言って「魅力に欠けた」ということになる。いやいや、もし、これが今回もBSプレミアムで放送していたら、総合テレビは40%を切っていた可能性も大なのだ(09年の60回目は前半37.1%、後半40.8%、08年の59回目は前半35.7%、後半42.1%だった)。もっとも、例え40%を切ったとしても”オバケ番組”には変わりはないだろうが…。
因みに、関西での視聴率は、前半が34.1%だったが、後半については41.9%と若干、関東を上回る数字となった。
ところで、「紅白」の裏番組は日本テレビ「ダウンタウンのガキの使いであらへんで!! 絶対に笑ってはいけない空港(エアポート)24時」が前半18.7%で、後半16.6%と高視聴率を獲得した。
また、「紅白」と並んで年末の大イベントとなっている30日放送の「日本レコード大賞」は、14.9%で、こちらも前年(15.0%)を0.1ポイントだが下回った。