上場を維持するメリットはもはやなし!? ホリプロがMBOで東証1部上場廃止!! 株主は堀威夫氏と堀義貴氏だけに…

東証一部上場のプロダクションだった「ホリプロ」が、「MBO」(マネジメント・バイアウト=経営陣による自社買収)で、上場廃止することを明らかにした。ホリプロは、昭和から平成になった89年に店頭公開を行い、97年(平成9年)に東京証券取引所市場第二部に上場、さらに02年(平成14年)には東京証券取引所市場第一部に上場を果たした。
同社では、上場したことで根幹であるタレントマネジメント事業を主軸に「企業として成長を実現することが出来た」としている。そして、それから10年…。今回、経営環境の変化を受けて、経営陣による経営自由度を優先することとし上場の廃止を決めたという。
MBOによって公開買い付けするのは、同社の創業者で現取締役ファウンダーの堀威夫氏ら一族が株主の「有限会社青春社」(東京・品川区)で、1株1050円でホリプロ株の公開買い付けを行うという。期間は来週19日から来年2月6日まで。MBOを実施することで、ホリプロの株主は「青春社」のほかは非応募残存株主となる堀威夫氏と現社長の堀義貴氏となる。
今回の上場廃止の背景について、同社は
「昨今の国内経済の成熟化や人口減少、欧米を中心とした海外経済の減速懸念による円高進行等のマクロ的要素を背景に、当社を取り巻く業界環境に関しても厳しさが増しております。また、放送と通信の急速な融合とともに、消費者がコンテンツに接する形態・メディアの多様化が劇的に進行しており、当社のコア事業領域においても、今後数年間のうちに事業の選択と集中の実行が避けて通れない経営課題となり、その解決のために(1)収益拡大に向けた新規事業等の創出(2)主にアジアを想定した新市場への進出(3)タレントのマネジメント事業を始めとした基幹事業の構造改革(4)不採算事業の見直し――などの施策が必要になる。これらは、いずれも中長期的には当社の収益性向上に資するものですが、短期的には、一時的な収益低下、あるいは損失も予想されるため、結果として証券市場から評価が得られず、一般の株主の皆様に対して大きなマイナスの影響を及ぼす事態に陥る可能性が相当程度見込まれます。その一方、当社が足許の収益の獲得にとらわれることとなれば
、かえって中長期的な競争力の維持・拡大を実現困難とする可能性があると考える」
としている。
また、その一方で同社では
「株式上場の最大のメリットである市場を通じた資金調達の必要性がなく、すでに幅広い知名度、ブランド、信用力等を有している当社にとって、上場を維持するメリットは必ずしも大きくない状況にある」とし、このまま上場を維持することについては「費用対効果の観点からみても(維持することは)経営負担になる」とも。
また、「有限会社青春者」が公開買付者になることについては「事業環境の変化に対応しながら中長期的な企業価値の向上を図るためには、当社普通株式を非公開化することこそが最良の方策」と結論付けている。
いずれにしても、ホリプロにしても、厳しい環境にあるということか。もちろん、社内事情も大きいだろうが、芸能プロダクションでの上場廃止は、昨年2月に東京証券取引所、大阪証券取引所で上場廃止となった「吉本興業」に続いてとなる。

「着うたフル」週間チャート…安室奈美恵を安室が抜いて首位!! “月9ドラマ”主題歌初登場1位

一般社団法人・日本レコード協会は、携帯電話向け有料音楽配信「着うたフル」12月13日付・週間ランキングを16日に公表した。集計期間は12月7日から12月13日までの1週間。
それによると、前週初登場1位となった安室奈美恵「Sit! Stay! Wait! Down!」が5位に後退し、今週は同じ安室の「Love Story」が初登場で首位に立った。「Sit! Stay! Wait! Down!」と「Love Story」は12月7日に発売された両A面シングル曲。通算では38枚目の作品。「Love Story」は、フジテレビの月9ドラマで香里奈、吉高由里子が主演する「私が恋愛できない理由」の主題歌となっている。
安室はこれまで数々のドラマ主題歌作品を歌ってきたが、フジテレビの月9ドラマの主題歌としては、代表作の1曲にもなった「CAN YOU CELEBRATE」以来、実に14年9ヶ月振りだという。そういった意味から主題歌に対して「とても光栄に思っています。楽曲がドラマのシーンと重なり、見ている方に、より共感して頂けたら嬉しい」とコメントしていた。
他に初登場は、EXILE「NEVER LOSE」が6位にランクインした。これにより、EXILEは9位の「あなたへ」を含め2曲がランクインしたことになる。
ベストテン内では、AKB48 「上からマリコ」が前週4位から1ランクのアップ。また、前週6位から西野カナ「たとえ どんなに…」が4位にアップしてきた。また、ベストテン外からのランクイン曲は、前週36位だったシェネル「ベイビー・アイラブユー(English Ver.)」が10位にランクされた。同曲は、今夏7月20日にリリースされたシェネルの英語カバー・アルバム「ラブ・ソングス」に収録されていた作品。
その他、B,z「いつかのメリークリスマス」が前週30位から11位にランクアップしてきた。因みに、この時期の定番とも言うべき、山下達郎「クリスマス・イブ」は前週55位から65位に伸び悩み。その一方で、洋楽のマライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」は前週50位から39位にアップしていた。

【有料音楽配信「着うたフル」ベストテン】 ※カッコ内は前週順位
1(-) 安室奈美恵 「Love Story」
2(2) 斉藤和義 「やさしくなりたい」
3(4) AKB48 「上からマリコ」
4(6) 西野カナ 「たとえ どんなに…」
5(1) 安室奈美恵 「Sit! Stay! Wait! Down!」
6(-) EXILE 「NEVER LOSE」
7(3) いきものがかり 「歩いていこう」
8(8) AI 「ハピネス」
9(5) EXILE 「あなたへ」
10(36) シェネル「ベイビー・アイラブユー(English Ver.)」

次(30) B’z 「いつかのメリークリスマス」

※「着うたフル」のデータ提供協力配信事業者は「エムティーアイ」「ドワンゴ」「ミュゥモ」(エイベックス系)、「レコチョク」「レーベルゲート」「エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ」「ハドソン」「oricon ME」「コナミデジタルエンタテインメント」「ヤマハミュージックメディア」「第一興商」「メディアドゥ」「スコップ・ミュージック」「デジマース」の配信事業者14社。RIAJが公表しているチャートは、参加しているレコード会社、音楽プロダクションおよび音楽出版社等の行う有料音楽配信の実績データを、配信事業者から直接RIAJに報告し作成している。