「着うたフル」11・29付…いきものがかり「歩いていこう」3週目で首位! 倖田來未、スーパーセル初登場 !!

一般社団法人・日本レコード協会(RIAJ)は、有料音楽配信「着うたフル」11月29日付・週間ランキングを12月2日に公表した。集計期間は11月23日から29日までの1週間。
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それによると、前週1位だったFUNKY MONKEY BABYSの新曲「LOVE SONG」が7位に後退し、代わって首位に躍り出てきたのが、いきものがかり「歩いていこう」。同曲は3位→2位→1位と週を追ってランクアップ、登場3週目での首位獲得となった。因みに、同曲は通算21枚目のシングル曲(11月23日発売)。市原隼人と塚本高史が出演するTBS系連続ドラマ「「ランナウェイ〜愛する君のために」(毎木曜9時)の主題歌となっている。
前週5位 のダウンしたEXILE「あなたへ」も今週は2位に再浮上してきた。因みに、ATSUSHI&SHOKICHIの作詞による楽曲で、テレビ朝日系の日曜ナイトプレミア「俺の空 刑事編」の主題歌となっているEXILE「Beautiful Life」は、前週10位にランクして来たものの、今週は53位へと一気にランクダウンした。
今週の初登場曲は、3位に倖田來未の「Love Me Back」がランクイン。同曲は11月30日に発売された倖田の新曲。櫻井翔と北川景子が主演するフジテレビ系ドラマ「謎解きはディナーのあとで」(毎火夜9時〜)オープニングテーマになっている。ドラマ自体も平均15%以上の視聴率をとっている。
また、9位にはsupercell(スーパーセル)「My Dearest」が9位に。supercellは、コンポーザーのryoを中心にイラストレーターやデザイナーが集ったクリエイター集団。
他には、前週20位だったKARA「ウィンターマジック」が8位にランクアップしてきた。
また、洋楽で11月に7年ぶりに再来日、全国各地で来日公演――28,30日には東京ドームでもエキサイティングなライブパフォーマンスを繰り広げた結成40周年のロックバンド、エアロスミス「ミス・ア・シング」が12位に初登場。
ベストテン外では、次点(11位)に土屋アンナ「Switch On! (TV ver.)」が85位から急上昇してきた。同曲は、10月26日にシングル発売された作品で、特撮「仮面ライダーフォーゼ」のオープニングテーマ曲となっている。

【有料音楽配信「着うたフル」ベストテン】 ※カッコ内は前週順位
1(2) いきものがかり 「歩いていこう」
2(5) EXILE 「あなたへ」
3(初) 倖田來未 「Love Me Back」
4(9) AI 「ハピネス」
5(8) 斉藤和義 「やさしくなりたい」
6(4) GReeeeN 「恋文〜ラブレター〜」
7(1) FUNKY MONKEY BABYS 「LOVE SONG」
8(20) KARA 「ウィンターマジック」
9(初) supercell 「My Dearest」
10(7) 西野カナ 「たとえ どんなに…」

次(85) 土屋アンナ 「Switch On! (TV ver.)」

「視聴者を騙すつもりはなかった」と説明しているが…。「日テレ系音楽の祭典」で“収録”を“生放送”と偽る!?

これは、いいか悪いかの問題というより放送人としてのモラルが問われる問題だろう。11月30日夜に日本テレビが生放送し、18.1%という音楽番組としては非常に高い視聴率を上げた生放送の音楽番組「日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト2011」。この番組の中で、平井堅と、いきものがかりの出演部分が「録画放送」だったことが発覚した。
“生放送”と謳っておきながら実は「録画」だったことに、日本テレビは「演出上のことで、現場のプロデューサー判断で行われた」と言い「視聴者を騙すつもりはなかった」と説明しているが…。しかし、この問題、放送後に「騙すつもりはなかった」とは言っても、結果的に「騙した」ことは間違いない。というより、2週間も前の11月17日に、日本テレビ内のスタジオで収録した上に、出演者や関係者に対して口止めまでしていたと言うんだから、どうみても確信犯である。しかも「口止めした」ということは、制作現場には、その手法に対して少なからず「罪悪感」もあったと思われる。要するに、状況的に日本テレビの言う「視聴者を騙すつもりはなかった」というのは、単なる言い訳に過ぎなくなる。「そんな見え透いた言い訳をしちゃいけない」と言うわけだ。また、日テレは「視聴者に不快と思われたら遺憾」とか何とか言っているが、視聴者に判断を求めるような言い方をしちゃいけない。冒頭でも言ったように、これは放送人としての意識の欠如であることは明らか。
だったら、開き直って「スケジュールの調整が出来なかったので収録したが、番組の流れ上、中継しているように見せてしまった。生番組だから押し通したかった」とか「基本的には音楽番組で音楽を届けるのが番組のコンセプト」と、それこそ強引な言い訳で押し通した方がよかったのはないか。
それにしても、この番組は「嵐」のメンバーで、同局の看板報道番組「ZERO」のキャスターなんかもやっている櫻井翔らが司会を担当、今年、活躍したアーティスト20数組が出演、午後7時から3時間にわたって千葉・幕張メッセから生中継された。つまり、テレ朝 がクリスマスにやっている「ミュージックステーション」のスペシャル版「スーパー・ライブ」のような番組である。
で、当時は、幕張メッセで出演アーティストが歌で競い合ったが、その出演者の中で平井といきものがかりの部分を収録で放送したのだという。
ところが朝日新聞などの報道によれば、収録の際「スタッフが観覧客に『生放送の司会者から呼びかけられた設定で反応してほしい』と依頼」したそうで、さらに「『口外しないように』との念押しもあった」という。そして、放送では「幕張メッセの櫻井さんが『平井堅さんは日本テレビGスタジオです。森さーん』と、17日の収録現場にいた同局の森麻季アナウンサーに呼びかけ、森アナが『はい、Gスタジオです』と応答。平井さんも『よろしくお願いします』と話し、画面左上にはパラボラアンテナのマークと《日本テレビGスタジオ》というテロップが表示され、平井さんらが別会場からの生中継で出演しているように放送された。」とも報じている。
ここまで報じられて、「騙すつもりはなかった」「視聴者に不快を持たれたとしたら…」という言い方は、やはり、おかしいだろう。放送現場も放送を管理する広報も、放送のプロとしてプライドはないのか?いずれにしても認識、モラルの問題であることは明らか。放送人としての見識を疑われても仕方がないことだと思う。
いずれにしても、視聴者をナメていると言われても仕方がない。が、正直言って、視聴者もそういったことに馴れちゃって全く感じなくなってしまっているのも事実。こんなことを論議すること自体、どうでもよくなってしまっているかもしれない…。だとしたら、情けない限りである。
まとめ――今回の問題は「生」か、「録画」だったということだが、今の時代、ネット時代でもあり、こんなことは絶対にバレる。いや、隠せるなんて思っていること自体が甘い。そんなこと誰だって分かる。だって、アーティストが、その時間に隠れているわけじゃないし、何よりファンは情報を知り得ている。当然、目撃者だって出てくる。だいたい、平井なんて、その時間帯に大阪でコンサートをやっているんだから。「会場にいる人はテレビを観ていないから大丈夫」なんて、考えたのなら「アホ」だろう。そんなことバレたら、アーティストだって責任が問われるんだから、実にリスキーな話だ。
結局、放送が生番組で当日のスケジュールが合わないなら出演を断るべきだっただろう。今までも、「スケジュールが合わないから出られません」というのは…。そんなことは常識だったに違いない。ただ、テレビ局側は視聴率のために、どんな条件でも出して出演を求めてくるはずだ。が、アーティスト側は、そこまでリスクを抱えて出演する必要もなないだろうが…。
理屈はともかく、日本テレビは「生」とか「録画」ということに拘っただろうが、アーティストにとっては、機会が与えられるなら「歌を届ける」ことに全精力を注ぐに違いない。そういった意味では、音楽番組でありながら認識の違い、モラルの相違ということにもなるのかもしれない。実に不幸なことである。
ま、今回の一件が契機になって、今後はこういった手法も出来なくなるだろう。
いずれにしても18.1%も視聴率である。「日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト2011」の後に放送した「家政婦のミタ」なんて29.6%である。これだけ視聴率が高い番組ばかり続いて出てくると、何に対しても強いことだけは確かだが…。