「第1回ミュージック・ジャケット大賞」…大賞は桑田佳祐「MUSICMAN」、準大賞には鈴村健一とandropのアルバム!!

CDの売上げが低迷しているが、やはりCDなどパッケージ商品の魅力はジャケットだろう。アナログ時代はアーティストもユーザーも何かと拘りを持っていたが、それはジャケットが大きかったこともある。しかし、CDになってからは、アーティストなど制作者側は拘りを持っていても、ユーザー側の拘りが…。しかし、パッケージ商品である以上は、やはりファッショナブルでなくては…。
そんな理屈はいいとして、音楽賞にも色々あるが、今年から「ミュージック・ジャケット大賞」という賞が制定された。これは「ミュージック・ジャケット大賞実行委員会」(日本レコード協会 マーケティング委員会の需要拡大WT傘下に設置された「ミュージック・ジャケット大賞分科会」と「金羊社」で組織している)が運営しているもので「音楽パッケージの魅力をより多くのユーザーに訴求すると同時に、CDなどの音楽ジャケット文化の継承・発展を図っていこう」という狙いもあって制定されたという。つまり、この賞に関してはジャケットのアートワークの制作に関わるアーティストやジャケットデザイナーおよび制作者にスポットを当てている。そういった意味では、数ある音楽賞の中でもユニークなものかもしれない。
まあ、「パッケージ文化」という言葉もあるわけだし、そういった賞があっても不思議じゃない。もっとも、デザインと言うのは、音楽以上に好みの問題。それぞれの感性や価値観によっても異なる。そういった意味では選考方法が大変だが、一体、どういったシステムで受賞作品を決めたのか?
まず、選考基準だが10年4月1日から11年3月31日の間に「日本レコード協会会員社から発売された国内制作の音楽CD作品(洋楽を含む)」が対象となっているという。で、1次審査だが、協会正会員13社のデザイン業務に関わる担当者がエントリーされた235作品の中から自社タイトル以外で秀逸と思われるタイトルを審査し、大賞候補50作品及び特別賞候補の限定盤15作品を選出。
続く2次審査では、今年9月20日から10月31日まで特設サイト(http://mja.jpn.com)で、大賞候補50作品を一般ユーザーによるWEB投票で受け付け、さらに大阪(9月23日〜27日 会場:HEP HALL)と東京(10月12日〜16日 会場:新宿島屋)で開催された「Music Jacket Gallery 2011」では、同候補作品、それに特別賞候補の限定盤15作品の会場投票を行ってきたそうだ。そういった中での投票結果で受賞作品が決定したと言う
いずれにしても、厳正な流れの中で審査され決定したというわけだ。で、栄えある「大賞」に輝いたのは桑田佳祐「MUSICMAN」。そして「準大賞」には鈴村健一「CHRONICLE to the future」とandrop 「door」。で、「特別賞」にはザ・ローリング・ストーンズ「FROM THE 70′S TO 00′S コレクターズ・ボックス VOL.1」だった。
受賞作品と受賞者のコメント。

■大賞:桑田佳祐「MUSICMAN」(ビクターエンタテインメント)・K・c・・・S・@・l・t・r・h・b.jpg
《桑田佳祐のコメント》
「この度は『MUSICMAN』を、記念すべき第1回『ミュージック・ジャケット大賞2011』の大賞に選んでいただいたとのことで、大変光栄に思っております。ありがとうございます。
この『MUSICMAN』は制作途中、病気のため途中作業を中断せざるをえなかったことなどもあり、とても思い入れの深いアルバムとなりました。おかげさまで数多くの方々にお聴きいただいているようですが、そんな作品のアートワークまでもが、高い評価をいただけたことを本当にうれしく思います。ジャケット制作に関わってもらったスタッフにも改めて感謝したいと思います。
これからも『MUSICMAN』以上に、皆様に楽しんでいただけるような音楽を作り続けていきたいと思っております。この度は本当にありがとうございました」

■準大賞:鈴村健一「CHRONICLE to the future」(ランティス)
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《鈴村健一のコメント》
「はじめまして鈴村健一と申します!
この度は素晴らしい賞をいただきましてとても感謝しています!
僕の本職は声優です。声優の仕事は演じさせていただいたキャラクターに命を吹き込む仕事。とてもやりがいのある仕事です。
でも、キャラクターを0から作ることは出来ません。
僕にとっての音楽活動は0から作品を作るための挑戦です。
音楽活動開始から3年。0を1にする喜びは僕の創作活動に大きな意味をもたらしてくれました。
僕の頭の中で生まれた小さなイメージを大きく膨らませていただいた結果、今回のジャケットは完成しました。
僕の挑戦に力を貸してくださった皆様に感謝!
いただいた賞を力に変えてこれからもあらゆる活動に挑んでいきます!」

■準大賞:androp「door」(ワーナーミュージック・ジャパン)androp.jpg

《andropのコメント》
「このたびは、大変素晴らしい賞を受賞させて頂きありがとうございます。
この作品『door』のパッケージは、収録されている8曲分の8枚の白い扉で構成されています。聴くヒトそれぞれの思い思いの色で染めて、新たな心の扉を開け放って欲しいというメッセージが込められています。
僕らにとってCDを聴く上でのパッケージは、ライブで言うところの照明や映像など、主役を補完する、言い換えればより曲のイメージを具体化する意味で欠かせない大切な要素です。
これからもandropの世界観を表現し続け、そのパッケージを手に取ることで聴くヒトがより音楽を身近に、自由に楽しんでもらえることを切に願っています」

■特別賞
ザ・ローリング・ストーンズ「FROM THE 70′s TO 00′s コレクターズ・ボックス VOL.1」
(ユニバーサル ミュージック)・X・g・[・・・Y.jpg