「まだ送っていなかった…」。俳優・藤田まことさんの三回忌で“偲ぶ会”「役者人生最後の花道」を24日に…

振り返ったら、亡くなってからというもの「お別れ会」も「偲ぶ会」もやっていなかった…。
「必殺シリーズ」の中村主水役や「はぐれ刑事純情派」シリーズなどで人気だった俳優の藤田まことさん(本名・原田眞=享年76歳)である。昨年2月に亡くなって…気づいたら、もう三回忌だという。で、「年内に何とかしないと…」と言うことになったのだろう、藤田さんの偲ぶ会が11月24日に東京・有楽町の東京国際フォーラム・ホールBで行われることになった。
藤田さんは、昨年2月16日に大阪の自宅で倒れ、大阪・吹田市の大阪大学医学部付属病院に搬送されたが、翌17日午前7時25分に大動脈破裂のため帰らぬ人となった。当時、葬儀は密葬で近親者のみで執り行われたこともあって、生前から親交のあった芸能界など業界関係者はもちろん、政財界の間からも「まだ、しっかりお別れも出来ていない」といった声が上がっていたと言う。
そういったことから当初、藤田さんの78回目の誕生日に当たる今年4月13日に「偲ぶ会」を予定していたが、あの3月11日に起こった痛ましい東日本大震災のために開催は延期されてしまった。しかし、来年2月には三回忌を迎えることから「その前に父のために何とか花道を作ってあげたかった」と、藤田さんの事務所「藤田まこと企画」の社長を務める長女の原田敬子さんの意志もあって、開催することになった。
森喜朗元総理や東京都の石原慎太郎知事をはじめ兵庫県の井戸敏三知事、元内閣官房長官の野中広務氏、芸能界からも森光子や黒柳徹子らが「発起人」となって、タイトルも「役者人生最後の花道」と決まった。「1人でも多くのゆかりのある方々と共に俳優・藤田まことの役者人生を偲んでもらい、最後の花道になればと思っています」と原田敬子さん。
すでに2000人を超えるゆかりの人たちに招待状も発送したという。当日は、ニッポン放送で5時間のワイド番組「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」を担当している徳光和夫の司会で進行する。藤田さんの映像などで在りし日を偲ぶという。また、藤田さんの最後の映画主演作品となった「明日への遺言」で主題歌「ねがい」を歌った歌手の森山良子も特別出演し、同曲を献奏するになっている。「ねがい」は、森山が映画主題歌としては初めて書き下ろした作品。
♪闇と光をかけぬけながら 命は何を叫ぶだろう くり返す悲しみに負けないあしたに ねがいを 清らかなねがいを 青い星に…。
生前、同曲を聴いた藤田は「(劇中の)妻を思う気持ちや、妻が夫に対する愛情の深さを考えながら曲を聴かせていただきました。映画に合った素晴らしいもので、とても感動しました」と語っており、今回の偲ぶ会でのフィナーレを飾ることになった。また、終了後には同会場で出席者による献花も行われる。

【発起人】石原慎太郎(東京都知事)/井戸敏三(兵庫県知事)/榎本善紀(京楽産業.代表取締役社長)/黒柳徹子(女優・ユニセフ親善大使)/塩川正十郎(元財務大臣)/下村俊子(神戸?月堂代表取締役会長)/左右田鑑穂(東建コーポレーション代表取締役社長)/園田正和(兵庫信用金庫名誉会長)/野中広務(元内閣官房長官)/春次賢太朗(春次メディカルグループ理事長)/前田司(前田製菓取締役社長)/森光子(女優)/森喜朗(元内閣総理大臣)
【発起の会】朝日放送/石森プロ/テレビ朝日/フジテレビジョン/松竹/東映