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民主党代表選…小沢一郎は海江田万里支持でも首班指名では国民新党・亀井静香で「救国内閣」か!?

金曜日, 8月 26th, 2011

菅直人が辞任を表明し、いよいよ民主党代表選が本格的にスタートした。
で、本命は、国民から人気の高い前原誠司とされていたが、ここにきて代表選の鍵を握る小沢一郎が、鳩山由紀夫と共に、海江田万里を推すことを決めたため、一気に代表選の様相が変わってしまった。
今回の代表選では、前原や海江田の他に、小沢鋭仁、馬淵澄夫、鹿野道彦、樽床伸二、そして 野田佳彦の7人が候補者として名乗りを上げていた。しかし、直前になって樽床が出馬を取りやめ、今度は小沢が海江田を推すことになったことから、ここにきて小沢鋭仁も出馬を断念、海江田で一本化することになった。ということは、事実上、前原、海江田、馬淵、鹿野、 野田の5人の争いと言うことになる。こうなると、最終的には「海江田vs前原」と言うわけだが、「主流派」の前原グループは分裂、さらに勝ち馬に乗りたい議員も海江田に流れる可能性があるだけに、どう考えても今回の民主党選の結果は「海江田代表」で決まりだろう。
だいたい、前原は、どんなに国民から人気が高くても政治家としての実力は乏しい。これまでも言うことは大きいが、脇が甘くて失態も多い。こんなことじゃ百戦錬磨の霞が関・官僚どもに「小童扱い」されてオシマイだ。しかも、ここにきて前原には次々に政治資金の問題がクローズアップされ、マスコミからは「誠司(政治)とカネ」なんて揶揄されている。ハッキリ言って、調子に乗って小沢一郎の批判なんて出来る状態ではない。説得力もない。
いずれにしても今回の代表選、小沢の動きが注目されてきた。「小沢が誰を推薦するのか…?」一時は、西岡武夫・参議院議長の代表選出馬も挙がった。アンチ菅政権で、しかも、政治家として42年間もやってきただけに、政界の裏も表も知り尽くしている。僕は、正直言いて田中真紀子が出ても面白いかな…と思ったが、小沢は、最終的に海江田推薦とした。
いいか悪いかは判断できないが、国民に人気があるからとの理由だけで前原を代表にしたら大変なことになる。だいたい、これまで小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、そして鳩山由紀夫、菅直人…全部、最初は国民から支持が高かったが、結果としてロクなものじゃなかった。国民人気なんかをバロメーターに代表選や首班指名選挙をするもんじゃない!!
それにしても、何故、小沢は海江田支持を決めたのか?
おそらく、小沢の心の中では、民主党代表と総理大臣は分けて考えているんじゃないか?
代表選に出馬する野田や前原は、自民党、公明党など野党との連立なんかを視野に入れている。「野党と連立して、救国内閣をつくるべき」と騒いでいる。東日本大震災の復興や、福島第一原発事故問題もあるからだ。
しかし、小沢の考えは、ちょっと違う。今回は、とりあえず来年10月までの「つなぎ政権」。来年9月には再び民主党の代表選が行われる。その時は、小沢も自ら出馬して闘う決意をしているはずである。そこで、小沢は、民主党の代表は海江田にして、総理を決める首班指名選挙では国民新党の亀井静香を推すことを決めているんじゃないか…。国民新党は民主党とも連立を組んでいるし納得はできる。それに小沢を大嫌いな石原慎太郎都知事とも親交が深い。そういった意味じゃ、まさに、小沢流の「救国内閣」になるというわけだ。
小沢は、今回の代表選で海江田を支持し、まずは民主党の「支流派」になることだ。そのためにも、「幹事長ポスト」を牛耳る。要するに、小沢の狙いは内閣のポストより民主党の幹事長ポストなのだ。幹事長ポストを握ることで、今後1年の間に民主党内の立て直しを図る…。仙石由人とか枝野幸男のような弁護士出身の能弁政治屋に牛耳られていたら日本は滅びてしまう。…現時点では、これが小沢の最大の目的だろう。
もっとも、亀井静香もカネ!カネ!カネ!だけ。「カネ井静香」なんて言われている。本質を見たら、どーしょうもない政治家なんだが、そうは言っても大物政治家の1人だし、政財界にも顔が利く、官僚にも怖れれられている。それだけに、今後1年ぐらいの「救国内閣」だったら適任ってことだろう。とりあえずは、郵政民営化の改正が実現すれば満足だろうが、復興に対してリーダーシップをとっていくことは間違いない。