当局からの「中止要請」を振り切りディルアングレイが暴動・略奪 で厳戒態勢の英ロンドンで強硬ライブ!!

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暴動・略奪が繰り繰り返され、厳戒態勢が続いている英国のロンドンで12日夜(日本時間13日)、人気ロック・グループのディルアングレイが、当局からのライブ中止要請を振り切って強行したことが分かった。現地の関係者は「中止なんかしたら、さらに暴動を誘発する可能性もあった」と事情を説明している。
 「ライブを中止できないか」。
ディルアングレイの主催者は当局から内々で中止要請を受けていた。
ライブの行われたのはカムデンのストリートになる「Koko」という会場で、キャパは1400人。ライブ・チケットは即日完売していたそうで、その客層は8割が英国人で、他にもフランスや北欧からのファンがいたという。
ロンドン公演は、昨年に続くものだった。だが今回、当局が不安視したのは、会場周辺で若いファンが並ぶことだった。当局は「暴動を誘発しかねない」と、若者の集まることを警戒した。しかし、主催者は「ファンは暴動を起こさない。ただ、中止することで暴動とは別の混乱が起こる可能性がある。ライブの振替も難しい」。関係者は当局と何度も打ち合わせをしたようだが、平行線状態で最終的に強行することを決めたようだ。
「確かに会場周辺は危険な状態で、列を作る人の生命を守ることが一番の問題になったようです。ただ、中止することがベストとも言えませんからね。警備員を増強することで予定通り開催することを決めたようですが、おそらくファンの行動を最後まで信じようとした主催者側の意地でしょうね」(現地の音楽関係者)。
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会場周辺は、暴動が起きても大丈夫のようにロックアウトした形で行ったが、それでも、開催中にはガラスが割られたりするなど「気の抜けないところがあった」(主催関係者)という。
 ディルアングレイは、8月3日に2年9ヵ月ぶりのオリジナル・アルバム「DUM SPIRO SPERO」を、全世界21ヶ国で同時発売した。その発売に合わせ8月6日には8万人を動員したドイツの巨大メタル・フェス「ヴァッケン・オープン・エアー」に出演、その後、オランダを皮切りにロシアを含む10ヶ国での欧州ツアーをスタートさせていた。ロンドン公演は、3ヶ国目の公演だった。
 「フランス公演が終わり、ロンドン入りを11日に予定していましたが、会場のあるカムデンも暴動が起こっているということで、ロンドン入りをライブ当日の12日入りにした。とにかく、ライブを行うことを優先してロンドンでのメンバーの滞在時間は最小限にとどめることにした」という。
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ライブは無事に終了したが、ブリストルから来たと言う女性ファンの1人は「長時間かけてライブにきたので、中止でなくてよかった。暴動はニュースで知っていて怖かったけど、何も起こらなくてよかった」と言い。また、地元、ロンドンから来た男性ファンも「暴動は一部の愚か者が起こしたもの。同じ若者だからといって俺たちまで危険視されることは不愉快。ライブに来た奴らは、日ごろのフラストレーションを晴らす方法をちゃんと身に着けているから暴動に加担するわけがない。ライブは最高だったし、ファンを信じて予定通りやってくれたディルアングレイは最高のロック・グループだ」と満足顔だったようだ。

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<TOUR2011 PARADOX OF RETALIATION>
■今後の公演予定
8月16日(火) イタリア/リミニ/Velvet
8月18日(木) ハンガリー/ブダペスト/Club 202
8月20日(土) ポーランド/クラクフ/Klub Studio
8月21日(日) ドイツ/ベルリン/Columbia Club
8月23日(火) フィンランド/ヘルシンキ/Nosturi
8月25日(木) ロシア/モスクワ/Milk Club