炎天下の無料野外ライブに野次馬も熱狂!? 伝説のバンド“baroque(バロック)”7年ぶりの復活ライブに1万人!!

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ビジュアル・シーンの歴史を大きく塗り替えたと言われる伝説のバンド“baroque(バロック)”が7月17日に約7年ぶりになるというエキサイティングなライブを神奈川県横浜市の「赤レンガ倉庫野外特設ステージ」で行われた。雲一つない晴天の下、完全無料の野外ライブという形で繰り広げられたライブ・パフォーマンスに1万人が熱狂した。
僕は、クソ暑い東京を離れ涼しい北海道――札幌に行っていたのだが、イベント関係者によれば、何と言っても無料――タダと言うことで、もちろんファンでもなく「何だろう的」な野次馬もいたようだが、それでもファンは6000〜7000人ぐらいはいたらしく「想像を上回る盛り上がりだった」と言っていた。
このバンド、01年の結成から2年3ヶ月で史上最速となる東京・日本武道館公演を成功させながら、人気絶頂にあった04年末に「baroqueは君たちに預ける」の名言?のようなものを残し、東京・江東区にあるZepp Tokyoでのワンマン公演で解散した。それが、7年経った今年6月9日、そのオフィシャル・サイト上に、今度は「お預けしておりました『バロック』に関しまして、この度、ご返却して頂きたくお願い申し上げます」などという意味不明、謎の「督促状」が書き込まれた。同時に「完全無料ライブ『お代は結構要りませんから』」と今回の野外ライブを行うことが告知され、ちょっとした話題になっていた。
で、ライブ当日。入場整理券を求め、炎天下にもかかわらず、大勢のファンが朝から長蛇の列になったという。しかも、午後5時半の開演時には、整理券不要のフリーエリアを含めて、その数は1万人(いわゆる主催者発表と言うやつ)に膨れ上がっていたらしい。
巨大モニターでのカウント・ダウンに続いて登場したメンバーも、ビッシリと人で埋め尽くされた観覧エリアを感慨深けに見渡し、怜(Vo)は開口一番「メッチャ嬉しいな。ホントに返しに来てくれたんだ。いっぱい育ててくれたんだな。ありがとう」と言い放ったようだ。
以降、ヒット曲・代表曲を押さえたセットリストで、彼らの特徴であるスタイリッシュなミクスチャー・ナンバーを、力いっぱい鳴らしてゆく…。

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「baroqueをシーンの寵児に押し上げ、後続のバンドに多大な影響を与えた独自のセンシティブかつエモーショナルなサウンドの復活と、7年のブランクを感じさせないアグレッシブなステージングには、オーディエンスも大興奮。拳を振り上げ、飛び跳ね、大合唱する1万人にメンバーも喜びを隠せない様子で、ステージ上で互いにじゃれ合い、怜は『やっと会えたね!』『ありがとう!』と繰り返していた。中盤の『あなくろフィルム』では、7年前と同じくオーディエンスと共に鍋をおたまで叩いて、リズムを取る場面も。こんな奇想天外なアイディアでファンを楽しませるのもbaroque流だった」と現場取材をした清水素子さんという人は言っていた。
この炎天下の中、アンコールを含めて全14曲、何と2時間ものステージを繰り広げた。怜は「また、こうやって集まれたらいいね。それまでバイバイ」と、今度は「約束」が…。もっとも、そうは言っても、それがいつになるのかは明らかにされなかったが…。
それにしても、元XのTAIJIの死去が明らかになった中、ある意味では「追悼ライブ」にもなったのだろうか?

■写真〓河井彩美