美空ひばりさん74回目の「生誕祭」に松山千春が特別ゲスト出演!!  カバー曲「津軽のふるさと」など熱唱!!

きょう5月29日は故・美空ひばりさん74回目の誕生日だった。ひばりさんは“戦後のスーパースター”と言われ、敗戦後の国民を励まし続け、昭和の終わりとともに逝った。その部分については、後日にでも語るとして、思えば、ひばりさんは「国民栄誉賞」を受賞している。当時、「国民栄誉賞」は7人目だったが、女性では初めての受賞となった。
そのひばりさんの第74回目の「美空ひばり生誕祭~出逢いの日~」が29日午後、東京・日比谷公園内の日比谷公会堂で行われた。そして、今回の「生誕祭」のスペシャル・ゲストは松山千春だった。

holiday-IMG_2318_ed.jpg
千春と、ひばりプロダクションの加藤和也社長【写真】とは、もともと親交があったが、ひばりさんとの関係と言う点では、昨秋、日本コロムビアの創立100周年を記念して千春が、ひばりさんの名曲「津軽のふるさと」をはじめ「東京キッド」「ひばりの花売娘」「悲しい酒」の4作品をカバーしシングル発売したことだった。千春がひばりさんの作品をカバーするのは、もちろん初めてだが、ひばりさんのカバー曲をシングル発売するのは日本コロムビア100年の歴史の中でも初めてのケースだった。
いずれにしても千春は、ひばりさんのカバー曲を通算67枚目の”新曲”として発売したが、
コロムビアとしても創立100周年に相応しい企画としてプロモーションしてきた。その甲斐もあって、氷川きよしほどじゃなかったにせよ、セールス的には売れたようだ。
ところで、千春がカバーした4作品だが、千春は、コロムビアから届けられた大全集を連日聴き、1500曲にも及ぶ”ひばり作品”の中から選んだのだという。中でも「津軽のふるさと」は53年(昭和28年)に発売された作品。当時、島耕二監督「リンゴ園の少女」(松竹)の挿入歌だった(同映画では、ひばりさんの「リンゴ追分」が主題歌として使われ大ヒットした)。
これまでに秋川雅史、岡本知高、塩田美奈子、島津亜矢、森進一らがカバーしているそうだが、千春は叙情豊かな旋律が気に入っているという。千春は「改めてひばりさんの素晴らしさを味わうことが出来、尊敬の念を感じることが出来た」とした上で「この曲は、いわゆる演歌とは違う味を持っている。だから秋川らが色々な歌手がカバーしてきたと思う。いずれにしてもひばりさんの作品としてシングル発売されて57年。千春の新たな息吹によって再びシングルとして蘇ったものだった。

holiday-IMG_2509.jpg
今回の「生誕祭」では、千春は「津軽のふるさと」と「東京キッド」を披露したが、会場からは、ひばりファンから「千春!」のかけ声がかかっていた。千春は「これからも、ひばりさん以上の品性、素質、才能のある歌手は生まれないだろう」と言い、「彼女こそが歌姫。最近は、歌姫なんていう歌手が多いが、浜崎あゆみだとか倖田來未、中島美嘉なんかが歌姫なんて言ったら痴(おこ)がましい。歌姫はひばりさんだけ」と言い切っていた。しかし、だが、返す刀で「それは、女性歌手の話。男性歌手は…。森(進一)さんや五木(ひろし)さんなんかではありません。まして、同じ北海道でも北島(三郎)さんでもないと思います。自分の口からは…」というと、会場内から「千春」の雄叫び…。何とも言えない、アトホームな「生誕祭」となった。
千春は、コロムビアに対して「ひばりさんの作品に中にはヒット曲でも名曲や隠れたいい作品が多い。コロムビアには腐るほど多くの歌手がいるんだから、ひばりさんの曲をどんどん歌ってもらい、もっと多くの人にひばりさんの素晴しさを知ってもらえるようにして欲しい」と要望していた。
110529_161917.jpg ところで、ニッポン放送でも、ひばりさんの二十三回忌に合わせ6月24日にひばりさんの2枚組CD全集「美空ひばり 夢のオン・ステージ〜ひばりの前にひばりなく、ひばりのあとにひばりなし〜」を発売する。随分と長ったらしいタイトルだが、このCDは、同曲でパーソナリティーをやっている徳光和夫の番組「徳光和夫 とくもり!歌謡サタデー」が企画したものだそうだ。
また、5月31日から6月2日にかけ、ひばりプロの加藤社長らは福島県いわき市に炊き出しに行くという。これは、いわき市塩屋崎にある「美空ひばりさんの歌碑(みだれ髪の歌碑と像)」が大震災復興のシンボルにもなっていることからだとか(これは大津波に襲われながらも、ひばり像と歌碑は残ったからだそうだ…)。基本的に、CD大全集とは関係ないと思われがちだが、これが何と「みだれ髪」と同曲のカラオケを特別に収録、さらにCDのラスト曲に「人生一路」を収め「東北の早期復興をCDに込めた」と、制作に携わったニッポン放送の宅野淳さんは言っていた。因みに、、炊き出しでは、ひばりさんの大好物だった豚汁などを振るまうそうだ。