福島第1原発事故の裏で…原発利権しか頭にない経団連・米倉会長と「これで3ヶ月寿命が伸びた」と喜ぶ菅直人

本来は、東日本大震災と大津波の被災者の救援が最重要課題にならなければいけないのだが、現実は、東京電力・福島第一原子力発電所の事故の方が深刻な状況になっている。原発の周辺地域は、地震と津波で大わらわなのに、この原発事故でとんだ災難に見舞われている。まさにトリプル・パンチである。福島の住民からしたら「東京の電力のために、何で自分たちが犠牲になるんだ!」という思いに違いない。
そういった意味で言ったら、その恩恵を受けてきた東京都や埼玉、千葉、神奈川県が、最後の最後まで福島県の住民の面倒を見なければならないはずなのだが、正直言って、現状では、東京でも深刻な状況である。
今や、海外メディアは、東日本大震災のニュースは被災者以上に福島第1原発事故による放射能が最大の関心事。放射能が気象に与える影響で大騒ぎである。もはや、日本の「原子力神話」はボロボロ。
福島第一原発で、水素爆発した1号機は70年に米ゼネラル・エレクトリック(GE)が設計した。そのGEは日立製作所が買収して、現在は「日立GEニュークリア・エナジー」となって引き継いでいる。因みに、その1号機というのは沸騰水型原子炉「マーク1」というもので、聞くところによると、その性能に関しては色々と問題があったようだ。しかし、2号機以降の5機の沸騰水型原子炉は東芝と日立製作所が基本設計を引き継いで独自開発を進めてきたというが、専門的なことはよく分からない。
いずれにしても、問題なのは、原発を設計した当時、GEは、津波などは想定に入っていなかったようだ。だが、東芝と日立GEが独自の設計をするようになってから、ようやく津波を前提に設計するようになったらしい。しかし、その津波の想定規模は3m程度だったなんていう情報も…。それじゃ、今回のように10mとか15mなんていう大津波が来たら太刀打ちできるはずがない。もはや、その時点で終わっていた。
それが、お調子者の菅直人はパフォーマンスで「視察旅行」なんてするものだから、事故はどんどん拡大してしまった。呑気坊主の日本経団連・米倉弘昌会長なんてのは
「1000年に1度の津波に耐えているのは素晴らしいこと。原子力行政はもっと胸を張るべきだ」。
「原子力行政が曲がり角に来ているとは思っていない」
なんて吠えまくった。
老害なのか、完全にボケてしまったのか、この危機的な状況を全く認識してない。と言うより、そんな原発事故の被害なんかより、原発利権のことしか頭にないのだろう。それが今の日本経団連の実態に違いない。さすがに、これにはIAEA(国際原子力機関)の天野之弥事務局長も不満を吐露していた。
ま、米倉も米倉なら、菅直人も狂っている。この震災が来なかったら、総理の座を追われるはずだっただけに、心の中では大喜びだったらしい。側近に「これで(総理の座は)3ヶ月は大丈夫だ」なんて言っていたらしいから、救いようがない。こんな総理を誰が選んだ!結局は、マスコミに誘導された日本国民が選んだ総理である。ま、この国民にして、この総理って話だろう。自業自得? 情けない限りである。しかも、震災後に、菅政権の支持率がアップしたと言うんだから、もはや、救いようのない国民である。
(つづく)