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J‐POPスタンダードナンバーをジャズ・テイストで…樹里からんアルバム「TORCH」に注目!!

木曜日, 2月 10th, 2011


「PRIDE」や「セカンド・ラブ」「ワインレッドの心」などJ‐POPのスタンダード・ナンバーをジャズ・テイストのアレンジで蘇らした樹里からん【写真】のアルバム「TORCH」が注目を集めている。2月2日に発売されたが、巷での反響が今週に入ったら1万枚を超えるバックオーダーが発売のメーカーに寄せられているという。一体何故か!?
樹里からんは、81年山口県生まれの30歳。03年に新星堂が主催した全国規模のオーディション「CHANCE」で準グランプリを獲得したのがキッカケで上京。06年に行われた「TOKYO JAZZ 2006」では、プレイ・イベントでのパフォーマンスで一躍注目された。その後、インディーズで活躍したが「レコーディングなんかの費用がなかったので、当時、通っていた音楽専門学校で卒業制作と言い訳してレコーディングを行っていた」とは彼女を知る音楽関係者。
その樹里は、インディーズ時代からカルチャー・クラブ「君は完璧さ」やポリスの「見つめていたい」など80〜90年代のポピュラー・ナンバーをジャズ・テイストでカバーし続けてきたという。そういった音楽活動が評価を受けたのか、昨年1月に行われた「ビルボード・ジャパン・ミュージック・アワード」では「2010年ビルボード注目のアーティスト」に輝いている。さらに中国・上海で開催された「上海万博」の「東京JAZZ in 上海万博」にも出演するなどして、徐々にメジャーへの道を切り開いてきた。そういったわけで、アルバム「TORCH」は、メジャー第1弾作品でもある。
「TORCH」では、「接吻」(オリジナル・ラブ)や「Ti Amo」(EXILE)、「ワインレッドの心」(安全地帯)など、J‐POPのヒット曲やスタンダード曲を選りすぐって収録している。とにかく、ジャズシンガーの樹里からんがムードたっぷりに歌っていて聴きごたえは十分だ。音楽評論家の富澤一誠氏も「大人のラブソング熟恋歌を歌う樹里からんは、まさに良質な大人の音楽の旗手だと言える」と絶賛していた。
このアルバムに注目が集まったのは、日本テレビ「ズームイ!! SUPER」やフジテレビ「とくダネ!」で取り上げられ紹介されたこと。放送後、CDショップからのバックオーダーが殺到し、今週に入ってからは連日2000枚から3000枚のバックが来ているというのだ。CDセールスの低迷する中では、ちょっと驚くべき事態である。いずれにしても最近、「とくダネ!」は、さすがの小倉智昭もパワーダウンが噂されていたが、この作品だけは違っていたようだ。「10回に1回は、まだ当たるみたいだ」なんて言われている。やはり”腐っても鯛”ならぬ腐っても小倉は小倉だった!?
しかも、このアルバムというのは、日本での発売の前に台湾で先行発売されていた。
実は彼女は、日本より台湾での評価が高かったようだ。台湾で音楽配信が好調だったことから台湾でキャンペーンも積極的に行っていたようだが、そんな事情もあって「TORCH」は台湾から発売された。いずれにしても、台湾で最大のCDショップ「G−MUSICチャート」やオンラインサイトのチャートでは軒並みに1位にランクされた。要は、地道な音楽活動が評価されたと言ってもいいかもしれない。
もっとも、これは台湾で人気の「恋人よ」や「ワインレッドの心」などが収録されていたことも功を奏したようだが、富澤さんは「大人のラブソングの”選曲”と”アレンジ”の妙が見事に化学反応を起こした作品集だと言える。彼女はどんな曲でも自分なりの歌にしてしまう不思議なボーカル力がある」と、ヒットの要因を説明していた。

【収録曲】
「接吻」
(オリジナル・ラブ)
「Ti Amo」(EXILE)
「恋人よ」(五輪真弓)
「PRIDE」(今井美樹)
「ワインレッドの心」(安全地帯)
「ミスター・サマー・タイム」(サーカス)
「セカンド・ラブ」(中森明菜)
「カムフラージュ」(竹内まりや)
「ANNIVERSARY」(竹内まりや)
「時代」(中島みゆき)

※ボーナストラック収録=「島歌」(THE BOOM)