「人間活動」を宣言した宇多田ヒカルが何故? 因果応報でも英EMIと世界契約はユニバーサルへの嫌味か!?

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もしや、これもアルバム・プロモーションだったりして?
宇多田ヒカルが海外版の契約を英国のEMIミュージックと結んだ。
考えてみれば、日本では、かつての東芝EMI(現EMIミュージック・ジャパン)と契約を結んでいるわけだから、海外もEMIミュージックというのが自然な流れ。それが、ユニバーサルの傘下である「アイランド・デフ・ジャム」と契約を結んだのは。宇多田パパの宇多田照實さんの意向が強かったと僕は思っている。正直言って、宇多田ヒカルの海外進出は、宇多田ヒカルより宇多田パパの夢だったといっていいからだ。
思えば、アイランド・デフ・ジャムと契約を結んだ04年、宇多田パパは、ユニバーサルミュージックには全く相談や話もせずに、勝手に記者会見を東京・恵比寿のウエスティンホテルに記者を集めて行った。今回、宇多田ヒカルは、ユニバーサル・ジャパンからアルバム・リリースが一方的に発表されたことを批判しているが、実は、自分たちも最初は似たようなことを仕出かしていたのである。そういった意味では「因果応報」と言ってもいいだろう。
いずれにしても、何だかんだ言っても、「アイランド・デフ・ジャム」というレーベルは宇多田パパが好きだったと言われる。宇多多パパは米国に住んでいた頃、アイランド・デフ・ジャムのアーティストが大好きで、そのレーベルの作品ばかりを聴き、慣れ親しんでいた。それだけに「海外で宇多田ヒカルがやるんだったらアイランド・デフ・ジャムしかない」と思っていたのだ。
もちろん、宇多田ヒカルとの海外契約は、宇多田パパだけの意向ではない。当時、アイランド・デフ・ジャムの最高経営責任者(CEO)だったリオ・コーエン氏の存在も大きかった。コーエン氏は、デビュー当時から宇多田の才能を認め「米国進出するならウチで…」と大ノリだったのだ。要は、相思相愛の関係で契約を結んだわけだ。が、宇多田が不幸だったのは、アルバムをリリースする直前になって、そのコーエン氏がワーナー・ミュージックにヘッドハンティングされ、ワーナーUSレコードの会長に就任してしまったことだった。05年のことである。宇多田ヒカルにとっても、宇多田パパにとっても、思いっきりハシゴを外されてしまった思いだったのではないか?
とはいっても念願だった全米進出。ところが、宇多田ヒカルは全米プロモーションで、ラジオでのインタビューに応え「(アルバムが出て)お父さんが一番喜んでいる…」なんて発言もしていた。思わず、「アンタはどうなの!?」とツッコミたくなってしまった。
要は、娘・宇多田ヒカルの海外戦略は、宇多田ヒカルというより宇多田パパ・照實さんの思いだった。そう考えると、今回の宇多田ヒカルの発言も納得できるというもの。つまり、彼女自身はUtadaの活動に対して、さほどノリがなかったということだ。しかし、海外版も自身の作品である。そう少し、自分の作品に対して愛情があってもいいんじゃないかって思ってしまうが…。
ま、それはいいとして…。一説によれば、今回、ユニバーサルから海外版のベスト・アルバムが出ることが決まった際、照實さんは、ユニバーサル対して、アルバムの代案として、今年初めに行った“何ちゃって”っぽいワールドツアーのライブDVDの発売を提案してきたと言われる。
内容的には、今年1月15日にハワイ・ホノルルを皮切りに米国と英国を回ったものの中から、初日のホノルル「PIPELINE CAFF」で収録したものらしい。出来栄えについては不明だが、ここで言えることは、少なくともユニバーサルは、そのライブDVDを蹴ってベスト・アルバムの発売を強行したことだ。
それにしても、年来で無期限休業。「人間活動宣言」した宇多田ヒカルが、何故、EMIミュージックと世界契約を結ぶ必要があったのか? 冷静に考えたら、ユニバーサル=アイランド・でフ・ジャムへの嫌味としか思えない。ま、何だかんだ宇多田ヒカルが吠えているが、それも総て、照實さんの意向だったりして? しかし、海外版が売れて、もし印税が出たら当然、それは、しっかり受け取るだろうし、余り、批判はしない方がいいと思うのだが…。
いずれにしても、まずは11月24日発売のベストアルバムで結果を出すことである。
前週には、そのユニバーサルミュージックから龍馬伝・福山雅治のアルバムが出る。2週目とは言え強敵である!!