2時間でMCはたった3回。21曲を歌いまくり…アンドリュー・ロイド・ウェバーも絶賛か!? 平原綾香のコンサート!!

20100310090021_ed.jpg平原綾香のコンサート「新世界」を東京・渋谷のオーチャードホールで観てきた。自分のイメージ的としては似合わないコンサートかもしれないが、正直言って想像していた以上に素晴らしいステージだった。と言うのも、開演前は「きっと寝てしまうだろう…」と思っていたが、これが全く眠くならずに観ることが出来たのだ。笑っちゃいけない。これはコンサートを語る前提として一番重要なことである。
平原は今年、デビュー7年目だという。彼女は何かとヒット曲は多いが、何故かこれまでは縁がなかった。それが…。
今年3月。ロンドンで上演中のミュージカル「オペラ座の怪人」の”続編”とも言うべき「ラブ・ネバー・ダイズ(原題)」のタイトル曲を平原綾香が歌うことになり、このミュージカルの作曲とプロデュースを手がけるアンドリュー・ロイド・ウェバーに会いに、ロンドンに行ったことだった。平原は、アンドリュー・ロイド・ウェバーの指名で、会うなりアンドリューは「素晴らしい日本のアーティストと巡り合えた」と平原を絶賛していた【写真】
その後、平原らと一緒にミュージカルを観劇してきた。因みに、彼女の歌は「ラブ・ネバー・ダイズ」のサウンド・トラック・アルバム(ユニバーサルインターナショナルから発売中)に収録されている。
ま、そんなことが縁となり今回のコンサートを観に行ったわけだが当然、平原のコンサートを観るのははじめてだった。6月に和光市を皮切りにスタートした全国ツアー。34公演を展開してきて、今夜がそのファイナルだった。
彼女の曲は、基本的にクラシックのカバー曲が多いので、アルバムを聴いたことがなくても、馴染のある作品が多い。これは彼女の大きな武器になっている。しかも、ドラマや映画の主題歌も多い。
それにしても、凄いと思ったのは、コンサートの幕が開けてから6曲、時間にして30分、連続して歌い上げる。その間、喋りは一切ない。ようやく、MCに入り形式的に自己紹介をし、ツアータイトル「新世界」の説明をするや、また歌い出す。今度は、9曲を連続して歌った。とにかく、本編2時間、21曲の間で喋りは3回だけだった。いきものがかりでも驚いたが、平原のステージも凄い。しかも、ステージのクオリティーは高い。彼女は、大学時代はジャス・クラシックを専攻していたらしいが、やはり音楽大学出は基礎が出来ているのだろう。いずれにしても彼女のステージを観ていて、半分ぐらいは感心することばかりだった。
ファン層も広かった。前の席には、女子高生が何の意味があるのか、クマかなんかの着ぐるみを着て声援していた。しかも、持っているウチワには「綾香」という文字と「こっちを指さして」なんて書いてあった。また、「星つむぎの歌」の時は、青のペンライトで会場が埋め尽くされていた。会場ではTシャツなどグッズも販売されている。曲の合間には拍手と声援。なるほど、彼女はアイドルなんだぁ…。
ところで、今回の新曲は、クラシックではない。「Greensleeves」という曲で、イングランドの民謡。9月29日に発売されたらしいが、これも馴染のある作品をカバーしたもの。
「たどり着いた新世界は、過去のものでも未来のものでもない。今の自分だった」
なんて言っていた。
いずれにしても、あのアンドリュー・ロイド・ウェバーが観ても絶賛するに違いない。チケット料金6000円以上に価値のあるステージだった。