いきものがかり、2時間半も衣装替えせず出ずっぱりで8000人の声援に応えるステージは見応え十分!!

夕べのことだが、いきものがかりのライブを観に東京・日本武道館に行った。
「いきものがかり みなさん、こんにつあー!! 2010 全国あんぎゃー!! 〜ハジマリノウタ〜」とタイトルされた全国ツアーの東京公演。最近、自分から観たいと思うようなコンサートはなかったが、いきものがかりは、ちょっと観たい感じがしたのでチケット(5500円)を買って行った。ハッキリ言って、久しぶりの見応えのあるコンサートだった。
いきものがかりの全国ツアーは「全国47都道府県で60本」という大規模なもの。もちろん、日本武道館公演は初めてだ。どんなコンサートをやるのかと思って行った。まず感じたのは、チケット代の5500円である。これは昨今のコンサートとしては安い。で、まずステージを観たが、これといって大掛かりなセットがあるわけでもなし、驚くような仕掛けもない。音響もいいとは言えず、まあ、5500円程度のものだろう。しかし、彼らのステージは5500円以上の価値があった。
メジャー第1弾曲となった「SAKURA」で幕を開けたステージは、「真昼の月」「てのひらの音」「未来惑星」や「かえりたくなったよ」「YELL」、「じょいふる」「気まぐれロマンティック」…。そしてアンコールでは「キミがいる」や、NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌にもなっている「ありがとう」などを歌ったが、始まってから休憩なしで2時間半。これは大したものだ。
とにかく、ボーカルの吉岡聖恵は2時間半、1人で歌うばかりかステージを走り回り、ファンに向かって呼びかける。当然、ステージはライトで暑いだろうに、8000人の聴衆の声援に応えるのは並大抵なことじゃない。だいたい「休憩なしで2時間半」と書いたが、その2時間半、3人は上着を脱いだだけで、1回も衣装替えはなしである。1曲1曲の間は気にはなったが、とにかく、フルで出続け、トークと歌を貫き通していた。冷静に考えて「こりゃ、凄い!」と思った。
あと、ステージ上で、吉岡が水野を「リーダー、リーダー」と呼ぶのはちょっと気になったが、そのリーダーの水野良樹は「グループを結成して11年。デビューして5年目。たくさんの人と出会い、たくさんの人に助けられてここまできた」と興奮したように言っていたが、その謙虚さが彼らの人気のひとつだろう。武道館で立見席まで出ていた。
それにしても、正直言って吉岡は「紅白」のリハーサルぐらいしか、見たことがなかったが、
思っていたイメージとは違って、かなりエネルギッシュでエキサイティングだった。しかも、思っていた以上にボーカル力もある。やはり、いきものがかりを語る上で吉岡のボーカルというのは特徴的だ。また、水野をはじめ山下穂尊、そして吉岡と3人とも作詞、作曲が出来ると言うのも大きなパワーになっている。
それにしても、今回は全国47都道府県で全60回という大規模なツアーを繰り広げてきたが、11月6日からは、さらに「いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2010 〜なんでもアリーナ!!!〜」と題したアリーナ・ツアーも計画していると言う。
日程は、千葉・幕張メッセイベントホールを皮切りに横浜アリーナ(11・11、12)、大阪城ホール(11・16、17)、神戸ワールド記念ホール(11・20、23)、さいたまスーパーアリーナ(11・27)、そして名古屋・日本ガイシホール(名古屋市総合体育館=12・9、11、12)らしいが、これは11月3日に初のベスト・アルバム「いきものばかり 〜メンバーズBESTセレクション〜」が発売するということだから、そのアルバムに連動した形で計画しているのだろう。しかし、ちょっとやり過ぎである。首都圏で武道館をやった上に、3ヶ月の間に横浜アリーナ、幕張メッセ、さいたまスーパーアリーナとは…。ノリに乗っているいきものがかりのパワーを示したいのは分からないでもないが、果たして吉岡の喉は大丈夫なのか?ま、余計な心配かもしれないが…。