今回の舞台は評価が高かった!? ビンボー作家・朝倉薫の少女人形演劇「月光の不安」

holiday-P1030097.jpg東京・銀座の「みゆき館劇場」で上演中の「月光の不安」という舞台を観た。
ビンボー作家・朝倉薫の脚本・演出する舞台。「朝倉薫演劇団公演」と威張って言っているが、20年という長きに亘って続けてきた演劇団だが、厳しいのか何なのか…劇団員は数人である。そんな事情もあって結局は、外部プロダクションから出演者を集めての公演となっている。
その出演者は、かつてAKB48のメンバーだったらしい早野薫や、将棋界のアイドルを標榜する梨沙帆、それにグラビア、そして女優として活躍中の桜井まり…。もちろん、劇団員の北原マヤ嬢や西本早希嬢なんかも頑張って出演している。
それにしても、何で出演者が女ばかりかというと、舞台のテーマが「朝倉薫の少女人形舞台」。この“少女人形舞台”というのは、公演直前の8月2日に62歳になったばかりの朝倉さんの永遠のテーマらしい。早い話がライフワークとして取り組んできた。それだけに、これまでになく情熱というか熱意のようなものを感じだ。
内容に関しては現在、上演中だから詳細は書き記さないが、これまでの朝倉さんの演出する舞台の中では、意外に評判がいいようだ。上演時間は85分程度だが「アッという間に終わってしまった」とか「面白かった」とか…。観劇した人の8割以上が満足していたようだ。しかも、10代後半から20代に評価が高かった。これには少々、驚いた。単なる、出演者の知り合いが褒めただけなのか? 勘ぐったら色々あるだろうけど、まあ、よく考えたら朝倉さんのライフワークが、ちょっとは評価されたことになるのかもしれない!?
しかし、それにしては客入りが鈍い。20年もやってきた割には…。朝倉さんへの現実の評価はこんなものか? ということは、これからの朝倉さんのテーマは、そういった現実の部分にあるだろうね。単なる自己満足になってはいけない。エンタテインメントとして楽しめる舞台にして欲しいものである。
しかし、連日来ているようだが、早野のお母さんは実にユニークである。
今回の舞台では、最後のシーンで早野が衣装を切り裂かれるようなシーンがある。しかも、早野は18歳にしては“巨乳”のようで、体に巻いたサラシが微妙にズレる。朝倉さんは実はスケベ・オヤジだけに何気に喜ぶが、お母さんは「ハラハラしちゃった!」だって。
観たら分かるが、実際には大したシーンではない。しかし、18歳の早野にしては挑戦だったらしい。
だけど、所詮はAKB48とか言っているけど、中西里菜(やまぐちりこ)のようにAVに転身する子なんか出てきた。これからは、「元AKB48」の看板を狙って、あらゆるところからAV出演の交渉が殺到するに違いない。それは早野だって例外ではないだろう。そう言ったら、お母さんは
「冗談じゃない。私は、古い人間だから、そういったことには凄く抵抗があるの」。
まあ、その道に関しては、AKB48の成功でギョウカイからおだてられ、ますます“お調子者”になっているペテン師・秋元康も、サイド・ビジネスとして虎視眈々と狙っているかもしれない。最近では
「秋元さんは、今や金の亡者ですからね。何でも金になればいいと思っていますよ」
なんていう関係者の声も出てくる始末。
いずれにしても今回は、そんな守銭奴の権化ともいうべき秋元のことを書いているわけではない。そんな秋元なんかとは全く正反対のビンボー作家・朝倉薫の舞台について書いているわけだが、この公演は7、8日も昼夜2回が行われる。残り4公演…今回は、出演者も頑張っているし、観て後悔しない舞台になっている。

東宝で活躍した12年間を128頁に凝縮!! 加山雄三デビュー50周年を記念しDVD付写真集

holiday-BookCover.jpgholiday-holiday-Eleki.jpgデビュー50周年を迎えた“若大将”こと加山雄三の写真集「銀幕の若大将 加山雄三」が8月13日に東宝から発売されるという。何と、主演作「お嫁においで」(本多猪四郎監督=66年)のDVD付。加山の写真集といっても、それほど驚かないが、主演映画のDVD付の写真集というのはおそらく前代未聞のことだろう。
加山は、60年に「男対男」で映画デビューして以来、東宝の看板スターとして活躍した。今回の写真集は、東宝に在籍していた12年間を凝縮した内容の写真集となっている。
ところで加山は、60〜70年代の東宝時代に一世を風靡した“若大将シリーズ”含め主演してきた映画は64本にものぼる。しかも、映画と同時に「弾厚作」の名前で61年には自ら作曲した「夜の太陽」で歌手デビューし、「君といつまでも」「恋は紅いバラ」「お嫁においで」など次々にヒット曲を生み出し、当時、俳優でありながら11回も連続で「NHK紅白歌合戦」に出場した。
現在73歳というが「年齢を感じさせない大スター」として人気を得ている。音楽業界でも、さだまさし、南こうせつ…加山のファンは多い。しかも、作った借金もハンパじゃない。何から何までケタハズレのスターである。
ま、余談はいいとして、写真集には加山が主演した64本の映画作品の中から、それぞれの名場面を選りすぐり、128ページに凝縮している。「さまざまな表情を見せる加山の魅力を再発見できる写真集に仕上がっている」と東宝映像事業部の担当者は言っていた。
ところで、写真集に添付されている映画「お嫁においで」は、ノーカット版のDVDである。そういった意味では50周年の“若大将”には相応しい豪華な写真集となっている。
因みに、「お嫁においで」のセル用DVDが9月に東宝から発売される事情もあるのか?写真集の方は5000冊限定だという。A4版で価格は6500円(税込)。