柔道メダリスト谷亮子の参院選出馬の真相…小沢・民主党のご機嫌取りに走ったトヨタ(下)

image.jpg柔道の五輪金メダリスト谷亮子の参院選民主党比例代表出馬は、本来だったらトヨタ自動車にとっても他人事ではない。何故なら「トヨタ自動車の顔」的な存在だからだ。ところが、谷が参院選に出馬すると報じられても、トヨタから批判の声が全く聞こえてこない。本来なら、トヨタ自動車にとっても大変なこと。それが、出馬するからって簡単に会社まで辞められたらたまったもんじゃない。にも拘らず…。誰も、疑問に思わないのも不思議である。
要するに、谷の参院選出馬は、トヨタ自動車にとっても歓迎だったのだ。特に、豊田章男社長にとっては願ってもないことだったに違いない。
実は、トヨタ自動車は、プリウスの大規模なリコール問題に直面した際、民主党の幹事長だった小沢一郎に近づこうと、あらゆる策を練った。何せ、トヨタ自動車は、元社長で相談役の奥田碩が経団連の会長をやったりして、とにかく自民党にベッタリだった。しかし、政権は交代、民主党に移った。新社長になったばかりの豊田章男にとっては、さまざまな思惑があったに違いない。
そんな中、トヨタ自動車は現在、NHK大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬を演じている福山雅治にある楽曲を依頼しようとした。その楽曲とは、何と「ジョン万次郎を題材にした楽曲」だったというのだ。
ジョン万次郎【写真】とは、幕末の日本で、黒船来航でも知られる「日米和親条約」の締結に尽力した人物だ。本名は中濱萬次郎という日本人。高知では、龍馬も万次郎から聞いた世界観に影響を受けたと言われている。
では、何で、ジョン万次郎なのか? 
実は、「財団法人・ジョン万次郎ホイットフィールド記念国際草の根交流センター」の会長を小沢一郎が務めているのである。要するに、小沢一郎がリスペクトしているのが万次郎だったのだ。しかも、同センターの副会長は与謝野馨というから、トヨタ自動車としては、もってこいの話である。
いずれにしても、福山にジョン万次郎をテーマにした楽曲を作ってもらい、トヨタ自動車のCMにでも使えば、小沢先生もご機嫌になるに違いないだろう…。
しかし、結局、この話は幻になったようだ。ある事情通によれば、トヨタ自動車は、福山の所属する事務所「アミューズ」に内々の打診をしたと言われる。だが、その話が、どこでどうなってしまったのかは不明で「全く、聞いていないし、そういった企画があったこと自体も知らない」とアミューズの幹部は素っ気ない。一部には「すでに退社した役員に相談したのではないか」といった情報もあった。
いずれにしても、火のないところに煙は立たないのも事実。少なくとも、トヨタ自動車が小沢・民主党のご機嫌をとろうと、さまざまな企てをしていたことは確かだろう。
ジョン万次郎計画が空振りに終わり、トヨタ自動車は奥の手として、小沢からの打診されていた谷亮子の参院選出馬要請を受け入れたことは明白だろう。そういった意味でも、谷は負けられない。トヨタ自動車は社運をかけて谷、そして小沢一郎の推す候補者をバックアップするに違いない。ま、参院選後の民主党の顔ぶれはオール小沢チルドレンになることは確実だろう。