谷亮子の参院選出馬…トヨタが小沢・民主党に近づくため差し出 した候補者だった!?(上)

柔道の五輪金メダリスト谷亮子の参院選民主党比例代表出馬はトヨタ自動車の周到な小沢一郎取り込み工作だった!?  口さがない国民には「柔道だけやってりゃいいんだ」なんて叫ばれている谷の参院選出馬だが、そう言ってしまったら「ママでも金」なんて言っちゃいられない。単に谷だから出馬しちゃいけないのか? それとも小沢チルドレンだから悪いのか? 票取りパンダになるから悪いのか? いずれにしても批判の理由が明快ではない。
それにしても何故、参院選に谷亮子、なのか…である。
それは、ズバリ、谷の勤務してきた「トヨタ自動車」の事情である。
確かに、参院選出馬の会見で、谷は「本当に小沢(一郎)先生には本当に長い間、もう、田村亮子時代からずっと応援をしていただいておりました」
と言っていた。
そう言われると、小沢と谷は旧知の間柄で、以前から出馬を求められていたとか何とか、いろいろ理由がつく。しかし、谷の出馬は、そんな単純なものではない。
今回の出馬のキッカケになったのは、今年3月1日のことだった。谷は、国会内に小沢を訪ね当時、米国で起こったプリウスの大規模なリコール問題で揺れていたトヨタへの支援を直談判した。
谷は、学者ら有識者で組織する「トヨタ問題を考える有志の会」のメンバーとともに訪れたと言うが、いくら「トヨタの顔」的な存在だとしても、常識的に日本スポーツ界きってのアスリートにやらせることではない。…とすると、これはトヨタの小沢に対する特別な計らいだったと見る方が自然だ。谷は
「私も社員の1人。一連の問題を速やかに善処し解決できるよう、出来ることがあれば、サポートをいただきたい」
などと、愛社精神たっぷりに小沢に要望した。
その直談判の次が、参院選出馬宣言である。何とも分かりやすい構図である。
結局は、トヨタ自動車が、小沢・民主党に近づくために「「トヨタの顔」とも言うべき存在の谷を”献上”したと言ってもいい。
トヨタは、豊田章男氏が社長に就任してから、自民党ベッタリだった元社長で相談役の奥田碩と決別したとも言える。
そういった意味では、谷の出馬はイコール、オール・トヨタの支援を完全に得たことだと見ていいだろう。要するに、小沢は、参院選に向けて完全に体制を整えて幹事長を退任したと見た方がいいだろう。もはや、自民党の支持母体は完全に小沢によって切り崩されてしまった。つまり、今回の参院選は、投票率が伸びた場合、組織票にプラスして、どれだけ民主党が票を掘り起こすことが出来るかということだろう。そういった意味では、60人の当選も現実的かもしれない。
(つづく)